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小杉
出会い
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入学式の朝、当日
ぶっかぶかの制服に身を包んだ可愛過ぎる彼とぶつかった。
彼女じゃない
彼だ…
俺は正面からの突進に驚きつつも、彼を見下ろし「ごめん」とだけ、口にした。
彼は恐る恐る低い位置から俺を見上げて
「す!すみません!!」と震えるような声で、言葉を発した。
何、この子…
この、男子…
白い…白過ぎる肌だ…
背がやたら…こう言うと失礼かもしれないが、やたらと小さい…
そして、体の線が細い…
制服を着ていてもわかる…華奢な体の作りが見て取れる…
まるで女の子、みたいだ…
まるで、自分の姿を俺から…いや、全ての人から隠すように…隠れるようにして、真新しい高校の鞄を抱え込んだまま、キョロキョロと辺りを見渡している。
あまりに、挙動不審だ…
誰か、人でも探しているんだろうか…
彼の顔を、もう一度盗み見る…
うわ… なんか、
とりあえず、目がでかい…
鼻筋が通っているが、鼻は小さめ…
唇が薄い… そしてなんだか桃色だ…
髪は薄茶色…栗色に近い…直毛…
太陽に透けてキラキラと光っている…
ぞくりと、した…
ヤバい…
この子は…俺的に、ヤバい…
直感だった。
ぶっかぶかの制服に身を包んだ可愛過ぎる彼とぶつかった。
彼女じゃない
彼だ…
俺は正面からの突進に驚きつつも、彼を見下ろし「ごめん」とだけ、口にした。
彼は恐る恐る低い位置から俺を見上げて
「す!すみません!!」と震えるような声で、言葉を発した。
何、この子…
この、男子…
白い…白過ぎる肌だ…
背がやたら…こう言うと失礼かもしれないが、やたらと小さい…
そして、体の線が細い…
制服を着ていてもわかる…華奢な体の作りが見て取れる…
まるで女の子、みたいだ…
まるで、自分の姿を俺から…いや、全ての人から隠すように…隠れるようにして、真新しい高校の鞄を抱え込んだまま、キョロキョロと辺りを見渡している。
あまりに、挙動不審だ…
誰か、人でも探しているんだろうか…
彼の顔を、もう一度盗み見る…
うわ… なんか、
とりあえず、目がでかい…
鼻筋が通っているが、鼻は小さめ…
唇が薄い… そしてなんだか桃色だ…
髪は薄茶色…栗色に近い…直毛…
太陽に透けてキラキラと光っている…
ぞくりと、した…
ヤバい…
この子は…俺的に、ヤバい…
直感だった。
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