17 / 538
〜彼氏〜
嫉妬
しおりを挟む
それから、30分ほどでお店を後にした。
もちろん帰り際、杉崎さんと林さんに「失礼します。」と軽く会釈して店を出る。
歩きながら「葉月…あの男と一緒に仕事してんの…?」拓海が私に問う。
「うん。隣の席でね…私の指導係って感じかな。すごく優しくて、杉崎さんがいてくれて、本当に良かったよ…もう一人の指導係の人が…かなり微妙でさ…」本音を言う。
「…そっか…なんかさ…すっげー…男前じゃん…年齢は結構上っぽいけど…女にモテそうな…奴だな……葉月…」
拓海が、私を横目で見ながら呼びかける。「な…何…?」…少し、ドキリとする。
「お前さ…浮気とか、すんなよ…?」拓海が笑いながら、でも、少し真剣な目で、私に忠告する。
「はーー。…何、言ってんの…浮気とか、するわけないし…あのさ…拓海…さっきの杉崎さんは、あの一緒にいた彼女とつきあってるんだよ…そして私は拓海と付き合ってる。なのに…そんなことになるわけないじゃん…何言ってんのよ…全くもう…」そう言って、笑う。
「…だよな…?そうそう、わかってる。いや~あんまりに、アイツ…いや、杉崎さんって人?綺麗な顔…って言うか…歳食ってる割に、いい男…だったからさ…ちょっと、言ってみた。いや、俺も負けてはないんだけどな…へへっ」
拓海は負けてない…そう、拓海だって一般的に言うと、絶対にかっこいいと言われる部類の男性なのだ。
身長は180センチ以上あるし、肩幅とかもがっしりしていて、筋肉もある。いわゆるスポーツマン系。
杉崎さんより、骨太な感じで男らしい身体つき。顔だって、綺麗ではないけど、カッコいい…浅黒い肌にくっきりした目…でも少し垂れ目なところが、可愛いチャームポイントだと私は思っている。高校の時も、別のクラスの女子に告白されたとかなんとか…そういう噂だってあったくらいに、普通にモテていたから。
「…拓海、杉崎さんがカッコいいからって、ちょっと心配になっちゃったの?…確かにカッコいいとは思うけど…見たでしょ?杉崎さんには、職場にあんなに綺麗な彼女がいるんだよ…?なのに、私みたいなちんちくりんな女…相手にするわけ、ないじゃない…ふふ…」
拓海の嫉妬が…少し嬉しくなった私は…妙にハイテンションなまま帰路につく。
休みの日で、しかも久々に拓海と会って飲み過ぎたのか、少しだけふらつきながらも玄関ドアの鍵を開ける。
ドアを閉めてカギをかけた途端、拓海に背後から抱き締められて、よろめく。
「きゃ…。たっ…拓海… なに…酔ってるの…?」そう言うと…
「…葉月…一緒に…風呂入ろうぜ…久々に…俺、葉月と入りたい。しかも俺、ここの風呂初めてだから、葉月と入ってみたい…。」甘えたような声で私に囁く。
「…うん…イイよ…でも、大丈夫なの?酔ってない…?」聞くと「全然、だって俺、2杯しか飲んでないし…な?入ろうぜ…」そう言って、私をお風呂の脱衣所へぐいぐいと押していく。
お風呂はもともとタイマーをかけていて、帰宅の頃入れるようにセットしていた。
だから…ちょうどいいはいいけど…なんだか途端に気恥ずかしくなってくる。
「た…拓海…やっぱり、最初は別々に入らない…?」提案するも、「やだ…絶対…葉月と入る…んで、あんなことや、こんなこと、する…」
そう言って服を一枚一枚…脱がされ…裸にされて…浴室の椅子へ、座らされる。
「…葉月…可愛い…な…俺が全身…綺麗に…洗ってやるよ…」
…少し上ずった声でそう言って、拓海はスポンジを手にした…
もちろん帰り際、杉崎さんと林さんに「失礼します。」と軽く会釈して店を出る。
歩きながら「葉月…あの男と一緒に仕事してんの…?」拓海が私に問う。
「うん。隣の席でね…私の指導係って感じかな。すごく優しくて、杉崎さんがいてくれて、本当に良かったよ…もう一人の指導係の人が…かなり微妙でさ…」本音を言う。
「…そっか…なんかさ…すっげー…男前じゃん…年齢は結構上っぽいけど…女にモテそうな…奴だな……葉月…」
拓海が、私を横目で見ながら呼びかける。「な…何…?」…少し、ドキリとする。
「お前さ…浮気とか、すんなよ…?」拓海が笑いながら、でも、少し真剣な目で、私に忠告する。
「はーー。…何、言ってんの…浮気とか、するわけないし…あのさ…拓海…さっきの杉崎さんは、あの一緒にいた彼女とつきあってるんだよ…そして私は拓海と付き合ってる。なのに…そんなことになるわけないじゃん…何言ってんのよ…全くもう…」そう言って、笑う。
「…だよな…?そうそう、わかってる。いや~あんまりに、アイツ…いや、杉崎さんって人?綺麗な顔…って言うか…歳食ってる割に、いい男…だったからさ…ちょっと、言ってみた。いや、俺も負けてはないんだけどな…へへっ」
拓海は負けてない…そう、拓海だって一般的に言うと、絶対にかっこいいと言われる部類の男性なのだ。
身長は180センチ以上あるし、肩幅とかもがっしりしていて、筋肉もある。いわゆるスポーツマン系。
杉崎さんより、骨太な感じで男らしい身体つき。顔だって、綺麗ではないけど、カッコいい…浅黒い肌にくっきりした目…でも少し垂れ目なところが、可愛いチャームポイントだと私は思っている。高校の時も、別のクラスの女子に告白されたとかなんとか…そういう噂だってあったくらいに、普通にモテていたから。
「…拓海、杉崎さんがカッコいいからって、ちょっと心配になっちゃったの?…確かにカッコいいとは思うけど…見たでしょ?杉崎さんには、職場にあんなに綺麗な彼女がいるんだよ…?なのに、私みたいなちんちくりんな女…相手にするわけ、ないじゃない…ふふ…」
拓海の嫉妬が…少し嬉しくなった私は…妙にハイテンションなまま帰路につく。
休みの日で、しかも久々に拓海と会って飲み過ぎたのか、少しだけふらつきながらも玄関ドアの鍵を開ける。
ドアを閉めてカギをかけた途端、拓海に背後から抱き締められて、よろめく。
「きゃ…。たっ…拓海… なに…酔ってるの…?」そう言うと…
「…葉月…一緒に…風呂入ろうぜ…久々に…俺、葉月と入りたい。しかも俺、ここの風呂初めてだから、葉月と入ってみたい…。」甘えたような声で私に囁く。
「…うん…イイよ…でも、大丈夫なの?酔ってない…?」聞くと「全然、だって俺、2杯しか飲んでないし…な?入ろうぜ…」そう言って、私をお風呂の脱衣所へぐいぐいと押していく。
お風呂はもともとタイマーをかけていて、帰宅の頃入れるようにセットしていた。
だから…ちょうどいいはいいけど…なんだか途端に気恥ずかしくなってくる。
「た…拓海…やっぱり、最初は別々に入らない…?」提案するも、「やだ…絶対…葉月と入る…んで、あんなことや、こんなこと、する…」
そう言って服を一枚一枚…脱がされ…裸にされて…浴室の椅子へ、座らされる。
「…葉月…可愛い…な…俺が全身…綺麗に…洗ってやるよ…」
…少し上ずった声でそう言って、拓海はスポンジを手にした…
1
あなたにおすすめの小説
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
甘すぎるドクターへ。どうか手加減して下さい。
海咲雪
恋愛
その日、新幹線の隣の席に疲れて寝ている男性がいた。
ただそれだけのはずだったのに……その日、私の世界に甘さが加わった。
「案外、本当に君以外いないかも」
「いいの? こんな可愛いことされたら、本当にもう逃してあげられないけど」
「もう奏葉の許可なしに近づいたりしない。だから……近づく前に奏葉に聞くから、ちゃんと許可を出してね」
そのドクターの甘さは手加減を知らない。
【登場人物】
末永 奏葉[すえなが かなは]・・・25歳。普通の会社員。気を遣い過ぎてしまう性格。
恩田 時哉[おんだ ときや]・・・27歳。医者。奏葉をからかう時もあるのに、甘すぎる?
田代 有我[たしろ ゆうが]・・・25歳。奏葉の同期。テキトーな性格だが、奏葉の変化には鋭い?
【作者に医療知識はありません。恋愛小説として楽しんで頂ければ幸いです!】
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる