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若者たち
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俺と岡田は、静かにそちらを見やる。
全然…気付かなかったけど、座敷には、男二人と女二人…
一応、合コンみたいな男女の組み合わせになっていたようだ。
ただ、ぴろりんばっかりがうるさいくらいにベラベラ喋っていたからか、もう一人、男がいたことには気付かなかった…。
その男の顔が少しだけ見えたが、真面目そうな少し気弱そうなメガネをかけた青年だった…
つい、助言したくなる…。
君、友達は選んだ方がいいよ、と…。
そして、俺たちの目的はぴろりんだ…
手前にいる女の子二人の間に、ほどよく隙間ができた瞬間、 奴を盗み見た。
… え…
マジか…
その男、…ぴろりん…の姿。
だってあだ名が…そんなふざけた感じだし、見た目とかも普通にチャラチャラしているその辺の男…レベルかと思っていた…のに…
髪は金髪…
うん、これはなんだか想像通り…なんだけど、
…顔が…なんていうか…精悍な…。
いや、なんか綺麗だ…。
男だよな…いや、間違いなく、男だ…
だけどなんかすごく整っていて…
およそ見た目だけで言えば、下品な会話とかしなさそうな… 整い過ぎた…
遠目でもわかるくらいに目立つ、顔立ち…
切長の目…すっと伸びた鼻梁…薄めの唇が少しだけ冷たそうな印象ではあるが…まあ、なんというか、間違いなく芸能人レベル…いや…それ以上だろう…
天は二物を…
いや…ぴろりんに限っては違うな…
性格が、残念ながら…
伴っていなさそうだけど…
ぴろりんと言われるその男が…
あまりに想像と違いすぎて…
俺はしばらくの間
遠くから、
奴の顔をぼうっと見つめてしまった。
全然…気付かなかったけど、座敷には、男二人と女二人…
一応、合コンみたいな男女の組み合わせになっていたようだ。
ただ、ぴろりんばっかりがうるさいくらいにベラベラ喋っていたからか、もう一人、男がいたことには気付かなかった…。
その男の顔が少しだけ見えたが、真面目そうな少し気弱そうなメガネをかけた青年だった…
つい、助言したくなる…。
君、友達は選んだ方がいいよ、と…。
そして、俺たちの目的はぴろりんだ…
手前にいる女の子二人の間に、ほどよく隙間ができた瞬間、 奴を盗み見た。
… え…
マジか…
その男、…ぴろりん…の姿。
だってあだ名が…そんなふざけた感じだし、見た目とかも普通にチャラチャラしているその辺の男…レベルかと思っていた…のに…
髪は金髪…
うん、これはなんだか想像通り…なんだけど、
…顔が…なんていうか…精悍な…。
いや、なんか綺麗だ…。
男だよな…いや、間違いなく、男だ…
だけどなんかすごく整っていて…
およそ見た目だけで言えば、下品な会話とかしなさそうな… 整い過ぎた…
遠目でもわかるくらいに目立つ、顔立ち…
切長の目…すっと伸びた鼻梁…薄めの唇が少しだけ冷たそうな印象ではあるが…まあ、なんというか、間違いなく芸能人レベル…いや…それ以上だろう…
天は二物を…
いや…ぴろりんに限っては違うな…
性格が、残念ながら…
伴っていなさそうだけど…
ぴろりんと言われるその男が…
あまりに想像と違いすぎて…
俺はしばらくの間
遠くから、
奴の顔をぼうっと見つめてしまった。
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