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お仕事

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「お疲れ様~」
「お疲れ~ …」
その日の夕方6時過ぎ…
仕事を終えた社員が次々と挨拶を終え、帰っていく。

遂に、俺と岡田は職場で二人だけになった。

「…新名さん、今日の臨採…マジでビビりましたね…アイツらですよね…二人とも…」

「…ん…そうだな…俺もびっくりした…まさか…だよな…」

「俺…なんかアイツ…ちっこい眼鏡くんはともかく、あのデカいイケメンとは上手くやれる気がしません…。

あの時直接注意しても、いまいちな反応だったし…なんていうか、大人をなめてるっていうか、…マジで明日からアイツらの指導とか…気が重いです…」

「…そうだな、本当に…」

岡田…本当におまえの言うとおりだ…
アイツは…真中は、大人をなめてる…いや、…間違いなく、俺をなめてる…。
注意も何も…嫌がる俺を縛って無理矢理…あんなこと、されるとか…
あそこ、握られて刺激されて… イカされて … おまけに、キス…

「… …ん?新名さん、どうしました…?顔、真っ赤ですけど…」
「えっ… !?…あっ… と、 いや、なんかこの部屋、暑くない…?も、そろそろ帰ろうかな…」
「大丈夫ですか?…そうですね、もう帰りましょう。お疲れ様でした」

あんなことを思い出して顔を赤面させるとか、俺もまだまだだ…
岡田に変に思われるし、冷静に、冷静に…。
俺と岡田は駅で別れ、俺は帰路へ急いだ。

そこに…待ち受けていたもの…
        今、一番…会いたくないのに…
なんで、今出てくる…? 
マンション廊下…鍵を取り出すその瞬間、
 そこに現れた人物…

     ちょうど部屋の中から出てきた、真中だった…。



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