110 / 224
~杉崎~
侵食
しおりを挟む
「… … … 」彼女のここに…
彼女の、中に…
直接、奴のそれが… 入ったと想像するだけで、吐き気がしそうだ…。
彼女を愛おしく思う気持ちは嘘じゃない…
だが、同時に、このまま…彼女の全てを奪ってしまいたいと思っている自分がいる…。
俺以外の、男の影を…
あの男が彼女にしたこと…
その、忌々しい残像を全て、消し去りたい…
俺が、彼女の記憶を…
奴の、影を…これまで男が彼女にしてきた行為の全てを…全て、塗りつぶしたい…
そんな、これまで感じたことのないような、どろどろとした感情…
感じたこともない、嫉妬心…
そして、怒り…
それとともに、
男として彼女を組み伏せたい欲望がじわじわと、俺を…俺の正常な思考を、侵食し始める…。
「… … … 」
無言で彼女を見つめる…。
綺麗な瞳が… 小さな赤い唇が…
そこから時折のぞく、可愛らしい舌が…俺をどうしようもないほどに魅了する…。
彼女が、どんなに嫌だと言っても…
部屋が明るいから恥ずかしいと、叫んでも…
このまま、この勢いのままに…
俺の、たぎるような欲望を…彼女に…彼女の中に…
… いや、… 駄目だ…そんなことをすれば、あの男と同じではないか…
冷静に、
なれ…
何か…話をして…なんとかして、頭を冷やさねば…
「… 大丈夫… ?」
なんとか…そう、口にした…。
むしろ、自分に言いたい言葉だ… 俺は、果たして、大丈夫なのか…
抑える自信がない…
「…は、駄目っ… んっ …んぁ… 動かさ、ないで… 」小さな声に、ハッとする…。
「あぁ… ごめん… じゃあ… … 」
気付いたかのように、指を、静かに引き抜くと、
「あっ、ん…」と… 彼女のか細い声が、耳をくすぐった。
彼女のそんな声も、可愛くてどうしようもない…。
「… 気持ち…良かった…? 」
「… やっ…そんなこと… 」
赤面する彼女が愛おしい…
俺は無言で、彼女を抱き締めた…。
彼女の、中に…
直接、奴のそれが… 入ったと想像するだけで、吐き気がしそうだ…。
彼女を愛おしく思う気持ちは嘘じゃない…
だが、同時に、このまま…彼女の全てを奪ってしまいたいと思っている自分がいる…。
俺以外の、男の影を…
あの男が彼女にしたこと…
その、忌々しい残像を全て、消し去りたい…
俺が、彼女の記憶を…
奴の、影を…これまで男が彼女にしてきた行為の全てを…全て、塗りつぶしたい…
そんな、これまで感じたことのないような、どろどろとした感情…
感じたこともない、嫉妬心…
そして、怒り…
それとともに、
男として彼女を組み伏せたい欲望がじわじわと、俺を…俺の正常な思考を、侵食し始める…。
「… … … 」
無言で彼女を見つめる…。
綺麗な瞳が… 小さな赤い唇が…
そこから時折のぞく、可愛らしい舌が…俺をどうしようもないほどに魅了する…。
彼女が、どんなに嫌だと言っても…
部屋が明るいから恥ずかしいと、叫んでも…
このまま、この勢いのままに…
俺の、たぎるような欲望を…彼女に…彼女の中に…
… いや、… 駄目だ…そんなことをすれば、あの男と同じではないか…
冷静に、
なれ…
何か…話をして…なんとかして、頭を冷やさねば…
「… 大丈夫… ?」
なんとか…そう、口にした…。
むしろ、自分に言いたい言葉だ… 俺は、果たして、大丈夫なのか…
抑える自信がない…
「…は、駄目っ… んっ …んぁ… 動かさ、ないで… 」小さな声に、ハッとする…。
「あぁ… ごめん… じゃあ… … 」
気付いたかのように、指を、静かに引き抜くと、
「あっ、ん…」と… 彼女のか細い声が、耳をくすぐった。
彼女のそんな声も、可愛くてどうしようもない…。
「… 気持ち…良かった…? 」
「… やっ…そんなこと… 」
赤面する彼女が愛おしい…
俺は無言で、彼女を抱き締めた…。
11
お気に入りに追加
95
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
抱きたい・・・急に意欲的になる旦那をベッドの上で指導していたのは親友だった!?裏切りには裏切りを
白崎アイド
大衆娯楽
旦那の抱き方がいまいち下手で困っていると、親友に打ち明けた。
「そのうちうまくなるよ」と、親友が親身に悩みを聞いてくれたことで、私の気持ちは軽くなった。
しかし、その後の裏切り行為に怒りがこみ上げてきた私は、裏切りで仕返しをすることに。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる