【完結 R18】ほかに相手がいるのに

～彼氏～

二度目の

「もう…ひどいよ、拓海…なんで、あんなこと、あんな場で…言うの…
私、恥ずかしくて、来週からどんな顔して杉崎さんに会えばいいのよ…　ちっちゃいとかなんとか…もう、ホント拓海なんて、大っ嫌い…」

私はほろ酔いで帰宅しながらも、拓海を睨みつけて怒りを露わにした…。

家族でも親戚でもない…単なる同僚の杉崎さんや林さんに、本来ならば洋服に隠れていて見えない…身体的な特徴のようなものを暴露されたような気がして…本当にいやだった。

「な～…そんな、怒るなよ…葉月っ…葉月ちゃ～ん…あの二人も結構飲んで酔っ払ってたから、俺が言ったそんな細かいこと、いちいち覚えてねえって…　、な…！葉月～、…機嫌、直せって…」
拓海が必死に弁解しながら、私に後ろから抱きつく…お酒臭い…完全に、飲み過ぎだ…。

「もう…誤魔化さないでよ…あの二人、拓海ほどにはお酒、飲んでなかったし、そんなに酔ってなかったよ…絶対、記憶されちゃったよ…拓海のバカ…」

私が、ぐちぐちと苦情を続けると、背後から、突然大きな手で、両方の胸をぐっとつかまれる。

「やっ…あっ…んっ！！っんっ、拓海…やっ…め…んんっ…」
ぐにぐにと…強引に揉まれる…　ああ…、少し痛い…でも、拓海の長い指先が胸をまさぐりながら、先の尖りを探し当て、押したり…引っ張ったり…微弱な刺激を加え始める…

「いや…ん、あ…ん、やだ…　ぁ…」声が漏れ出る…

「葉月…俺、あんなこと言ったけどさ…ほんとは…」そう言って、私の耳にふっと息を吹きかける…

生温かい空気の動きに…ビクンと…私の身体が跳ね上がる…

拓海は…いつもずるい…私が怒っていると…いつもこんな風にして身体を触ったり、私が敏感な部分をいじって…誤魔化す…。

拓海は私の胸を激しくまさぐりながら…言葉を続ける…