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~杉崎~
妄想
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彼女の何がそうさせるのか、わからない。
顔を見ると、キスをしたくて…
キスをすると、舌をからめたくなって…
彼女の可愛らしい白い胸に、触れたくて…激しく、揉みたくなって…
彼女の細い、脚を… 開いて…
あの、場所に… 指を… そして…
「はあっ… 駄目、だ… 」
俺は、自身の淫らな妄想を振り払うかのように、自分の手で顔を覆い尽くす…。
また、彼女の白い裸体を、頭の中で想像してしまいそうになる…
自分が、怖い… やばい…
今日…やっと、智花に別れを告げることができた…。
智花は間違いなく、俺の相手が彼女だと予想している。
実は内心で、彼女のことを良く思っていない可能性だってある…
智花は来年夏に研修を終え東京に戻ってくる以上、その種の心配はないといえば、嘘になる…。
だが… 俺の中では、なんとか、一つの区切りをつけることが出来た。
俺は、ようやく、自由になった。
誰に責められることもなく、自分の意志で…自由に行動できる身になったのだ…。
だからこそ、今、すぐ…彼女に会いたくて、仕方ない… 今すぐ抱き締めたい。
今度こそ… やっと… 堂々と… 罪悪感を持たずに…前とは違う気持ちで、彼女と向き合える…。
「… … …」
だが、…彼女の方が、まだなのだ…
彼女があの男に、別れを告げるまで…
綺麗さっぱり、男と別れて…切れて、しまうまでは…
それまでは…
この、彼女を強く抱き締めたい気持ちを…
どうしようもないほどの、男の欲望を…抑えよう…。
俺は時計を見る…夜の8時過ぎ…さすがにまだ、起きている時間だろう。
彼女にメールしてみようか…
いや…ほんの少しでも…声が聞きたい…。
もういっそ、電話してみようか…。
俺は寝転んだまま、
バッグから携帯を取り出した…。
顔を見ると、キスをしたくて…
キスをすると、舌をからめたくなって…
彼女の可愛らしい白い胸に、触れたくて…激しく、揉みたくなって…
彼女の細い、脚を… 開いて…
あの、場所に… 指を… そして…
「はあっ… 駄目、だ… 」
俺は、自身の淫らな妄想を振り払うかのように、自分の手で顔を覆い尽くす…。
また、彼女の白い裸体を、頭の中で想像してしまいそうになる…
自分が、怖い… やばい…
今日…やっと、智花に別れを告げることができた…。
智花は間違いなく、俺の相手が彼女だと予想している。
実は内心で、彼女のことを良く思っていない可能性だってある…
智花は来年夏に研修を終え東京に戻ってくる以上、その種の心配はないといえば、嘘になる…。
だが… 俺の中では、なんとか、一つの区切りをつけることが出来た。
俺は、ようやく、自由になった。
誰に責められることもなく、自分の意志で…自由に行動できる身になったのだ…。
だからこそ、今、すぐ…彼女に会いたくて、仕方ない… 今すぐ抱き締めたい。
今度こそ… やっと… 堂々と… 罪悪感を持たずに…前とは違う気持ちで、彼女と向き合える…。
「… … …」
だが、…彼女の方が、まだなのだ…
彼女があの男に、別れを告げるまで…
綺麗さっぱり、男と別れて…切れて、しまうまでは…
それまでは…
この、彼女を強く抱き締めたい気持ちを…
どうしようもないほどの、男の欲望を…抑えよう…。
俺は時計を見る…夜の8時過ぎ…さすがにまだ、起きている時間だろう。
彼女にメールしてみようか…
いや…ほんの少しでも…声が聞きたい…。
もういっそ、電話してみようか…。
俺は寝転んだまま、
バッグから携帯を取り出した…。
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