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罪悪感

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「圭一…圭一っ…あ…やっ…」俺はのけ反る。

ガチャンと…また、金属音がする…。

「ん…むっ…先輩… ん…何…?何か、言いました…?…」

圭一が顔を上げて、微笑みながら俺を見る。
   その…濡れた唇に、ゾクリとする…。

「…何もないなら、…続けますね…ん…っ」
圭一が俺の…それを、再びその綺麗な口に咥え込む…

これはもう…視覚的にヤバい…
精悍で男らしい顔立ちの圭一が…俺のを… 
こんな姿… とても、 直視…でき…ない…。

圭一はあの…俺の発言の後… 
俺にすぐ、覆いかぶさることをせずに、真っ先に俺の…恥ずかしい、この部分に、手を伸ばした…。

そのまま…指で…掌で包み込まれ、舌で執拗に舐めあげられ… 
最後、俺の全てを…口に含まれていた…。

「あ…あ…やっ…もう、っ… やめ…っ…ん」
俺は圭一によって絶え間なくもたらされる刺激に…たまらずに首を振る…。

そのたびに、ガチャガチャと…金属の音が耳をかすめる。

「…んー…だからぁ… なんですか…?先輩…今…やめろって…言いました…?」
圭一は再び俺のそこから唇を離し、俺を見上げる…。

「…う…っ …圭一っ …もう…そこ…いいっ…んっ…!?…やっ…」

俺が言いかけている最中なのに…圭一の舌で…まるでアイスを舐めるような仕草でペロリと…先端を舐められる…
根元を握られたまま…尖った舌先で刺激され…俺の身体がビクンと跳ね上がる…。
「あっ…ふ…」 はあ…もう、無理… 

圭一の紅い舌が…俺のそれを…丹念に舐める姿が目に映り…思わず顔を逸らす…。

いやだ…圭一がこんなことをする姿…とても、見ていられない…。 

俺は、そこへの愛撫のたびに揺れ動く圭一の柔らかな髪を見つめながら…

「圭一…も…やめ…ろっ…無理っ… も…いいからぁ  あっ…! んっ!!やぁ…」
また…話している最中に、一気に…圭一の熱い口内に飲み込まれる… 
締め付けと、圧迫感が…すごい… わざと…か…

「ん…っ、は…? もういいって…、なんですか…?ふ…」
圭一が声を発する合間にも…ぐちゅ…くちゅんと…口内へ飲み込まれ、舌で刺激され…そのたびに生み出される淫らな水音…が、耳をかすめる…。
されていることを思うだけで、恥ずかしい…

「俺は全然…良くない…し、もっとしたい…先輩さっき…言いましたよね…?俺の好きにしていいって…だから…すみませんけど…まだ、やめない…」

そうはっきりと宣言された後、圭一の熱い口内…奥深くまで、一気に…咥え込まれる…

「うっ…くっン…、…っ…あっ!!…や…も…マジで、ダメ…っ…離せ…っ…」

「んっ…、… いいよ…先輩…」

ぎゅうっと…吸われて…  
もう…無理 … あ… だめっ … だ

「ああああぁっ……!…く あぁ…ん…っ …」

俺は身体を震わせながら…思わず本能で、腰を前に突き出す…圭一の口内に…ああ… っ…

  … 圭一の巧みな…舌と指の動きで… 

     呆気なく俺だけ…先に…

 淫らな姿をさらけ出し、いってしまった…


罪悪感に…苛まれる俺…。

「はあっ…ん…も…やっ…だ…馬鹿あぁ、はぁ…はあ…」

息を切らしながら、思わず、可愛くもない憎まれ口をたたく俺…

「先輩…イクときの顔…最高に…可愛い…」
圭一が口元をティッシュで拭いながら俺に微笑みかける…。

「これから…ですよ…先輩。今日は寝かせません…覚悟してくださいね。」

ニッコリと笑って、俺の頭を優しく撫でる圭一…。


俺…なんか、勢いに任せて、まずいことを口走った気がする…。

俺はそれでも、
可愛い後輩に悟られないように、

「いいよ…来い…」
      そう言って、不敵に笑った。








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