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約束
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俺は即座に、圭一にラインする。
『ごめん、圭一、色々ありがとな。心配かけたみたいだな。ちょっと俺、やっぱりお前に話したいことある。急がないからさ、いつか時間作ってくれ。来週土曜とかどうだ…?ぱぱっと話せる内容じゃないんだ、俺んちにくるか?』
俺にしては、まあまあ長いラインを送った。
驚くほどにすぐに返事が来た。
『土曜日ですね!了解しました。行きます…話してください、なんでも!
あ~先輩に会えるの楽しみだな…それまでバイトもないし…嬉しいです。約束の週末まで、俺、猛勉強します!おやすみなさい。』
1週間後、圭一に全てを話そう。
俺がゼミの飲み会の夜、寺崎に襲われたこと。
でもそれは、寺崎が二重人格で、その中の悪魔、シュウがやったことに過ぎず、寺崎に全く罪はないこと。
俺は全く、今はなんにも気にしていない…そういうこと全て、包み隠さず圭一に話す。
そして、寺崎には…落ち着いた頃…いや、なるべく早いうちに、俺と圭一のことをちゃんと話そう。
あんなに真剣に俺のことを想ってくれている寺崎に、その場しのぎの、あいまいな返事は出来ない。
全てを話そう…
まずは俺の中の…俺自身の…後ろ暗いことをすべて告白して、ゼロにして…全てはそれからだ…。
でないと、俺も、圭一も、寺崎だって…本当の意味で、幸せにはなれない。
『ごめん、圭一、色々ありがとな。心配かけたみたいだな。ちょっと俺、やっぱりお前に話したいことある。急がないからさ、いつか時間作ってくれ。来週土曜とかどうだ…?ぱぱっと話せる内容じゃないんだ、俺んちにくるか?』
俺にしては、まあまあ長いラインを送った。
驚くほどにすぐに返事が来た。
『土曜日ですね!了解しました。行きます…話してください、なんでも!
あ~先輩に会えるの楽しみだな…それまでバイトもないし…嬉しいです。約束の週末まで、俺、猛勉強します!おやすみなさい。』
1週間後、圭一に全てを話そう。
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でもそれは、寺崎が二重人格で、その中の悪魔、シュウがやったことに過ぎず、寺崎に全く罪はないこと。
俺は全く、今はなんにも気にしていない…そういうこと全て、包み隠さず圭一に話す。
そして、寺崎には…落ち着いた頃…いや、なるべく早いうちに、俺と圭一のことをちゃんと話そう。
あんなに真剣に俺のことを想ってくれている寺崎に、その場しのぎの、あいまいな返事は出来ない。
全てを話そう…
まずは俺の中の…俺自身の…後ろ暗いことをすべて告白して、ゼロにして…全てはそれからだ…。
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