【BL・R18】優しくて残酷な男でも…幸せになれますか？

俺の領域

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「あ…っ　う…んっ… 真中、やめ…ろっ…」

真中は俺の胸の尖りを、丹念に愛撫し続ける…。

くにくにと…こねるように触れられ、何度もびくんと身体が跳ね上がる…。

「ほら…ね、見てくださいよ岡田さん。新名さんのこのやっばいえろ顔… 目も潤んでとろとろだし…。新名さんは胸が感じやすいんです…。まあ、俺がつい最近開発中、なんですけどね…」

「う…ばか、　変なこと言うなっ…    あっ！…んっ… やめ…」
いきなり、真中に片方の突起を少し乱暴に引っ張られ、ひりつくような痛みを覚えるが、それと同時に… 

 おかしな感覚が俺に小さな波のように、じわじわと襲いくる。

「ほら…ね、こうすると…少し痛いけど気持ち良いんでしょう… ？…岡田さん、ちゃんと見えてます…？これまで岡田さんは新名さんと仲良かったのかもしれませんが、こんな顔…感じてる表情… こんな一面は見たこと、なかったんじゃないですか…っていうか、新名さん…」

くにくにと俺の胸の先を少し乱暴に弄るのを止めずに、真中が今度は俺に顔を向ける。

「はっ…んうっ　… な、…なんだ　… …よ、　んっ…」

「ヤバすぎでしょう…その顔… 新名さんの白過ぎる肌も…桃色にほてり始めましたよ…  目も潤み過ぎ…。 もしかして、誘ってます…？もっとひどく、して欲しいとか…？さすがですね…新名さんはMの…ドMの、鏡ですね… ふふっ…」

真中が両方の指で突然俺のそれを、きゅっとつまみ上げる。

「ひあっ　…んっ　　　…馬鹿っ！…  や　めっ…」

「岡田さん… そのまま見守っていてくださいね。もう少し実演は続きます…。」

「こら…いい加減、これ解いて…もうやめっ…  んっ！う…ん」
まだ話しているのに、顎を掴まれ唇をいきなり塞がれて、熱い舌を何度も絡められ…言葉を飲み込まれる…。

「んっ… ん　　ふ…んっ… んん」　　

…苦し…     

それでも指の胸への愛撫は止まらず、くにくにと回転するようにこねくり回され、もう駄目…だ、おかしくなりそうだ…

「んっ　…ん…  」　
肌の上を…俺の敏感な場所を…
じわじわと侵食してくる真中の　指の動きと、
口内を這い回る、舌…


岡田…もう、見ないで、欲しい…

もう、今すぐ帰ってくれ…。
恥ずかし過ぎるこの痴態…見られたくない。

俺は祈るような気持ちで、真中に深いキスをされたまま、岡田の方に視線を向ける…。


そこには…
さっきとは明らかに違う表情の、岡田がいた。

　　　　　　　岡田… … … ？

返事はない…。
初めて見る、岡田の表情…。

　　　目が、少しだけ…血走っていて…
　
　　　　俺は少しだけ、怖くなった。