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朝
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翌日の朝、俺の隣で瑞樹はゆっくりと目を開く。
「…ん、…あ…、お、おはよう…須賀…君」
一瞬びっくりした表情で、瑞樹を見つめていた…俺を見る。
「おはよう。先生…」俺は答える。
「僕…昨日…えっと…ごめん、後半…あまり覚えてなくって…運んでくれたってことだよね…ごめんね。
お風呂からとか…重かったでしょ…」瑞樹が俺の方に完全に向き直り、頭を下げる。
瑞樹のつむじが見える…可愛い…
「いいよ…俺がいきなり襲って無理させて…のぼせさせただけ。
気付かなくて、ごめんなさい。まだ…眠いなら、ゆっくり眠って、先生…」
時間は朝9時前…今日は休みだし、全然いてくれて構わなかった。むしろまだ、傍にいて欲しい…
他人に対して、こんな感情を抱くのは俺にとって本当に初めてのことだった。
「随分寝たから、もう大丈夫だよ?良かったら…朝ごはんとか、外に食べに行かない?」
実は俺的に…もう少し布団の中でイチャイチャしたかった…
でも、瑞樹に触れることで、またおかしな気持ちになって、コイツにこれ以上負担をかけるわけにはいかない。
俺にはもはや、コイツが近くにいて自分を抑える自信があまりなかった。
「はい、是非…行きましょう!何、食べに行きましょう!この時間帯ならモーニングありますね」
「僕、車出すから…須賀君、希望の場所があれば言ってね!」
素早く顔を洗い、着替えを終わらせ、俺たちは駐車場へ向かう。
ちっこい瑞樹の隣に並んで歩きながら…奴を盗み見る。
黒縁メガネをかけて、きちっと服を着て、もう完全に仕事モード、やっぱり見えないけど、一応先生の格好。
この純粋そうな男を…俺は…滅茶苦茶に抱いてしまった…
あんなエロいこと…自分でも…男相手にしてしまうなんて思わなかった。
つい勢いで手を出して…順序が多少おかしくなったが、朝食の場で…俺たちの話をきちんとしようと、俺は決意した。
「…ん、…あ…、お、おはよう…須賀…君」
一瞬びっくりした表情で、瑞樹を見つめていた…俺を見る。
「おはよう。先生…」俺は答える。
「僕…昨日…えっと…ごめん、後半…あまり覚えてなくって…運んでくれたってことだよね…ごめんね。
お風呂からとか…重かったでしょ…」瑞樹が俺の方に完全に向き直り、頭を下げる。
瑞樹のつむじが見える…可愛い…
「いいよ…俺がいきなり襲って無理させて…のぼせさせただけ。
気付かなくて、ごめんなさい。まだ…眠いなら、ゆっくり眠って、先生…」
時間は朝9時前…今日は休みだし、全然いてくれて構わなかった。むしろまだ、傍にいて欲しい…
他人に対して、こんな感情を抱くのは俺にとって本当に初めてのことだった。
「随分寝たから、もう大丈夫だよ?良かったら…朝ごはんとか、外に食べに行かない?」
実は俺的に…もう少し布団の中でイチャイチャしたかった…
でも、瑞樹に触れることで、またおかしな気持ちになって、コイツにこれ以上負担をかけるわけにはいかない。
俺にはもはや、コイツが近くにいて自分を抑える自信があまりなかった。
「はい、是非…行きましょう!何、食べに行きましょう!この時間帯ならモーニングありますね」
「僕、車出すから…須賀君、希望の場所があれば言ってね!」
素早く顔を洗い、着替えを終わらせ、俺たちは駐車場へ向かう。
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黒縁メガネをかけて、きちっと服を着て、もう完全に仕事モード、やっぱり見えないけど、一応先生の格好。
この純粋そうな男を…俺は…滅茶苦茶に抱いてしまった…
あんなエロいこと…自分でも…男相手にしてしまうなんて思わなかった。
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