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~拓海~
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「ほら~拓海君!社会人でしょう…?固まってないで、まずは、ご挨拶、ご挨拶!いつも瑠衣がお世話になってます~って、言うべきでしょ?」
は…?
なんで、俺が挨拶…?
意味が分からないが、口が勝手に動き始める。
「あ… は、 …はじ…め… 」
はじめまして…なのか…? それとも… …
「初めまして…すみません…夜分に突然…私…瑠衣さんと仲良くさせていただいている林といいます…よろしくお願いします。」
そう言って、彼女はぺこりと頭を下げる。
… はじめ、まして … ?
初めましてで、いいのか…?
もう一度、智花を見るが、無言のまま、俺をじっと見つめている…。
いいんだな…そういう設定で、いけって…ことでいいんだよな…?
内心で…
まずは…相手がそんな風に言ってくれたことに、ホッとする俺。
なんとか、言葉を返す…。
「はじめまして… 長谷川、拓海といいます…よろしくお願いします…」
何が、よろしくだよ… 我ながら、しらじらしいな…
自分自身に突っ込みを入れたくなる…。
そして、さっきから、背中を…変な汗が伝い始めている…。
冬だというのに、汗が…だくだくだ…
もうダメだ… とにかくこういう時は、早くドアを閉めるに限る…。
気付けば、言葉を発していた。
「あっ…すみません…俺ちょっと急用があって…じゃあっ、すみません俺は、これでっ…」
ドアを閉めようとするが、即座にドアを抑えて反発する瑠衣…。
「ちょっと~!せっかくコンビニで高級アイス買って来たんだよう!ちょっとでいいから、いれてよ~智花さんにも悪いじゃ~ん…!」
「や…マジで、今日は無理だって…」
思わず、林智花に目くばせをしてしまう。
瑠衣… 今日だけはおとなしく…さっさと、帰ってくれ…。
おまえの後ろにいるその人は…杉崎って奴の彼女であり…
葉月の彼氏が、俺であることを知っている人間だ…。
つまりは、ヤバい…
今のこの状況は非常にヤバいのだ…
こんな夜に、いきなり俺の家に…瑠衣が連れてくるくらいだ…。
もうとっくに、瑠衣と俺の関係を…
つまり、瑠衣と俺に…身体の関係があるってことを知っているかもしれない…。
瑠衣が、こんな調子で面白おかしく、俺との関係性を彼女に話していたとしても、ちっとも不思議じゃない。
そうだとすると… 色々ヤバい…
は…?
なんで、俺が挨拶…?
意味が分からないが、口が勝手に動き始める。
「あ… は、 …はじ…め… 」
はじめまして…なのか…? それとも… …
「初めまして…すみません…夜分に突然…私…瑠衣さんと仲良くさせていただいている林といいます…よろしくお願いします。」
そう言って、彼女はぺこりと頭を下げる。
… はじめ、まして … ?
初めましてで、いいのか…?
もう一度、智花を見るが、無言のまま、俺をじっと見つめている…。
いいんだな…そういう設定で、いけって…ことでいいんだよな…?
内心で…
まずは…相手がそんな風に言ってくれたことに、ホッとする俺。
なんとか、言葉を返す…。
「はじめまして… 長谷川、拓海といいます…よろしくお願いします…」
何が、よろしくだよ… 我ながら、しらじらしいな…
自分自身に突っ込みを入れたくなる…。
そして、さっきから、背中を…変な汗が伝い始めている…。
冬だというのに、汗が…だくだくだ…
もうダメだ… とにかくこういう時は、早くドアを閉めるに限る…。
気付けば、言葉を発していた。
「あっ…すみません…俺ちょっと急用があって…じゃあっ、すみません俺は、これでっ…」
ドアを閉めようとするが、即座にドアを抑えて反発する瑠衣…。
「ちょっと~!せっかくコンビニで高級アイス買って来たんだよう!ちょっとでいいから、いれてよ~智花さんにも悪いじゃ~ん…!」
「や…マジで、今日は無理だって…」
思わず、林智花に目くばせをしてしまう。
瑠衣… 今日だけはおとなしく…さっさと、帰ってくれ…。
おまえの後ろにいるその人は…杉崎って奴の彼女であり…
葉月の彼氏が、俺であることを知っている人間だ…。
つまりは、ヤバい…
今のこの状況は非常にヤバいのだ…
こんな夜に、いきなり俺の家に…瑠衣が連れてくるくらいだ…。
もうとっくに、瑠衣と俺の関係を…
つまり、瑠衣と俺に…身体の関係があるってことを知っているかもしれない…。
瑠衣が、こんな調子で面白おかしく、俺との関係性を彼女に話していたとしても、ちっとも不思議じゃない。
そうだとすると… 色々ヤバい…
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