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食後の告白
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「ありがとうございました。また、お越しくださ~い。」
俺たちはその後、一心不乱に食事をして、店を後にした。
瑞樹はあの後、見事なほどに…
本当に、俺の存在を忘れるほどにバーガーにパクついて、美味しいって連呼してた。
「あーほんと、美味しかったね、須賀君。付き合ってくれてありがとう。また来週、学校でね?」
満面の笑みで、さよならの挨拶…
…って…おいおい…なんだこの展開。
俺は車で瑞樹に自宅に送ってもらい、今マンション駐車場の車内…
普通に、バイバイ…また今度ね…ってさ…なんだそれ。
俺、まだ、何にも言えてないのに…俺は意を決して口を開く。
「ねえ、先生…ちょっと話していい?…俺、言いたいこと…まだ、言えてない…」
瑞樹が運転席で、ビクリと小さく身体を揺らす。
「う…ん?何…、…須賀君。」
助手席の俺を少しビクついた二つの目が捉える。
「順序が…おかしくなっちまったけど…俺…俺、本当に先生のことが…好き…みたいなんです。」
…やっとまともに…言えた…
「…あ…ありがとう…須賀君…。」瑞樹が驚いた表情で言いながら、いったん言葉を切る。
「でも、須賀君はまだ僕…のこと、全然知らないよね…好きだなんて、絶対にまだ、そんなことわかんないよ…だって、会ってまだ1週間だし…性格も…ほんとのところ、まだわかんないよね…それに…僕まだ…あの…その…」
まだ、元カレ…のことが好きって…そういうこと…か…昨日も言ってたし、そりゃ…そうだよな。
「まだ…前の奴のことが好きって…そういう話、かよ?…でもソイツさ、もう結婚すんだろ…俺、先生がソイツのこと、まだ好きでも…今はそれでもいい…先生がソイツのことまだ、忘れらんなくても…とりあえず、俺の…相手してくれたら…」そう言うと、
「…え…あ…相手って…その…」瞬時に真っ赤になる瑞樹…
「相手っていえば…そりゃ、カ・ラ・ダの…相手に決まってんじゃん…俺、若いし。昨日のじゃ、全然、足りねえもん…先生自覚ないけど、色気…すげえし…」
「…そ…そんな…好きかわかんないのに…エッチ…する…って…」目を伏せる瑞樹。
「じゃ…なんで昨日さ、結局応じたんだよ…?嫌だとか口では言いながら、カラダは全力で拒否ってないじゃん…今更何、言ってんだよ…本当は男が欲しくて…たまんなかったんだろ…?気持ちいいって…やっべー声、出してたじゃん…」
言葉攻めをする…「や…やめて…や…だ、そういう言い方…ひど…」また、すぐ泣きそうになる…ああ…可愛い…
「だからヤバいって…その顔、俺…先生の顔好きだけど、一番は…泣いている先生の顔が好き…その顔だ…今日はさすがに、おとなしく帰るけど…今度また、先生に会えた時は…絶対に…泣かせる…。イイって…泣いてヨガって…もっとって泣きながら俺にお願いするくらい…めちゃくちゃにするから、覚悟しててね…先生…」
微笑みながら「…また、学校でね…?先生」そう言って、車のドアを静かに閉める。
瑞樹が真っ赤な顔をしたままうつむいて、気持ち程度にコクンと頷き…、車のエンジンをかける。
またな…先生… もう、逃がさないから…
俺は走り去る車を見つめながら、心に誓った。
俺たちはその後、一心不乱に食事をして、店を後にした。
瑞樹はあの後、見事なほどに…
本当に、俺の存在を忘れるほどにバーガーにパクついて、美味しいって連呼してた。
「あーほんと、美味しかったね、須賀君。付き合ってくれてありがとう。また来週、学校でね?」
満面の笑みで、さよならの挨拶…
…って…おいおい…なんだこの展開。
俺は車で瑞樹に自宅に送ってもらい、今マンション駐車場の車内…
普通に、バイバイ…また今度ね…ってさ…なんだそれ。
俺、まだ、何にも言えてないのに…俺は意を決して口を開く。
「ねえ、先生…ちょっと話していい?…俺、言いたいこと…まだ、言えてない…」
瑞樹が運転席で、ビクリと小さく身体を揺らす。
「う…ん?何…、…須賀君。」
助手席の俺を少しビクついた二つの目が捉える。
「順序が…おかしくなっちまったけど…俺…俺、本当に先生のことが…好き…みたいなんです。」
…やっとまともに…言えた…
「…あ…ありがとう…須賀君…。」瑞樹が驚いた表情で言いながら、いったん言葉を切る。
「でも、須賀君はまだ僕…のこと、全然知らないよね…好きだなんて、絶対にまだ、そんなことわかんないよ…だって、会ってまだ1週間だし…性格も…ほんとのところ、まだわかんないよね…それに…僕まだ…あの…その…」
まだ、元カレ…のことが好きって…そういうこと…か…昨日も言ってたし、そりゃ…そうだよな。
「まだ…前の奴のことが好きって…そういう話、かよ?…でもソイツさ、もう結婚すんだろ…俺、先生がソイツのこと、まだ好きでも…今はそれでもいい…先生がソイツのことまだ、忘れらんなくても…とりあえず、俺の…相手してくれたら…」そう言うと、
「…え…あ…相手って…その…」瞬時に真っ赤になる瑞樹…
「相手っていえば…そりゃ、カ・ラ・ダの…相手に決まってんじゃん…俺、若いし。昨日のじゃ、全然、足りねえもん…先生自覚ないけど、色気…すげえし…」
「…そ…そんな…好きかわかんないのに…エッチ…する…って…」目を伏せる瑞樹。
「じゃ…なんで昨日さ、結局応じたんだよ…?嫌だとか口では言いながら、カラダは全力で拒否ってないじゃん…今更何、言ってんだよ…本当は男が欲しくて…たまんなかったんだろ…?気持ちいいって…やっべー声、出してたじゃん…」
言葉攻めをする…「や…やめて…や…だ、そういう言い方…ひど…」また、すぐ泣きそうになる…ああ…可愛い…
「だからヤバいって…その顔、俺…先生の顔好きだけど、一番は…泣いている先生の顔が好き…その顔だ…今日はさすがに、おとなしく帰るけど…今度また、先生に会えた時は…絶対に…泣かせる…。イイって…泣いてヨガって…もっとって泣きながら俺にお願いするくらい…めちゃくちゃにするから、覚悟しててね…先生…」
微笑みながら「…また、学校でね…?先生」そう言って、車のドアを静かに閉める。
瑞樹が真っ赤な顔をしたままうつむいて、気持ち程度にコクンと頷き…、車のエンジンをかける。
またな…先生… もう、逃がさないから…
俺は走り去る車を見つめながら、心に誓った。
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