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教訓
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結局その夜は全く寝付けず、何度も夜中に目が覚めた。
そのたびに大量の汗をかいていて、何度もシャツを着替えて、寝て…を繰り返した。
悪夢にうなされては目が覚める…
奴は一度も夢に出てくることはなかったが、モヤのかかった得体の知れない化け物みたいなものに、追いかけられ、襲われそうになる夢…
浅い眠りを何度も繰り返しながら、気付いた時には翌日、日曜日の朝になっていた。俺が布団の中でゴロゴロしたままでいると、圭一から、一通のライン。
「先輩、こんにちは!昨夜はよく眠れましたか?…
やっぱ、飲み過ぎてたんですね…気をつけないとダメですよ…物騒な世の中だから、男だって、油断すると襲われちゃいますよ…先輩、特に可愛いんですから…人一倍、気をつけてください。」
と、文章が続き、最後に可愛い絵文字とスタンプが施されていた。
もう…遅いよ…圭一 …
俺…マジで、襲われちゃった …
…なんて…、自虐的な思考が、頭をめぐる。
冗談抜きで、俺はいわゆる、被害者に…なってしまった… 男とはいえ、俺は昨夜のあの行為に、一切同意をしていない、あれは間違いなく立派な…いや、この上なく下劣な…強姦、だ…
男である俺が…
本当に情けないし、そこまでに至った昨夜の全ての自分の浅はかな行動に、後悔しかない…
男の俺ですら、こんな目に…合ってしまった…
世の中の女性は、十分気をつけなきゃいけない。
絶対、そんな関係になってもいいと思える男、つまり好きな人とか恋人の家にしか、上がっちゃいけない。
たとえ仲が良い友人でも、普段は優しい男でも、男は個室で、豹変してしまう… 危険性をはらんでいる。
酒が入れば尚更、男の理性を過信したり、男の力を甘くみすぎちゃ駄目だ。
危険な目にあって後悔しないためにも、男複数の部屋に女1人とか、少数で上がり込むのも、できれば避けた方がいい。あと、俺みたいに意識がなくなるまで、絶対に飲み過ぎないこと。
これは、俺自身が、身をもって学ばされた教訓。あ… 失礼… またまた脱線しました…
俺はなんとか自然に返事しなきゃ…と、思考を現実に戻し、圭一に返信する。
そのたびに大量の汗をかいていて、何度もシャツを着替えて、寝て…を繰り返した。
悪夢にうなされては目が覚める…
奴は一度も夢に出てくることはなかったが、モヤのかかった得体の知れない化け物みたいなものに、追いかけられ、襲われそうになる夢…
浅い眠りを何度も繰り返しながら、気付いた時には翌日、日曜日の朝になっていた。俺が布団の中でゴロゴロしたままでいると、圭一から、一通のライン。
「先輩、こんにちは!昨夜はよく眠れましたか?…
やっぱ、飲み過ぎてたんですね…気をつけないとダメですよ…物騒な世の中だから、男だって、油断すると襲われちゃいますよ…先輩、特に可愛いんですから…人一倍、気をつけてください。」
と、文章が続き、最後に可愛い絵文字とスタンプが施されていた。
もう…遅いよ…圭一 …
俺…マジで、襲われちゃった …
…なんて…、自虐的な思考が、頭をめぐる。
冗談抜きで、俺はいわゆる、被害者に…なってしまった… 男とはいえ、俺は昨夜のあの行為に、一切同意をしていない、あれは間違いなく立派な…いや、この上なく下劣な…強姦、だ…
男である俺が…
本当に情けないし、そこまでに至った昨夜の全ての自分の浅はかな行動に、後悔しかない…
男の俺ですら、こんな目に…合ってしまった…
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絶対、そんな関係になってもいいと思える男、つまり好きな人とか恋人の家にしか、上がっちゃいけない。
たとえ仲が良い友人でも、普段は優しい男でも、男は個室で、豹変してしまう… 危険性をはらんでいる。
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危険な目にあって後悔しないためにも、男複数の部屋に女1人とか、少数で上がり込むのも、できれば避けた方がいい。あと、俺みたいに意識がなくなるまで、絶対に飲み過ぎないこと。
これは、俺自身が、身をもって学ばされた教訓。あ… 失礼… またまた脱線しました…
俺はなんとか自然に返事しなきゃ…と、思考を現実に戻し、圭一に返信する。
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