【BL・R18】運良く異世界転生できたが、俺の結婚相手が男って…マジですか？

目覚め

８

布の上から触られているにも関わらず…
先端部分をつまんでねじられるだけで、身体が跳ねそうになる…

強い力で揉みしだかれ、口内も容赦なくなめあげられ、
身体中に、恥ずかしいほどの快感が走るのを止められない…。

もうやだ…女の身体ってこうも…敏感で、感じやすいだなんて…

「…くくっ…」

やっと唇が離され、胸からも手が離れ…ウェンリーが俺を見下ろす。

「おまえ…なんか、感じやすいみたいだから…本当に、調教し甲斐があるな…　楽しみにしておく。」

調教…だと…　…　　？？

俺はカッとなり、奴からさらに何歩も後ずさりし、口を開く。

「ふざけんな…　何が、調教だ…　とにかく俺は帰る…じゃあ、な…」

「気を付けて帰ってくださいね。まあ、良いお返事、お待ちしています…」

馬車に乗った後に、最後にそう、ウェンリーが俺の耳元で囁く。

「…　ふん…　じゃあ、な…　」

馬車が、ガラガラと音を立てて城へ向かう。

莫大な借金を抱えているという俺の家…
この縁談は、簡単に断れるものではない…　

そのことは間違いなく、
　　俺の中に暗い影を落としていた…。