179 / 363
告白
しおりを挟む
俺と寺崎は…ゆっくりと廊下を歩いていく。
数歩、後ろから静かに、寺崎がついてくる…。今…何を考えているんだろう…と、少し不安になる。
「僚介…あのさ…俺…」背後から、寺崎が弱々しく、俺に話しかけてくる。「…実はさ…俺…」続ける寺崎。
「ああ…なんだ…?」そう答えながら、うしろを振りかえった俺は…驚愕する。
「…実は俺…寺崎じゃなくってシュウ…なんだけど…?ククク…おまえ、マジで鈍感。全然気付かねえのな…」
…そこには、
…嫌な笑いを浮かべたシュウが…ぬらりと立っていた…。
「あっ…お…おま、え…、…っ、なんっ…で……寺崎をどこにやった…?っ…」俺が言ってる途中に、奴は素早い動きで俺に近寄ってきて、手首をぐっとつかまれる…。馬鹿力…マジで、痛い…
「痛っ…痛…い…離せっ…おいっ…!!さっきの、寺崎だよな?…俺は…お前に用はない…寺崎を出せっ…今すぐ、この手を離せ…」俺が叫ぶと、
「やーだね…誰が離すか…まあ、とりあえず、こっちへ来い……」俺の言葉には耳も貸さず、腕をつかまれ、すごい力でずるずると引きずられる…。身の危険を感じてさらに大声を出して叫ぼうとすると、大きな手で、口を塞がれる。「うんっ…むっ…!?ん…」
「…っち…うるせーな…おまえ、キャンキャンと…犬かよ…とにかく、こっちだ…俺がどんだけ、お前の帰りを待ってたと思ってんだ…ほら…入れ…」
そう言いながら、シュウは俺の口を塞いだまま…どこかの教室のドアをガラガラと乱暴に開け、俺を突き飛ばすようにしてそこに放り込み、後ろ手にドアを閉めて、ガチャリと…カギをかける…。
「僚介…おかえり…
首、長くして、待ってたぜ…」
いやらしく…舌なめずりをするシュウ…
俺の目の前は…
真っ暗になった。
数歩、後ろから静かに、寺崎がついてくる…。今…何を考えているんだろう…と、少し不安になる。
「僚介…あのさ…俺…」背後から、寺崎が弱々しく、俺に話しかけてくる。「…実はさ…俺…」続ける寺崎。
「ああ…なんだ…?」そう答えながら、うしろを振りかえった俺は…驚愕する。
「…実は俺…寺崎じゃなくってシュウ…なんだけど…?ククク…おまえ、マジで鈍感。全然気付かねえのな…」
…そこには、
…嫌な笑いを浮かべたシュウが…ぬらりと立っていた…。
「あっ…お…おま、え…、…っ、なんっ…で……寺崎をどこにやった…?っ…」俺が言ってる途中に、奴は素早い動きで俺に近寄ってきて、手首をぐっとつかまれる…。馬鹿力…マジで、痛い…
「痛っ…痛…い…離せっ…おいっ…!!さっきの、寺崎だよな?…俺は…お前に用はない…寺崎を出せっ…今すぐ、この手を離せ…」俺が叫ぶと、
「やーだね…誰が離すか…まあ、とりあえず、こっちへ来い……」俺の言葉には耳も貸さず、腕をつかまれ、すごい力でずるずると引きずられる…。身の危険を感じてさらに大声を出して叫ぼうとすると、大きな手で、口を塞がれる。「うんっ…むっ…!?ん…」
「…っち…うるせーな…おまえ、キャンキャンと…犬かよ…とにかく、こっちだ…俺がどんだけ、お前の帰りを待ってたと思ってんだ…ほら…入れ…」
そう言いながら、シュウは俺の口を塞いだまま…どこかの教室のドアをガラガラと乱暴に開け、俺を突き飛ばすようにしてそこに放り込み、後ろ手にドアを閉めて、ガチャリと…カギをかける…。
「僚介…おかえり…
首、長くして、待ってたぜ…」
いやらしく…舌なめずりをするシュウ…
俺の目の前は…
真っ暗になった。
0
お気に入りに追加
428
あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。





塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。
そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる