5 / 15
第一章 出逢い
不可解
しおりを挟む
ある日…話題の恋愛映画を彼と二人で見た帰り道…また、私は彼に同じ質問をした。
もう、我慢が効かなくなっていたのかもしれない…。
「ねえ…藤崎さん… 前に付き合って別れた人って…どんな人、だったんですか…?」
「え… だから、それは…」
彼が、少し嫌そうに目を伏せた…
いつもなら、彼の表情を見て私はただちに質問をやめるのに…その日は気持ちが抑えられず、さらに食い下がってしまった。
「…そろそろ、少しでもいいから、知りたい… 」
「な…んで… そんなに何度も聞くの…?俺は話したくないって、言ってるよね…そもそも…付き合ってないんだ…俺、その人とは…。
俺は好きだったけど…事情、あって… 」
「え…? どういう、意味… ?」
「も…いいから…この話はやめよ、う… 」
「好き… 」思わず…気持ちが溢れ、口にしていた。
「… … … 」彼は驚いた顔で、私を見た…
「好き… 藤崎さんが好き… だから…知りたいんです…あなたの、ことを…あなたの、過去を…」
「…ごめん…少し、時間が欲しい… ごめん… 」
彼は静かに、私にそう告げた。
付き合っていないとは、どういう意味なのか…
それなのに、もう恋愛はしたくない…?
彼の言っていることの意味が…私には、さっぱりわからない…
あまりに不可解な、彼の説明…
私は悶々としながら、布団に潜り込んだ…。
もう、我慢が効かなくなっていたのかもしれない…。
「ねえ…藤崎さん… 前に付き合って別れた人って…どんな人、だったんですか…?」
「え… だから、それは…」
彼が、少し嫌そうに目を伏せた…
いつもなら、彼の表情を見て私はただちに質問をやめるのに…その日は気持ちが抑えられず、さらに食い下がってしまった。
「…そろそろ、少しでもいいから、知りたい… 」
「な…んで… そんなに何度も聞くの…?俺は話したくないって、言ってるよね…そもそも…付き合ってないんだ…俺、その人とは…。
俺は好きだったけど…事情、あって… 」
「え…? どういう、意味… ?」
「も…いいから…この話はやめよ、う… 」
「好き… 」思わず…気持ちが溢れ、口にしていた。
「… … … 」彼は驚いた顔で、私を見た…
「好き… 藤崎さんが好き… だから…知りたいんです…あなたの、ことを…あなたの、過去を…」
「…ごめん…少し、時間が欲しい… ごめん… 」
彼は静かに、私にそう告げた。
付き合っていないとは、どういう意味なのか…
それなのに、もう恋愛はしたくない…?
彼の言っていることの意味が…私には、さっぱりわからない…
あまりに不可解な、彼の説明…
私は悶々としながら、布団に潜り込んだ…。
0
お気に入りに追加
16
あなたにおすすめの小説
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
【R18】隣のデスクの歳下後輩君にオカズに使われているらしいので、望み通りにシてあげました。
雪村 里帆
恋愛
お陰様でHOT女性向け33位、人気ランキング146位達成※隣のデスクに座る陰キャの歳下後輩君から、ある日私の卑猥なアイコラ画像を誤送信されてしまい!?彼にオカズに使われていると知り満更でもない私は彼を部屋に招き入れてお望み通りの行為をする事に…。強気な先輩ちゃん×弱気な後輩くん。でもエッチな下着を身に付けて恥ずかしくなった私は、彼に攻められてすっかり形成逆転されてしまう。
——全話ほぼ濡れ場で小難しいストーリーの設定などが無いのでストレス無く集中できます(はしがき・あとがきは含まない)
※完結直後のものです。
【R18】どうか、私を愛してください。
かのん
恋愛
「もうやめて。許してッ…」「俺に言うんじゃなくて兄さんに言ったら?もう弟とヤリたくないって…」
ずっと好きだった人と結婚した。
結婚して5年幸せな毎日だったのに――
子供だけができなかった。
「今日から弟とこの部屋で寝てくれ。」
大好きな人に言われて
子供のため、跡取りのため、そう思って抱かれていたはずなのに――
心は主人が好き、でもカラダは誰を求めてしまっているの…?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる