【BL・R18】俺とシテみたいって・・・何をですか?

もえこ

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「ん、っ…んんっ…」

圭一に顎をつかまれ、激しくキスされる。舌を何度も抜き差しされ、上唇を優しく甘噛みされる。絶え間なく、圭一の唇と舌で、甘やかな刺激を与えられ、すぐに身体の力が…抜けていく。

ちゅっ…くちゅっ…と、互いの唾液が合わさるような、みだらな音が、静かな部屋に響き渡る。

不意に圭一は唇を離し、欲情して濡れた目で俺を見ながら、手をTシャツの中にゆっくり忍び込ませる。

「あっ…こらっ…約束はキス、だけだぞっ…あっ! … ん」圭一は、言うことをきかない。
胸の上を這い回る手が、小さな突起を探しあて、きゅっとつまむ。開いたもう片方の手で、Tシャツをめくり上げられ、突起を口に含まれる。さらに何度も先端を甘噛みされる。

「あっ… ん、んっ…やっ …」

俺は、いつのまにかベッドと机の隙間に押し倒されていた。抵抗しようにも、狭くて身動きがとりづらい。

「圭一…ま…待てっ …はっ… んんっ!」

先端を噛まれたり、ペロリと舐められたり、指で上下左右に巧妙にこねくり回され、俺はたまらず声をあげる。

俺の下半身が、ドクドクと、波打ってくる。

 …やばい…これ以上…は…

そう思っていた矢先、圭一が俺の手首を乱暴につかみ、おもむろに奴の下半身に持っていく。

ジーンズの上からでもわかるほど、圭一の…男の証は…張り詰めていた。

「あっ…」

俺は驚き、手を引っ込めようとする。だが、圭一がその手を逃がさず、さらに上から押さえつけ、自らのものに押しつける。

 ……生地の上からでも伝わる、脈動…

圭一がその手を離さないまま、上から俺を見据えて口を開いた。

「先輩… 俺、先輩と…したくて、ほら、こんなふうに…なっちゃってます。
まだ、なんとか我慢…できますけど、すごく、、苦しい… いつまで待てば…良いですか…?」

 本当に切ない表情で、俺に訴えかける。

 …俺は無言になる。
   なんていえば、良いんだ…

 俺だって、圭一が好きだ。
いつかは…そうなりたいと、心では思ってる…でも…でも…


  「圭一 ~!? もう帰ってるの?」

突然、階下から大きな声が響いてくる。
ビクんと、心臓が跳ねる。
圭一の母親が帰宅したらしい。

ガバッと起き上がり、慌てて身なりを整える。

「先輩、少し待っててくださいね」
圭一が、さっきとは打って変わって、落ち着き払った顔つきで俺に声をかけ、部屋を出る。

… 圭一は高校生、今、もしかしたら一番、性欲がある時期…なのかもしれない…

ごめん、圭一。もう少し、もう少しだけ…俺に時間をくれ…

本当は、俺…その行為が…
すごく…ものすごく
     怖くてたまらないんだ…

              

               
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