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俺の領域
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「新名さん、すみません… 俺… どうやら、新名さんのことが、好きみたいです…。
つまりコイツ…真中の言うとおりだ…自覚するのに、かなり時間を要しました…。でも…もう多分、間違いない…」
岡田を見る…。なんか、男の目…
欲情をはらんだような、熱い双眸が俺に向けられていて…
いや… 嘘、だろう … は… ??
おいおい・・・おいおいおい・・・何、言ってんだ岡田…
俺とおまえの付き合いはもう、3年以上にもなる…。
その間、お互いに彼女の話をしたり一緒に飲みに行ったり、これまで普通の同僚として仲良くやって来ただろう…?
そこに、好きとか嫌いとか…
ましてや真中の言うような肉体的にどうこうとか…そういうのは一切、なかったはずだ…。
「な…何…言って… お…岡田… ?…しっかりしろよ…!それってさ、人として…だよな…」
「違う… 人として、じゃない…みたいです…すみません新名さん…」岡田の低い声…。
「あははっ… すごいよね、岡田さん…気付くの遅すぎでしょう…?もっと早くに気付いていたら、俺に先を越されることもなかったのにね…キスどころか、もう新名さんのいろんなところ、触っちゃいましたよ、俺…」
「…は…?触った… どこに… ?」 岡田の、更に低い声…
もう…何が何だか、よくわからない…
これは夢か… ん… きっと、夢だよな…
俺はとても現実とは思えない、このどうしようもない現実に、めまいを覚えた…。
つまりコイツ…真中の言うとおりだ…自覚するのに、かなり時間を要しました…。でも…もう多分、間違いない…」
岡田を見る…。なんか、男の目…
欲情をはらんだような、熱い双眸が俺に向けられていて…
いや… 嘘、だろう … は… ??
おいおい・・・おいおいおい・・・何、言ってんだ岡田…
俺とおまえの付き合いはもう、3年以上にもなる…。
その間、お互いに彼女の話をしたり一緒に飲みに行ったり、これまで普通の同僚として仲良くやって来ただろう…?
そこに、好きとか嫌いとか…
ましてや真中の言うような肉体的にどうこうとか…そういうのは一切、なかったはずだ…。
「な…何…言って… お…岡田… ?…しっかりしろよ…!それってさ、人として…だよな…」
「違う… 人として、じゃない…みたいです…すみません新名さん…」岡田の低い声…。
「あははっ… すごいよね、岡田さん…気付くの遅すぎでしょう…?もっと早くに気付いていたら、俺に先を越されることもなかったのにね…キスどころか、もう新名さんのいろんなところ、触っちゃいましたよ、俺…」
「…は…?触った… どこに… ?」 岡田の、更に低い声…
もう…何が何だか、よくわからない…
これは夢か… ん… きっと、夢だよな…
俺はとても現実とは思えない、このどうしようもない現実に、めまいを覚えた…。
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