54 / 363
お預け
しおりを挟む
「ん、っ…んんっ…」
圭一に顎をつかまれ、激しくキスされる。舌を何度も抜き差しされ、上唇を優しく甘噛みされる。絶え間なく、圭一の唇と舌で、甘やかな刺激を与えられ、すぐに身体の力が…抜けていく。
ちゅっ…くちゅっ…と、互いの唾液が合わさるような、みだらな音が、静かな部屋に響き渡る。
不意に圭一は唇を離し、欲情して濡れた目で俺を見ながら、手をTシャツの中にゆっくり忍び込ませる。
「あっ…こらっ…約束はキス、だけだぞっ…あっ! … ん」圭一は、言うことをきかない。
胸の上を這い回る手が、小さな突起を探しあて、きゅっとつまむ。開いたもう片方の手で、Tシャツをめくり上げられ、突起を口に含まれる。さらに何度も先端を甘噛みされる。
「あっ… ん、んっ…やっ …」
俺は、いつのまにかベッドと机の隙間に押し倒されていた。抵抗しようにも、狭くて身動きがとりづらい。
「圭一…ま…待てっ …はっ… んんっ!」
先端を噛まれたり、ペロリと舐められたり、指で上下左右に巧妙にこねくり回され、俺はたまらず声をあげる。
俺の下半身が、ドクドクと、波打ってくる。
…やばい…これ以上…は…
そう思っていた矢先、圭一が俺の手首を乱暴につかみ、おもむろに奴の下半身に持っていく。
ジーンズの上からでもわかるほど、圭一の…男の証は…張り詰めていた。
「あっ…」
俺は驚き、手を引っ込めようとする。だが、圭一がその手を逃がさず、さらに上から押さえつけ、自らのものに押しつける。
……生地の上からでも伝わる、脈動…
圭一がその手を離さないまま、上から俺を見据えて口を開いた。
「先輩… 俺、先輩と…したくて、ほら、こんなふうに…なっちゃってます。
まだ、なんとか我慢…できますけど、すごく、、苦しい… いつまで待てば…良いですか…?」
本当に切ない表情で、俺に訴えかける。
…俺は無言になる。
なんていえば、良いんだ…
俺だって、圭一が好きだ。
いつかは…そうなりたいと、心では思ってる…でも…でも…
「圭一 ~!? もう帰ってるの?」
突然、階下から大きな声が響いてくる。
ビクんと、心臓が跳ねる。
圭一の母親が帰宅したらしい。
ガバッと起き上がり、慌てて身なりを整える。
「先輩、少し待っててくださいね」
圭一が、さっきとは打って変わって、落ち着き払った顔つきで俺に声をかけ、部屋を出る。
… 圭一は高校生、今、もしかしたら一番、性欲がある時期…なのかもしれない…
ごめん、圭一。もう少し、もう少しだけ…俺に時間をくれ…
本当は、俺…その行為が…
すごく…ものすごく
怖くてたまらないんだ…
圭一に顎をつかまれ、激しくキスされる。舌を何度も抜き差しされ、上唇を優しく甘噛みされる。絶え間なく、圭一の唇と舌で、甘やかな刺激を与えられ、すぐに身体の力が…抜けていく。
ちゅっ…くちゅっ…と、互いの唾液が合わさるような、みだらな音が、静かな部屋に響き渡る。
不意に圭一は唇を離し、欲情して濡れた目で俺を見ながら、手をTシャツの中にゆっくり忍び込ませる。
「あっ…こらっ…約束はキス、だけだぞっ…あっ! … ん」圭一は、言うことをきかない。
胸の上を這い回る手が、小さな突起を探しあて、きゅっとつまむ。開いたもう片方の手で、Tシャツをめくり上げられ、突起を口に含まれる。さらに何度も先端を甘噛みされる。
「あっ… ん、んっ…やっ …」
俺は、いつのまにかベッドと机の隙間に押し倒されていた。抵抗しようにも、狭くて身動きがとりづらい。
「圭一…ま…待てっ …はっ… んんっ!」
先端を噛まれたり、ペロリと舐められたり、指で上下左右に巧妙にこねくり回され、俺はたまらず声をあげる。
俺の下半身が、ドクドクと、波打ってくる。
…やばい…これ以上…は…
そう思っていた矢先、圭一が俺の手首を乱暴につかみ、おもむろに奴の下半身に持っていく。
ジーンズの上からでもわかるほど、圭一の…男の証は…張り詰めていた。
「あっ…」
俺は驚き、手を引っ込めようとする。だが、圭一がその手を逃がさず、さらに上から押さえつけ、自らのものに押しつける。
……生地の上からでも伝わる、脈動…
圭一がその手を離さないまま、上から俺を見据えて口を開いた。
「先輩… 俺、先輩と…したくて、ほら、こんなふうに…なっちゃってます。
まだ、なんとか我慢…できますけど、すごく、、苦しい… いつまで待てば…良いですか…?」
本当に切ない表情で、俺に訴えかける。
…俺は無言になる。
なんていえば、良いんだ…
俺だって、圭一が好きだ。
いつかは…そうなりたいと、心では思ってる…でも…でも…
「圭一 ~!? もう帰ってるの?」
突然、階下から大きな声が響いてくる。
ビクんと、心臓が跳ねる。
圭一の母親が帰宅したらしい。
ガバッと起き上がり、慌てて身なりを整える。
「先輩、少し待っててくださいね」
圭一が、さっきとは打って変わって、落ち着き払った顔つきで俺に声をかけ、部屋を出る。
… 圭一は高校生、今、もしかしたら一番、性欲がある時期…なのかもしれない…
ごめん、圭一。もう少し、もう少しだけ…俺に時間をくれ…
本当は、俺…その行為が…
すごく…ものすごく
怖くてたまらないんだ…
0
お気に入りに追加
428
あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。




サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる