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寺崎が、水を一気に飲み干した後、グラスを静かにテーブルに置き、ゆっくりと口を開く。
「あの…さ… 昨日のことなんだけど…さ…」
昨日のこと…やっぱりか…
絶対に、寺崎は気にしていると思っていた…
焼肉屋から出て、俺と別れた後…シュウが出現したのだ…
寺崎の記憶はそこからぽっかり、抜け落ちていることになる…
公園に警察官が来てから、シュウはその場をすぐに立ち去ったが、
その後、どの段階で寺崎が出てきたのかはわからない…
きっと、不安なのだろう…
帰宅後に記憶がなくなったのならまだしも、
俺と別れた直後に、消えてしまった寺崎…
自分が引っ込んでいる間に、シュウがまた、俺に何か…悪さをしていないかなどと…
きっと、そんなことを考えているに違いない…
俺の予想通り、寺崎は言葉を続ける。
「昨日、実は…おまえと公園近くで別れた後…あの…おまえを抱き締めて、…アレ、した後…もちろん、そこまでの記憶は残ってるんだけど…」
「ああ… … 」 思い出すと、顔が火照る…体温が上がりそうだ…
キスと、抱擁…
抱き締められた瞬間、寺崎の胸の鼓動を身近に感じた…
改めて目の前に座る寺崎の顔を見てしまい、危うく赤面してしまいそうになる…
俺はなんてことを承諾してしまったんだと… あれば…穴に、入りたくなるほどだ…
「あの後、実は俺…すぐに消えちゃったみたいでさ…気付けば…もう今日の朝…ベッドの上だった…
どうやって家に帰ったかも、風呂に入った記憶も、コンビニとかに寄った記憶もなくて…でも、朝にはコンビニのものらしきゴミが床に落ちててさ…もう…本当に、いやんなる… 」
「ああ… そう、…か… 」
「それでね、本題…なんだけど…昨夜…俺…もしかしてまた…おまえに…なんか酷いこと、したりしなかったか…?お前と別れた直後…それ以降、本当に全く、記憶がないからさ…もうホント、悪い方にしか考えられなくて…すごく不安で…」
「… … んー … …」
予想通りだ…
やっぱり寺崎はそんなことを、俺に聞きたかったらしい。
言いにくいことだが…もはや、仕方ない…俺は意を決して、口を開いた。
「あの…さ… 昨日のことなんだけど…さ…」
昨日のこと…やっぱりか…
絶対に、寺崎は気にしていると思っていた…
焼肉屋から出て、俺と別れた後…シュウが出現したのだ…
寺崎の記憶はそこからぽっかり、抜け落ちていることになる…
公園に警察官が来てから、シュウはその場をすぐに立ち去ったが、
その後、どの段階で寺崎が出てきたのかはわからない…
きっと、不安なのだろう…
帰宅後に記憶がなくなったのならまだしも、
俺と別れた直後に、消えてしまった寺崎…
自分が引っ込んでいる間に、シュウがまた、俺に何か…悪さをしていないかなどと…
きっと、そんなことを考えているに違いない…
俺の予想通り、寺崎は言葉を続ける。
「昨日、実は…おまえと公園近くで別れた後…あの…おまえを抱き締めて、…アレ、した後…もちろん、そこまでの記憶は残ってるんだけど…」
「ああ… … 」 思い出すと、顔が火照る…体温が上がりそうだ…
キスと、抱擁…
抱き締められた瞬間、寺崎の胸の鼓動を身近に感じた…
改めて目の前に座る寺崎の顔を見てしまい、危うく赤面してしまいそうになる…
俺はなんてことを承諾してしまったんだと… あれば…穴に、入りたくなるほどだ…
「あの後、実は俺…すぐに消えちゃったみたいでさ…気付けば…もう今日の朝…ベッドの上だった…
どうやって家に帰ったかも、風呂に入った記憶も、コンビニとかに寄った記憶もなくて…でも、朝にはコンビニのものらしきゴミが床に落ちててさ…もう…本当に、いやんなる… 」
「ああ… そう、…か… 」
「それでね、本題…なんだけど…昨夜…俺…もしかしてまた…おまえに…なんか酷いこと、したりしなかったか…?お前と別れた直後…それ以降、本当に全く、記憶がないからさ…もうホント、悪い方にしか考えられなくて…すごく不安で…」
「… … んー … …」
予想通りだ…
やっぱり寺崎はそんなことを、俺に聞きたかったらしい。
言いにくいことだが…もはや、仕方ない…俺は意を決して、口を開いた。
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