4 / 25
4
しおりを挟む
「…おい、葉山… おまえ、どんだけガツガツ食ってんの…?そんな腹減ってたんか…」
「…あ…?別に…」
俺は田中の言葉を軽く流しながら、ものすごいスピードでお昼のかつ丼定食をかっくらう。
真鍋と絡むことなく、早く食べ終わって教室に戻る…
それだけのために、学食にしてはうまくて安いって評判のカツ丼を猛スピードで口に運ぶ…
ああ…ある意味、もったいない…
「ああぁ…そんな、食い方して…おまえ、可愛い顔が台無し…ファンが減るぞ…」
「ぶふっ … !」思わず吹き出しそうになる。
何がファンだ…まだ引っ張るのか… 学祭の時のこと…
「あほ…田中…おまえは黙って食え…」
俺は正面の真壁を一切見ないようにしながら、とにかく目の前のかつ丼を平らげることに集中する。
不意に「そうだ、真壁…おまえ聞いたぞ…なんか文化祭の後から、めっちゃモテてんだって!?」
「え…?」真壁の驚いたような声…
あほ…田中…!
何、真壁にサラッと文化祭の話、振ってんだよ…
このタイミングで余計なことをするなよと、突っ込みをいれたくなる…
あほあほ…
「…あ…?別に…」
俺は田中の言葉を軽く流しながら、ものすごいスピードでお昼のかつ丼定食をかっくらう。
真鍋と絡むことなく、早く食べ終わって教室に戻る…
それだけのために、学食にしてはうまくて安いって評判のカツ丼を猛スピードで口に運ぶ…
ああ…ある意味、もったいない…
「ああぁ…そんな、食い方して…おまえ、可愛い顔が台無し…ファンが減るぞ…」
「ぶふっ … !」思わず吹き出しそうになる。
何がファンだ…まだ引っ張るのか… 学祭の時のこと…
「あほ…田中…おまえは黙って食え…」
俺は正面の真壁を一切見ないようにしながら、とにかく目の前のかつ丼を平らげることに集中する。
不意に「そうだ、真壁…おまえ聞いたぞ…なんか文化祭の後から、めっちゃモテてんだって!?」
「え…?」真壁の驚いたような声…
あほ…田中…!
何、真壁にサラッと文化祭の話、振ってんだよ…
このタイミングで余計なことをするなよと、突っ込みをいれたくなる…
あほあほ…
0
お気に入りに追加
19
あなたにおすすめの小説


どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。


久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる