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俺のテリトリー

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微妙な静けさの中、
俺はマシンにカプセルをセットする。
豆も粉もあるが、来客の時はこれが一番楽だ。彼女もこれが好きで…

俺…今頃、何思い出してんだろ…
俺は前の彼女の思い出を無理矢理に頭から追い出し、マグカップにコーヒーを抽出し、真中に差し出す。

「はい…これ、飲んだらお風呂、入っていいから…着替えは…えっと、…俺ので大丈夫かな…後で出しとくから…」

完全に俺より…デカイな…
俺でも身長は180近くあるんだが…多分こいつはもっと…あるな…

「お風呂まで入っていいんですか!?マジですみません、ありがたいです…!あ…珈琲、うまい…ところで新名さん…この前俺が話したこと、考えてくれました…?」

「… …は?」
「あの、俺とお試しでって、話です…」

ニコニコと微笑む、真中…
目が点になる… いや、きっと俺の目は今…
点になっていると思う…。

何、言ってるんだろう…この男は…

やっぱり家にあげるんじゃなかった…
漠然と、そう思った瞬間だった…
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