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変な男
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「あ!あのっ…!良かったら…!今から俺の部屋に来ませんか…?俺、引っ越してきたばっかなんで疲れちゃって…ついさっきピザ頼んだんすけど、デカすぎてまだ全然、手をつけてなくて…良かったら!一緒に…」
「いや…あの…そんな、いきなりは…」
引っ越しそばならぬ、引越しピザか…いや…そもそも、いきなり、家に来いってなんだ…フレンドリー過ぎだろ…
「いきなりお邪魔なんて悪いですから…お疲れでしょうし…あの、また日を改めて…」
俺が引くと、奴がすぐさま乗り出してくる。
「じゃあ!俺がお邪魔していいですか…?」
は…?なんでそうなる…?
こいつの頭の中は、一体どうなっている…?
「いやいや…そんな…あの、部屋…散らかってますし、いきなりそんな…」
「俺は気にしません!」
いやいや、俺が気にする…。
「あの、とにかく冷めてしまうんで、ピザすぐ、持ってくるんで…飲み物もあるんで…少し待っててください…!」
奴はそう言って、部屋に戻ろうとする。
いつ、俺が承諾した…?
意味がわからない…
「あの…っ!ちょっと…待っ…!」
バタン… ドアの閉まる音…。
どれだけ、強引な男なんだ…
いかんせん、あのルックスだ…あの顔と柔らかな微笑みを武器に、今まであんな風にして強引に女の家に転がり込んだんじゃないだろうか…
俺はとぼとぼと部屋へ戻り、承諾した覚えもないのに、なんとなく部屋を整える…。
俺は押しに弱いのだ…
今までの女性との交際もほとんど向こうから… やっぱりなかなか人間の性格は変わらない…。
変な男だが、まあ…そこまで悪い奴にも見えない… まあ、いいか…少し話して帰ってもらおう…
俺は諦めて、コーヒーの準備を始めた…。
結果…あんなことになるなんて、
いや…あんなことをされるなんて…想像もしていなかったんだ…
「いや…あの…そんな、いきなりは…」
引っ越しそばならぬ、引越しピザか…いや…そもそも、いきなり、家に来いってなんだ…フレンドリー過ぎだろ…
「いきなりお邪魔なんて悪いですから…お疲れでしょうし…あの、また日を改めて…」
俺が引くと、奴がすぐさま乗り出してくる。
「じゃあ!俺がお邪魔していいですか…?」
は…?なんでそうなる…?
こいつの頭の中は、一体どうなっている…?
「いやいや…そんな…あの、部屋…散らかってますし、いきなりそんな…」
「俺は気にしません!」
いやいや、俺が気にする…。
「あの、とにかく冷めてしまうんで、ピザすぐ、持ってくるんで…飲み物もあるんで…少し待っててください…!」
奴はそう言って、部屋に戻ろうとする。
いつ、俺が承諾した…?
意味がわからない…
「あの…っ!ちょっと…待っ…!」
バタン… ドアの閉まる音…。
どれだけ、強引な男なんだ…
いかんせん、あのルックスだ…あの顔と柔らかな微笑みを武器に、今まであんな風にして強引に女の家に転がり込んだんじゃないだろうか…
俺はとぼとぼと部屋へ戻り、承諾した覚えもないのに、なんとなく部屋を整える…。
俺は押しに弱いのだ…
今までの女性との交際もほとんど向こうから… やっぱりなかなか人間の性格は変わらない…。
変な男だが、まあ…そこまで悪い奴にも見えない… まあ、いいか…少し話して帰ってもらおう…
俺は諦めて、コーヒーの準備を始めた…。
結果…あんなことになるなんて、
いや…あんなことをされるなんて…想像もしていなかったんだ…
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