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寺崎の話2
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「おまえは気付いてないと思うけど…俺は…おまえを…」寺崎の綺麗な目が、俺を正面から見つめる。
まさか…まさか寺崎がしようとしている話は…シュウが話していた…あの…
…俺が頭で考えるより先に…
「俺は…おまえのことが、ずっと好きだった…大学の講義室でおまえを初めて見た時から…ずっと…」
…シュウの言っていたことは…本当だった…ということ…か…
それでもまだ俺は…信じられない気持ちで…寺崎を見つめることしかできない…
すぐには、言葉が出てこない…やはり…驚いていたのだ…
寺崎の口から聞くまではシュウの言うことなんか信じられない…と、そう思っていたけれど、
今、寺崎本人から打ち明けられても…現実感がなく、事態が飲み込めないままだ…
それほどに…寺崎は俺に、そう…感じさせなかった…。
好きだと感じさせるアピールもなければ…あやしい行動も…。
大学でも、バイト先でも、全くと言っていいほど、俺と普通に接してきていて、友人以外の何者でもない…寺崎は俺に…そう感じさせてくれていたのだ…。驚くほどに自然に…友人関係を演じてくれていた…。
ああ…今、寺崎のこの告白に、なんて返事をしたらよいのか…。
まさか…まさか寺崎がしようとしている話は…シュウが話していた…あの…
…俺が頭で考えるより先に…
「俺は…おまえのことが、ずっと好きだった…大学の講義室でおまえを初めて見た時から…ずっと…」
…シュウの言っていたことは…本当だった…ということ…か…
それでもまだ俺は…信じられない気持ちで…寺崎を見つめることしかできない…
すぐには、言葉が出てこない…やはり…驚いていたのだ…
寺崎の口から聞くまではシュウの言うことなんか信じられない…と、そう思っていたけれど、
今、寺崎本人から打ち明けられても…現実感がなく、事態が飲み込めないままだ…
それほどに…寺崎は俺に、そう…感じさせなかった…。
好きだと感じさせるアピールもなければ…あやしい行動も…。
大学でも、バイト先でも、全くと言っていいほど、俺と普通に接してきていて、友人以外の何者でもない…寺崎は俺に…そう感じさせてくれていたのだ…。驚くほどに自然に…友人関係を演じてくれていた…。
ああ…今、寺崎のこの告白に、なんて返事をしたらよいのか…。
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