【完結】あの可愛い人妻を、誰か俺に譲ってください。

もえこ

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官能的な彼女

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俺は由良さんと、カウンターの席に座る。

料理はいつも、自分から積極的に選ばない由良さんだから、
いつも通り、それぞれ一人何品かは選ぶことに決めて、4~5品の料理と
スパークリングワインを注文した。

彼女を横目でチラッと見る…

相変わらず、綺麗で…睫毛が長くて…色が白くて、ヤバいくらいに、可愛い…。
俺が彼女のことを好きだから、見た目も一層、そう感じるのかもしれないけど…
今こうやって二人で並んでいるだけで…俺は、幸せな気持ちになる。

何度も思うことだけど…

こんな魅力的な彼女を長いこと放っておいて、しかも寂しい、とか…言わせてしまう彼女の夫は、マジで、バカじゃないのか…とか、思ったり…する。

世間では、
とても綺麗な奥さんがいる旦那が、なぜだか外で、他の割と普通の女とシレっと不倫していたり。

夫婦円満に見える夫婦の両方が、実はほかの異性とダブル不倫をしていたり…

実はうちの職場でも…部署は違うけど、あやしいって言われてるカップルがいる…お互いに既婚者、なのに。


「スパークリングワインと、チーズの盛り合わせ、お待たせしました」
カウンター内から、突然声をかけられ、ハッとする。
いかん、…また、自分の世界に入りかけていた、隣に由良さんがいるのに…。

「乾杯!」由良さんが可愛くグラスをならし、それをゆっくりと口に運ぶ。
唇にワイングラスをあて、首をクイッと上げる仕草…ヤバい…色っぽい…この魅力的な唇に…俺…キス…したんだな…しかも…舌を…入れて…しまった… 

ヤバい…何を思い出してんだ…俺…、落ち着け…
ふっと目を逸らすと、次は彼女のタイトスカートが…目に入る… 
カウンターだから…当然彼女の全身が…目に入っちゃうんだけど…一番ヤバいのは、スカートの切れ目…スリットって言うんだっけ?…それがぱっくり前方斜めに…入っていて…彼女の太ももが…露わに…。

とはいえ、彼女はいつも黒いパンストを履いていて生足ではないんだけど…スリットからチラッと覗く官能的な太ももは俺を十分…誘惑してくる。

男は、全てを見せられるより…チラッと覗く、何か…に、目を奪われるもの。

たとえば、まさにタイトスカート。歩くたびにスリットから覗く綺麗な脚に、目を奪われる。

あと、前方にかがんだ時にだけ、キャミソールの隙間からほんの一瞬、覗く、見えそうで見えない胸の谷間。

あと、長い髪を、食事の前にささっと束ねた瞬間に見える、うなじやら、耳元…

そういう意味で、由良さんは本当に俺の、いや、多分世間一般、全男性の、ドストライクゾーン…を、多分意識的にではなく、無意識に…いってる気がする。

その彼女の…魅力的な太ももに、もし…触れたら…キス、なんて出来たら…

  俺の妄想は、とどまることを知らない…。
 
  いつか本当に、妄想では我慢できず…手を出してしまいそうだ…、
                   俺はワインを飲みながらそう思った。


                              つづく







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