32 / 60
官能的な彼女
しおりを挟む
俺は由良さんと、カウンターの席に座る。
料理はいつも、自分から積極的に選ばない由良さんだから、
いつも通り、それぞれ一人何品かは選ぶことに決めて、4~5品の料理と
スパークリングワインを注文した。
彼女を横目でチラッと見る…
相変わらず、綺麗で…睫毛が長くて…色が白くて、ヤバいくらいに、可愛い…。
俺が彼女のことを好きだから、見た目も一層、そう感じるのかもしれないけど…
今こうやって二人で並んでいるだけで…俺は、幸せな気持ちになる。
何度も思うことだけど…
こんな魅力的な彼女を長いこと放っておいて、しかも寂しい、とか…言わせてしまう彼女の夫は、マジで、バカじゃないのか…とか、思ったり…する。
世間では、
とても綺麗な奥さんがいる旦那が、なぜだか外で、他の割と普通の女とシレっと不倫していたり。
夫婦円満に見える夫婦の両方が、実はほかの異性とダブル不倫をしていたり…
実はうちの職場でも…部署は違うけど、あやしいって言われてるカップルがいる…お互いに既婚者、なのに。
「スパークリングワインと、チーズの盛り合わせ、お待たせしました」
カウンター内から、突然声をかけられ、ハッとする。
いかん、…また、自分の世界に入りかけていた、隣に由良さんがいるのに…。
「乾杯!」由良さんが可愛くグラスをならし、それをゆっくりと口に運ぶ。
唇にワイングラスをあて、首をクイッと上げる仕草…ヤバい…色っぽい…この魅力的な唇に…俺…キス…したんだな…しかも…舌を…入れて…しまった…
ヤバい…何を思い出してんだ…俺…、落ち着け…
ふっと目を逸らすと、次は彼女のタイトスカートが…目に入る…
カウンターだから…当然彼女の全身が…目に入っちゃうんだけど…一番ヤバいのは、スカートの切れ目…スリットって言うんだっけ?…それがぱっくり前方斜めに…入っていて…彼女の太ももが…露わに…。
とはいえ、彼女はいつも黒いパンストを履いていて生足ではないんだけど…スリットからチラッと覗く官能的な太ももは俺を十分…誘惑してくる。
男は、全てを見せられるより…チラッと覗く、何か…に、目を奪われるもの。
たとえば、まさにタイトスカート。歩くたびにスリットから覗く綺麗な脚に、目を奪われる。
あと、前方にかがんだ時にだけ、キャミソールの隙間からほんの一瞬、覗く、見えそうで見えない胸の谷間。
あと、長い髪を、食事の前にささっと束ねた瞬間に見える、うなじやら、耳元…
そういう意味で、由良さんは本当に俺の、いや、多分世間一般、全男性の、ドストライクゾーン…を、多分意識的にではなく、無意識に…いってる気がする。
その彼女の…魅力的な太ももに、もし…触れたら…キス、なんて出来たら…
俺の妄想は、とどまることを知らない…。
いつか本当に、妄想では我慢できず…手を出してしまいそうだ…、
俺はワインを飲みながらそう思った。
つづく
料理はいつも、自分から積極的に選ばない由良さんだから、
いつも通り、それぞれ一人何品かは選ぶことに決めて、4~5品の料理と
スパークリングワインを注文した。
彼女を横目でチラッと見る…
相変わらず、綺麗で…睫毛が長くて…色が白くて、ヤバいくらいに、可愛い…。
俺が彼女のことを好きだから、見た目も一層、そう感じるのかもしれないけど…
今こうやって二人で並んでいるだけで…俺は、幸せな気持ちになる。
何度も思うことだけど…
こんな魅力的な彼女を長いこと放っておいて、しかも寂しい、とか…言わせてしまう彼女の夫は、マジで、バカじゃないのか…とか、思ったり…する。
世間では、
とても綺麗な奥さんがいる旦那が、なぜだか外で、他の割と普通の女とシレっと不倫していたり。
夫婦円満に見える夫婦の両方が、実はほかの異性とダブル不倫をしていたり…
実はうちの職場でも…部署は違うけど、あやしいって言われてるカップルがいる…お互いに既婚者、なのに。
「スパークリングワインと、チーズの盛り合わせ、お待たせしました」
カウンター内から、突然声をかけられ、ハッとする。
いかん、…また、自分の世界に入りかけていた、隣に由良さんがいるのに…。
「乾杯!」由良さんが可愛くグラスをならし、それをゆっくりと口に運ぶ。
唇にワイングラスをあて、首をクイッと上げる仕草…ヤバい…色っぽい…この魅力的な唇に…俺…キス…したんだな…しかも…舌を…入れて…しまった…
ヤバい…何を思い出してんだ…俺…、落ち着け…
ふっと目を逸らすと、次は彼女のタイトスカートが…目に入る…
カウンターだから…当然彼女の全身が…目に入っちゃうんだけど…一番ヤバいのは、スカートの切れ目…スリットって言うんだっけ?…それがぱっくり前方斜めに…入っていて…彼女の太ももが…露わに…。
とはいえ、彼女はいつも黒いパンストを履いていて生足ではないんだけど…スリットからチラッと覗く官能的な太ももは俺を十分…誘惑してくる。
男は、全てを見せられるより…チラッと覗く、何か…に、目を奪われるもの。
たとえば、まさにタイトスカート。歩くたびにスリットから覗く綺麗な脚に、目を奪われる。
あと、前方にかがんだ時にだけ、キャミソールの隙間からほんの一瞬、覗く、見えそうで見えない胸の谷間。
あと、長い髪を、食事の前にささっと束ねた瞬間に見える、うなじやら、耳元…
そういう意味で、由良さんは本当に俺の、いや、多分世間一般、全男性の、ドストライクゾーン…を、多分意識的にではなく、無意識に…いってる気がする。
その彼女の…魅力的な太ももに、もし…触れたら…キス、なんて出来たら…
俺の妄想は、とどまることを知らない…。
いつか本当に、妄想では我慢できず…手を出してしまいそうだ…、
俺はワインを飲みながらそう思った。
つづく
0
お気に入りに追加
72
あなたにおすすめの小説


会社の上司の妻との禁断の関係に溺れた男の物語
六角
恋愛
日本の大都市で働くサラリーマンが、偶然出会った上司の妻に一目惚れしてしまう。彼女に強く引き寄せられるように、彼女との禁断の関係に溺れていく。しかし、会社に知られてしまい、別れを余儀なくされる。彼女との別れに苦しみ、彼女を忘れることができずにいる。彼女との関係は、運命的なものであり、彼女との愛は一生忘れることができない。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。

ヤンデレエリートの執愛婚で懐妊させられます
沖田弥子
恋愛
職場の後輩に恋人を略奪された澪。終業後に堪えきれず泣いていたところを、営業部のエリート社員、天王寺明夜に見つかってしまう。彼に優しく慰められながら居酒屋で事の顛末を話していたが、なぜか明夜と一夜を過ごすことに――!? 明夜は傷心した自分を慰めてくれただけだ、と考える澪だったが、翌朝「責任をとってほしい」と明夜に迫られ、婚姻届にサインしてしまった。突如始まった新婚生活。明夜は澪の心と身体を幸せで満たしてくれていたが、徐々に明夜のヤンデレな一面が見えてきて――執着強めな旦那様との極上溺愛ラブストーリー!
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる