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~智花~
疲労
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「じゃあ~まったね~拓海君!またゆっくりご飯でもしよ~ね~」
「…ああ…」
「すみません、遅くまでお邪魔しました。」
「いえいえ、全然… じゃあ、また… おやすみなさい」
「おやすみなさ~い」
「おやすみなさい」
ドアの前で互いに挨拶をかわし、私と瑠衣は隣の部屋に向かった。
・・・・・・・
「は~~楽しかったな~あ!智花さん、そこに座ってくださいね~」
「 …はあっ…瑠衣ちゃん…まったくもう… 」
座った途端に、声が出てしまう。
それほどに疲れた… 疲労困憊だ…。
まさか、こんな形で…
こんな、予想もしない形で…あの子の彼氏に会うことになろうとは…
瑠衣の隣の家が…拓海の家だとは…
あまりにも衝撃的な時間だった…。
「えっ… … 」
私のぼやきを受けて…瑠衣が驚いた表情を浮かべる。
「お隣さんの部屋に行くなら行くで、言って欲しかったな…いきなりでもう…ほんとびっくりしちゃった…」
「あ~~ ごめんなさ~い!自分だけの中で完結させちゃってました~拓海君にしばらく会ってなかったから…アイス買って乗り込んじゃおうって思ってて…でも確かに、智花さんの立場だったら、いきなりなんだよって、むかつきますよね…ごめんなさい…」
瑠衣が、申し訳なさそうに私に頭を下げるが、その顔は依然として微笑んでいる…。
拓海と会えて嬉しかったのだろうか…。
やっぱり、憎めない…
私は笑って…
でも…
その時一番気になることを口にした。
「…ああ…」
「すみません、遅くまでお邪魔しました。」
「いえいえ、全然… じゃあ、また… おやすみなさい」
「おやすみなさ~い」
「おやすみなさい」
ドアの前で互いに挨拶をかわし、私と瑠衣は隣の部屋に向かった。
・・・・・・・
「は~~楽しかったな~あ!智花さん、そこに座ってくださいね~」
「 …はあっ…瑠衣ちゃん…まったくもう… 」
座った途端に、声が出てしまう。
それほどに疲れた… 疲労困憊だ…。
まさか、こんな形で…
こんな、予想もしない形で…あの子の彼氏に会うことになろうとは…
瑠衣の隣の家が…拓海の家だとは…
あまりにも衝撃的な時間だった…。
「えっ… … 」
私のぼやきを受けて…瑠衣が驚いた表情を浮かべる。
「お隣さんの部屋に行くなら行くで、言って欲しかったな…いきなりでもう…ほんとびっくりしちゃった…」
「あ~~ ごめんなさ~い!自分だけの中で完結させちゃってました~拓海君にしばらく会ってなかったから…アイス買って乗り込んじゃおうって思ってて…でも確かに、智花さんの立場だったら、いきなりなんだよって、むかつきますよね…ごめんなさい…」
瑠衣が、申し訳なさそうに私に頭を下げるが、その顔は依然として微笑んでいる…。
拓海と会えて嬉しかったのだろうか…。
やっぱり、憎めない…
私は笑って…
でも…
その時一番気になることを口にした。
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