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〜お互いの日常〜
密やかな
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歩きながら、杉崎さんが口を開く。
「水無月さんってさ…飲み会の時、あんまり食べたり飲んだりしてないよね…」
それは確かにそうだ…
私はああいう場では、人に料理を分けたり、飲み物を頼んだりと…そういうことばかりに気を取られ、自分のことが疎かになってしまいがち…結果的に、自分自身はあまり食べることができずに…終わる。
だから大抵、まだ全然お腹が空いていたりして…飲み会の夜は帰りにコンビニに寄ったりして、家で夜食を食べるのが常となっていた。
「あ…はい、実はそうなんです…なんだか無駄に、気にしなくても良いことが色々気になってしまって…結局自分自身リラックスして食べたり飲んだりできないんです…だから本当に大勢の飲み会、苦手で…」
そこは正直に告白する。他の人には言えなくても、杉崎さんにならそんな私の内面の話ができる…そんな気がしたからだ。
「やっぱり…そんな感じなんだね…でも、飲み会なんてさ、人のことはほっといて自分が好きなように飲んだり食べたりしたらいいのに…損しちゃうね…それだと。」杉崎さんが優しい表情で私にそう話す。
損をする性格…子供の頃から両親に言われ続けた言葉だ…そこは否定のしようがない。
「もしかして今も…まだおなか空いてるとかじゃない…?家近くのカフェかバーにでも行く…?
ちなみに俺はまだ小腹空いてるんだ…良かったらどうかな…?ひっそり二次会…」いたずらっ子のような目をして、杉崎さんが私を誘う。
「え…行きます…行きたいです…!」
私は…頭で考えるより先に、そう答えていた。
「水無月さんってさ…飲み会の時、あんまり食べたり飲んだりしてないよね…」
それは確かにそうだ…
私はああいう場では、人に料理を分けたり、飲み物を頼んだりと…そういうことばかりに気を取られ、自分のことが疎かになってしまいがち…結果的に、自分自身はあまり食べることができずに…終わる。
だから大抵、まだ全然お腹が空いていたりして…飲み会の夜は帰りにコンビニに寄ったりして、家で夜食を食べるのが常となっていた。
「あ…はい、実はそうなんです…なんだか無駄に、気にしなくても良いことが色々気になってしまって…結局自分自身リラックスして食べたり飲んだりできないんです…だから本当に大勢の飲み会、苦手で…」
そこは正直に告白する。他の人には言えなくても、杉崎さんにならそんな私の内面の話ができる…そんな気がしたからだ。
「やっぱり…そんな感じなんだね…でも、飲み会なんてさ、人のことはほっといて自分が好きなように飲んだり食べたりしたらいいのに…損しちゃうね…それだと。」杉崎さんが優しい表情で私にそう話す。
損をする性格…子供の頃から両親に言われ続けた言葉だ…そこは否定のしようがない。
「もしかして今も…まだおなか空いてるとかじゃない…?家近くのカフェかバーにでも行く…?
ちなみに俺はまだ小腹空いてるんだ…良かったらどうかな…?ひっそり二次会…」いたずらっ子のような目をして、杉崎さんが私を誘う。
「え…行きます…行きたいです…!」
私は…頭で考えるより先に、そう答えていた。
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