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続き?
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「さて…今から、何しましょっか…さっき、邪魔されちゃったんで俺としては続き…したいんですけど」
岡田との電話が終わった途端に、真中がふわりと極上の美形で微笑んで、俺の方に再び、ゆっくりと近付いてくる。
冗談じゃない、続きとか…あるわけない。
ああ…
さっき、俺はこいつに何を言われて、何をされたんだっけ…ドMとか…色々おかしなこと言われて… なんか、頭がまとまらない…
とりあえず、回避だ。
さっさと寝てもらって、明日の朝、速攻追い出すしかない。
「…珈琲、…飲んだなら今すぐ、シャワー、浴びてきてくれ…タオルは棚にあるからどれでも使って。」
「え… マジで…!?」
キラキラと光る笑顔を見せる真中…
さっきも風呂入るように言ったぞ?
なぜにそんな風に、喜ぶ… ?
「新名さん、やっとその気になってくれたんですね…まずは身体の関係から…全然ありですよね。俺はシャワーとかなくても気になんないですけど…まあ、最初だから…では喜んで行ってきます。風呂の配置…あ、うちと真逆みたいですね、お借りしま~す。」
「は…?おまえ、なに言っ…」
人の話もろくに聞かずにいそいそと、まるで新妻のようにリビングを出て行く真中をあっけに取られたまま、見送る。
マイペースな男…
思考が…
思考過程が自由過ぎる…
いや、自由というより…
あほだ… 完全なる、
完璧なる、どあほう…
何がその気だ…そんな気になるわけない…
男となんて…今まで考えたこともない…
俺は何度も言うが、
ゲイでは決してないのだから…。
男とどうこうとか…想像すらしたことない…
それにしてもさっきの岡田は、明らかに不機嫌だった… いつもは穏和な岡田…なのに…
よほど、真中のいい加減さに呆れたのだろう…後日、フォローしとかないと…
俺はこの時点ではそんな風に呑気に構えていたのだが、
事態は、
そんな簡単なことでも、なかったみたいだ…
岡田との電話が終わった途端に、真中がふわりと極上の美形で微笑んで、俺の方に再び、ゆっくりと近付いてくる。
冗談じゃない、続きとか…あるわけない。
ああ…
さっき、俺はこいつに何を言われて、何をされたんだっけ…ドMとか…色々おかしなこと言われて… なんか、頭がまとまらない…
とりあえず、回避だ。
さっさと寝てもらって、明日の朝、速攻追い出すしかない。
「…珈琲、…飲んだなら今すぐ、シャワー、浴びてきてくれ…タオルは棚にあるからどれでも使って。」
「え… マジで…!?」
キラキラと光る笑顔を見せる真中…
さっきも風呂入るように言ったぞ?
なぜにそんな風に、喜ぶ… ?
「新名さん、やっとその気になってくれたんですね…まずは身体の関係から…全然ありですよね。俺はシャワーとかなくても気になんないですけど…まあ、最初だから…では喜んで行ってきます。風呂の配置…あ、うちと真逆みたいですね、お借りしま~す。」
「は…?おまえ、なに言っ…」
人の話もろくに聞かずにいそいそと、まるで新妻のようにリビングを出て行く真中をあっけに取られたまま、見送る。
マイペースな男…
思考が…
思考過程が自由過ぎる…
いや、自由というより…
あほだ… 完全なる、
完璧なる、どあほう…
何がその気だ…そんな気になるわけない…
男となんて…今まで考えたこともない…
俺は何度も言うが、
ゲイでは決してないのだから…。
男とどうこうとか…想像すらしたことない…
それにしてもさっきの岡田は、明らかに不機嫌だった… いつもは穏和な岡田…なのに…
よほど、真中のいい加減さに呆れたのだろう…後日、フォローしとかないと…
俺はこの時点ではそんな風に呑気に構えていたのだが、
事態は、
そんな簡単なことでも、なかったみたいだ…
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