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俺の答え
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「圭一、俺さ…やっぱりどう考えても、無理みたいなんだ…同じ男であるおまえと、シテみる…ってのは…。
おまえはさ、なんかちょっとお試しで…みたいな言い方してたけど、正直、そんなノリで出来るような行為じゃないと思うし、俺にはやっぱり、どうしても考えられないんだ…男の、しかも、おまえと、セックス …なんてさ。ほんと、想像したこともねぇし…
俺、やっぱ女の子が好きだし。そりゃ、お前も好きだけどそれはあくまで、同性の可愛い後輩として好きだってことであって…おまえに対して、異性に感じるような感情や欲望を持つことは、この先もきっと、ないと思うんだ。」
圭一は大人しく聞いている。俺は続ける。
「だからさ…圭一、ごめんけど、俺と、その…シテみたいっていう、その、それは…ちょっと諦めてくんないかな。
俺としては、また前みたいに、お前と漫画よんだりくだらねえお笑いや映画の話、したりしてさ、楽しくやっていきたいんだよ。
ダメかな?…圭一、こんな回答…でも、これが俺の本音で、他に打開策なんて…ないんだよ。許してくれな。
そう!それで俺自身はこんなでチカラになれないけど…例えばもし、おまえが男にしかそんな状態にならないようならさ…ホント俺、全面的に協力するし。
お前の気持ち、よくわかったから、おまえの趣味嗜好に絶対、引いたりしないし、ほかにバラしたりもしない。約束するから、な?
だからまた、いままでどおりじゃ、だめかな…なっ」
………
言えた、言いきった。
俺の本心を隠すことなく、ちゃんと圭一に…伝えることができた。
なんか、変にオブラートにくるんで言ってもこいつには無理な気がしたから、俺は思ってることを全て正直に吐き出した。
そう、俺にはやっぱり…無理なんだよ。
男と…お試しだろうがなんだろうが…寝るなんて…考えられないんだ。
だから圭一には申し訳ないけど、他をあたってくれと言いたかったんだ、圭一が長く苦しまないように、ダメならダメで、早くに伝えるのが礼儀だから。
圭一の反応を横目に見る。微動だにしない。
どんな反応が、くるかな…
おまえはさ、なんかちょっとお試しで…みたいな言い方してたけど、正直、そんなノリで出来るような行為じゃないと思うし、俺にはやっぱり、どうしても考えられないんだ…男の、しかも、おまえと、セックス …なんてさ。ほんと、想像したこともねぇし…
俺、やっぱ女の子が好きだし。そりゃ、お前も好きだけどそれはあくまで、同性の可愛い後輩として好きだってことであって…おまえに対して、異性に感じるような感情や欲望を持つことは、この先もきっと、ないと思うんだ。」
圭一は大人しく聞いている。俺は続ける。
「だからさ…圭一、ごめんけど、俺と、その…シテみたいっていう、その、それは…ちょっと諦めてくんないかな。
俺としては、また前みたいに、お前と漫画よんだりくだらねえお笑いや映画の話、したりしてさ、楽しくやっていきたいんだよ。
ダメかな?…圭一、こんな回答…でも、これが俺の本音で、他に打開策なんて…ないんだよ。許してくれな。
そう!それで俺自身はこんなでチカラになれないけど…例えばもし、おまえが男にしかそんな状態にならないようならさ…ホント俺、全面的に協力するし。
お前の気持ち、よくわかったから、おまえの趣味嗜好に絶対、引いたりしないし、ほかにバラしたりもしない。約束するから、な?
だからまた、いままでどおりじゃ、だめかな…なっ」
………
言えた、言いきった。
俺の本心を隠すことなく、ちゃんと圭一に…伝えることができた。
なんか、変にオブラートにくるんで言ってもこいつには無理な気がしたから、俺は思ってることを全て正直に吐き出した。
そう、俺にはやっぱり…無理なんだよ。
男と…お試しだろうがなんだろうが…寝るなんて…考えられないんだ。
だから圭一には申し訳ないけど、他をあたってくれと言いたかったんだ、圭一が長く苦しまないように、ダメならダメで、早くに伝えるのが礼儀だから。
圭一の反応を横目に見る。微動だにしない。
どんな反応が、くるかな…
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