【続編・BL】とある、満月に近い日の夜にアイツは俺を…

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俺は恐る恐る口を開く。

「…あの…死ぬとかっていうのは、冗談だよな…？言葉のあや、みたいなやつ…だよな？」

真壁を見ると真剣な目が俺を見つめていた。

「ん…？本当だよ…あのさ、吸血鬼って血を求めるだろ…？定期的に飲まないとどんどん凶暴化してヤバくなってくって…あれ…」

「あ…   ああ… 」

吸血鬼って…そんな話、だっけ…？
そもそもマジで存在すんの… ？
…ふと、
頭の隅でそんなふうに思いながらも、俺は相槌を打つ。

「あれと同じだよ…定期的にやんないと凶暴化する… どんどん、自分の欲望を抑えられなくなる…下手したらセックス だけでは済まない… 人間に襲いかかったり… 噛み付いたり他にも色々… 」

「い…色々… ？…」

「ああ…このまま自分を抑えていると…色々、してしまう可能性がある…悪くすると怪我では済まない…もしかしたらころ… … 」

「ころ…！？ころ、なんだよ！？…」

「いや…いい、…とにかく俺だって半分人間だし、人間に危害を加えたいわけじゃないんだよ… 普通に人間として…いままで通り高校生として暮らしていきたいわけ…」

「はあ… 」

「だからさ…人類を救うと思って…いや、他のクラスメートを救うと思ってさ…」

　　　　え… 

クラスメートって…どういう、ことだ…？

　　　　　俺は真壁を見返した…