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お仕事
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「今日はありがとうございました。明日からも引き続きよろしくお願いします。」
真中と森下は、周りに丁寧にお礼のあいさつをした後、その場を去って行った。
時間は夜10時前
なんか疲れた… もう、すぐ帰ろう…
「新名…と、岡田!良かったらこの後、バーとかどこでもいいんで、二次会行かん…?」
出来上がりかけた同期に誘われるも、疲れもあってイマイチ気乗りしなかった俺は「悪い…ちょっと疲れたから俺はここで、…お疲れ様…!」と、即座に断りを入れる。
「あ…新名さん、俺も一緒に帰ります…!」
岡田が慌てたように俺に駆け寄り、横を歩き出す。
「そういえば新名さん、アイツと部屋が隣って言ってましたけど、本当に大丈夫なんですか…?簡単にアイツを部屋に上げちゃダメですよ?…気を付けてください…アイツはなんか、油断も隙もない気がするんですよ…俺…」
「あ…ああ・・そうだな…」俺は思わず、ゴクリと喉を鳴らす…。
岡田、ごめん…
馬鹿な俺は、既に奴を部屋に上げてしまったんだ…
それだけならいいが、あんなヤバいこと、されちまった…
男に触れられてイカされるとか…
岡田には口が裂けても言えない…。
「あ、…っと、もう駅か… じゃあな、岡田…また明日…」
「はい… おやすみなさい。」
駅で別れ、足早に自宅へ向かうと、なぜだかそこに…
はあ… ??
なんでいるんだ…?
俺の家の、ドアの前の床に体操座りのようなポーズで座り込んでいる真中…
「ああ!新名さん!おかえりなさい…!俺、待ってました!」
満面の笑みで俺を見上げる真中…心なしか目が、キラキラ光っている…。
「はあ…!?…なんで …てか、そこ退いてくれ…」
なんなんだ、…目的は…? 本当に、よくわからない人種だ…。
俺は呆然と、奴の顔を見つめた…。
真中と森下は、周りに丁寧にお礼のあいさつをした後、その場を去って行った。
時間は夜10時前
なんか疲れた… もう、すぐ帰ろう…
「新名…と、岡田!良かったらこの後、バーとかどこでもいいんで、二次会行かん…?」
出来上がりかけた同期に誘われるも、疲れもあってイマイチ気乗りしなかった俺は「悪い…ちょっと疲れたから俺はここで、…お疲れ様…!」と、即座に断りを入れる。
「あ…新名さん、俺も一緒に帰ります…!」
岡田が慌てたように俺に駆け寄り、横を歩き出す。
「そういえば新名さん、アイツと部屋が隣って言ってましたけど、本当に大丈夫なんですか…?簡単にアイツを部屋に上げちゃダメですよ?…気を付けてください…アイツはなんか、油断も隙もない気がするんですよ…俺…」
「あ…ああ・・そうだな…」俺は思わず、ゴクリと喉を鳴らす…。
岡田、ごめん…
馬鹿な俺は、既に奴を部屋に上げてしまったんだ…
それだけならいいが、あんなヤバいこと、されちまった…
男に触れられてイカされるとか…
岡田には口が裂けても言えない…。
「あ、…っと、もう駅か… じゃあな、岡田…また明日…」
「はい… おやすみなさい。」
駅で別れ、足早に自宅へ向かうと、なぜだかそこに…
はあ… ??
なんでいるんだ…?
俺の家の、ドアの前の床に体操座りのようなポーズで座り込んでいる真中…
「ああ!新名さん!おかえりなさい…!俺、待ってました!」
満面の笑みで俺を見上げる真中…心なしか目が、キラキラ光っている…。
「はあ…!?…なんで …てか、そこ退いてくれ…」
なんなんだ、…目的は…? 本当に、よくわからない人種だ…。
俺は呆然と、奴の顔を見つめた…。
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