60 / 538
~彼氏~
解消
しおりを挟む
「はー…マジで、腹減った…なんかもう、外で食うのも面倒くさいし、このままここで食っちゃおうぜ…?」
シャワーを浴びた後、私がバスローブを羽織って部屋に戻ると、
くつろいでいた拓海がソファーに腰掛け、ホテルに備え付けのメニューを見ていた。
「ほら…葉月、見ろよ…最近のラブホってすげーのな…見てみろこの品数…マジで、普通のレストランと変わんねーくらい、色々あるぞ…パスタやら肉料理やら…ほら、鍋とかまであるぞ。あ、デザートもすげえ…うまそ…」
拓海がペラペラとメニューをめくり、私にソファーの隣に座るように促す。
「あ…本当だ…すごいね…うん、普通に美味しそう…ここで頼もっか…楽だし。拓海、好きなの頼んで…?」
私がそう言うと、「よし…じゃあ…俺適当に注文するから、分けて食べようぜ…えっと…」
私は料理の注文を拓海に任せ…シャワーを浴びている時も考えていたことに、もう一度頭を巡らせる。
拓海のセックスが…セックスの仕方が…なんとなく、変わった気がする…
これまでの…どちらかというと淡白なものと違い…今日はすごく…執拗だった。
確かに拓海が言うように、会えない期間が長くて男としての性欲が溜まっていたと言われればそれまでだけれど…
人が変わったような…そんな、違和感…。
もしかしたら…何か動画やそういうDVDでも見て…感化されたのか…もしくは勉強した…とか、だろうか…
拓海の変化…
その理由がなんなのかわからないけれど…拓海本人に、前と…セックスの仕方がなんとなく変わったね…?なんて
言えるキャラクターでもない私は、そのままやり過ごすことにした…。
少なくとも…私は…達してしまった…のだから…
本音を言うと、ものすごく…気持ち良かったのだ…。
拓海の指や舌が執拗に…私の秘部にもたらす断続的な刺激に、止めようとしても、喘ぎ声が止まらなかった…
今まで自分の中でだけ密かに抱えていた、拓海とのセックスに対する不満が…今日のセックスで一瞬で吹き飛んだような感覚…
拓海と私は…これでもう、大丈夫だ…
今まで私が…目を背けていた性の不一致が、もしも今後ずっとこんな形で解消されたなら…怖いものはない…。
私はこのまま、今まで通り、きっと…拓海を好きでいられる…
杉崎さんとどうこう…なんて考える隙間がないほどに、順調なのだ…
やはりあのキスは、間違いだった…
拓海ごめん、もう二度と、あんなことはしないから許して…
私は、心の中でそう拓海に謝罪して、
彼と並んで手を繋いでテレビを見ながら、ゆっくりと料理を待った。
シャワーを浴びた後、私がバスローブを羽織って部屋に戻ると、
くつろいでいた拓海がソファーに腰掛け、ホテルに備え付けのメニューを見ていた。
「ほら…葉月、見ろよ…最近のラブホってすげーのな…見てみろこの品数…マジで、普通のレストランと変わんねーくらい、色々あるぞ…パスタやら肉料理やら…ほら、鍋とかまであるぞ。あ、デザートもすげえ…うまそ…」
拓海がペラペラとメニューをめくり、私にソファーの隣に座るように促す。
「あ…本当だ…すごいね…うん、普通に美味しそう…ここで頼もっか…楽だし。拓海、好きなの頼んで…?」
私がそう言うと、「よし…じゃあ…俺適当に注文するから、分けて食べようぜ…えっと…」
私は料理の注文を拓海に任せ…シャワーを浴びている時も考えていたことに、もう一度頭を巡らせる。
拓海のセックスが…セックスの仕方が…なんとなく、変わった気がする…
これまでの…どちらかというと淡白なものと違い…今日はすごく…執拗だった。
確かに拓海が言うように、会えない期間が長くて男としての性欲が溜まっていたと言われればそれまでだけれど…
人が変わったような…そんな、違和感…。
もしかしたら…何か動画やそういうDVDでも見て…感化されたのか…もしくは勉強した…とか、だろうか…
拓海の変化…
その理由がなんなのかわからないけれど…拓海本人に、前と…セックスの仕方がなんとなく変わったね…?なんて
言えるキャラクターでもない私は、そのままやり過ごすことにした…。
少なくとも…私は…達してしまった…のだから…
本音を言うと、ものすごく…気持ち良かったのだ…。
拓海の指や舌が執拗に…私の秘部にもたらす断続的な刺激に、止めようとしても、喘ぎ声が止まらなかった…
今まで自分の中でだけ密かに抱えていた、拓海とのセックスに対する不満が…今日のセックスで一瞬で吹き飛んだような感覚…
拓海と私は…これでもう、大丈夫だ…
今まで私が…目を背けていた性の不一致が、もしも今後ずっとこんな形で解消されたなら…怖いものはない…。
私はこのまま、今まで通り、きっと…拓海を好きでいられる…
杉崎さんとどうこう…なんて考える隙間がないほどに、順調なのだ…
やはりあのキスは、間違いだった…
拓海ごめん、もう二度と、あんなことはしないから許して…
私は、心の中でそう拓海に謝罪して、
彼と並んで手を繋いでテレビを見ながら、ゆっくりと料理を待った。
1
お気に入りに追加
224
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子
ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。
Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。
【R-18】クリしつけ
蛙鳴蝉噪
恋愛
男尊女卑な社会で女の子がクリトリスを使って淫らに教育されていく日常の一コマ。クリ責め。クリリード。なんでもありでアブノーマルな内容なので、精神ともに18歳以上でなんでも許せる方のみどうぞ。
【R18】こんな産婦人科のお医者さんがいたら♡妄想エロシチュエーション短編作品♡
雪村 里帆
恋愛
ある日、産婦人科に訪れるとそこには顔を見たら赤面してしまう程のイケメン先生がいて…!?何故か看護師もいないし2人きり…エコー検査なのに触診されてしまい…?雪村里帆の妄想エロシチュエーション短編。完全フィクションでお送り致します!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる