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~杉崎~
独占欲
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「あ… あの… 杉崎さん… ?」
「… ん… ごめん… なんでも、ないよ…ちょっと、考え事… 」
「…考え…ごと…?…」
彼女の顔が不安げに揺れる…。
ハッとする…。
この状況で…
俺は何を正直に、
彼女に考え事などと伝えてしまったのだろうか…
かといって、うまい切り返しや訂正の言葉など、見つからない…
もはやこの今の俺の心の内を、思い切って彼女に伝えてみようか…
拓海とのことが気になっている…気になって仕方ない…
そんな俺の、今のこの、胸の内を…
別れた男にこだわって…
過去の男とのことを気にして… こんな状況で、モヤモヤし、嫉妬するなど…
彼女に、小さい男だなと思われてしまうだろうか…
いや…もう、いい…
今は、そんなことはどうでも…
今、彼女の傍にいるのは俺… この俺なのだから…
俺は静かに彼女に跨る…。
ギシリと、ベッドが音を立てる…。
ベッドが沈んだ瞬間、
びくんと身体を震わせ、彼女が俺を見上げる…。
可愛くて仕方ない…
彼女の綺麗な瞳が俺をまっすぐに見つめてくるが、
もはや、男の欲望にまみれた俺はその眼を直視できない…。
「…好きだ、水無月さん…胸…見せて… 」
手を伸ばし、ゆっくりと彼女の胸を隠している細い腕を、どかす…
「 あっ … や、 っ…」
彼女は再び隠そうとするが、俺はその細い腕をシーツに縫い付けるかのように抑えこむ…。
白くて丸いふくらみが露わになり、そこに顔を近づけていく…。
「や、っ …あの… お風呂… 」
「お風呂なんて…後で、いい… 隠しちゃ…駄目 …可愛い… … 」
ぺろりと彼女の紅い先端を舐めあげると、「あっ …」と…
小さくのけ反りながら発する、彼女の甘い声がたまらない…。
「… んっ… やっ… ぁ…いや 」
「 … ん … … 」
嫌だと言われても、やめる気はさらさらない…。
片方の胸をなめあげながら、もう片方の胸を、手のひらで強弱をつけて揉みしだく…。
「ぁっ …やあっ… 」
「… 気持ち…いい…?ここが、…感じる…?」
「や、ぁ… 聞か…ない でっ …あぁっ… 」
俺の舌から逃げるかのように顔を左右に振る姿からも、彼女が感じているのは明らかだ…
ぞくりと、なんとか抑えようとしていた欲望が再び、頭をもたげ始める…。
本当は…
こんな…愛撫などする余裕は、ない…
もういっそ、いますぐ入れてしまいたい…
彼女の中に…高ぶった自身を埋め込んで… 彼女を、愛したい… 滅茶苦茶にしたい…。
誰にも触れさせない…
誰にも、彼女のこんな淫らな姿は見せたくない…
これはきっと、独占欲…
こんな感情は知らない…
苦しい…
我慢がきかない… もう、抑えようがない…
「 …下… 脱がすよ… 」
俺は静かに、彼女の耳に囁いた…。
「… ん… ごめん… なんでも、ないよ…ちょっと、考え事… 」
「…考え…ごと…?…」
彼女の顔が不安げに揺れる…。
ハッとする…。
この状況で…
俺は何を正直に、
彼女に考え事などと伝えてしまったのだろうか…
かといって、うまい切り返しや訂正の言葉など、見つからない…
もはやこの今の俺の心の内を、思い切って彼女に伝えてみようか…
拓海とのことが気になっている…気になって仕方ない…
そんな俺の、今のこの、胸の内を…
別れた男にこだわって…
過去の男とのことを気にして… こんな状況で、モヤモヤし、嫉妬するなど…
彼女に、小さい男だなと思われてしまうだろうか…
いや…もう、いい…
今は、そんなことはどうでも…
今、彼女の傍にいるのは俺… この俺なのだから…
俺は静かに彼女に跨る…。
ギシリと、ベッドが音を立てる…。
ベッドが沈んだ瞬間、
びくんと身体を震わせ、彼女が俺を見上げる…。
可愛くて仕方ない…
彼女の綺麗な瞳が俺をまっすぐに見つめてくるが、
もはや、男の欲望にまみれた俺はその眼を直視できない…。
「…好きだ、水無月さん…胸…見せて… 」
手を伸ばし、ゆっくりと彼女の胸を隠している細い腕を、どかす…
「 あっ … や、 っ…」
彼女は再び隠そうとするが、俺はその細い腕をシーツに縫い付けるかのように抑えこむ…。
白くて丸いふくらみが露わになり、そこに顔を近づけていく…。
「や、っ …あの… お風呂… 」
「お風呂なんて…後で、いい… 隠しちゃ…駄目 …可愛い… … 」
ぺろりと彼女の紅い先端を舐めあげると、「あっ …」と…
小さくのけ反りながら発する、彼女の甘い声がたまらない…。
「… んっ… やっ… ぁ…いや 」
「 … ん … … 」
嫌だと言われても、やめる気はさらさらない…。
片方の胸をなめあげながら、もう片方の胸を、手のひらで強弱をつけて揉みしだく…。
「ぁっ …やあっ… 」
「… 気持ち…いい…?ここが、…感じる…?」
「や、ぁ… 聞か…ない でっ …あぁっ… 」
俺の舌から逃げるかのように顔を左右に振る姿からも、彼女が感じているのは明らかだ…
ぞくりと、なんとか抑えようとしていた欲望が再び、頭をもたげ始める…。
本当は…
こんな…愛撫などする余裕は、ない…
もういっそ、いますぐ入れてしまいたい…
彼女の中に…高ぶった自身を埋め込んで… 彼女を、愛したい… 滅茶苦茶にしたい…。
誰にも触れさせない…
誰にも、彼女のこんな淫らな姿は見せたくない…
これはきっと、独占欲…
こんな感情は知らない…
苦しい…
我慢がきかない… もう、抑えようがない…
「 …下… 脱がすよ… 」
俺は静かに、彼女の耳に囁いた…。
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