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独占欲
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「あ…ん…須賀く…んん、は…あ…ごめ…ん、なんか…クラクラ…す…あ…ぁ…」
その言葉を最後に、瑞樹は…気を失ってしまった…。
風呂場で無理をさせ過ぎた……のぼせてしまったのかもしれない…
俺は気を失った瑞樹の身体をシャワーで洗い流し、俺の部屋着をなんとか着させ、抱きかかえてベッドに寝かせる…
出来れば…いったん起こして水分を取らせたい…
ちゃんと息はして眠っているようにみえるものの、脱水症状だったら…と思うと少し、心配になる。
「センセ…先生…ね…起きて…」
瑞樹の華奢な肩に触れ、少し揺り動かしながら、小さな声で呼び掛ける…
「ん…ん、…」目をうっすらと開く瑞樹…きょろきょろと周りを見渡しメガネを探す…。
渡してやると、俺を真っすぐに見返しすぐに状況を察したのか、「あ…須賀…く、ん、…ごめ…僕…」謝る瑞樹。
いや…普通に考えて、風呂場で襲った俺が悪い…、んですけど…
「…いや、全然…。先生…大丈夫ですか…?俺、すみません、ちょっと身体…無理…させ過ぎましたね…とりあえずこれ…水、少し飲んでから…眠ってください…」
瑞樹の半身を片手で抱き起こし、新しいペットボトルの水の蓋を開けて、瑞樹に手渡す。
「…ありがと…。」ゴクゴクと、思った以上に瑞樹が水を飲む。やっぱり、喉がこんなに乾いていたのか…
白い喉元が見えてドキリとする。
ぷはっ…「須賀くん…ありがと…もう、大丈夫…、…ふぅ…」一息つく瑞樹。
「先生…もう、寝ていいよ…?明日は休みだし、ゆっくり寝てください。どうせ家族も帰ってこないし…。」
俺が言うと瑞樹は安心したのか、ほっとした顔を俺に向け「ありがと…お休み…」そう言いながら、目を閉じる。
瑞樹を見つめる… 白くて…可愛い…綺麗な、男とは思えない、小さな顔…
ゆっくり寝かせてやりたいと思う一方で…俺はつい…またその可愛い唇を…塞ぐ。
「んンっ…ふ…ん…んん…」瑞樹が驚いたのか、目を見開く…。
でも、最初の頃のようには、俺を拒む気配はない…舌を差し入れ…口内を味わう…心なしか甘い…。
…キスってこんなにも…気持ち良かったのか…こんな…味…初めてだ…。
コイツはもう…俺のモノだ…誰にも渡さない…
唇を離して、瑞樹の頭を撫でる…「お休み、先生…」俺の声にこくんと頷き、
…瑞樹は今度こそ、目を閉じた。
その言葉を最後に、瑞樹は…気を失ってしまった…。
風呂場で無理をさせ過ぎた……のぼせてしまったのかもしれない…
俺は気を失った瑞樹の身体をシャワーで洗い流し、俺の部屋着をなんとか着させ、抱きかかえてベッドに寝かせる…
出来れば…いったん起こして水分を取らせたい…
ちゃんと息はして眠っているようにみえるものの、脱水症状だったら…と思うと少し、心配になる。
「センセ…先生…ね…起きて…」
瑞樹の華奢な肩に触れ、少し揺り動かしながら、小さな声で呼び掛ける…
「ん…ん、…」目をうっすらと開く瑞樹…きょろきょろと周りを見渡しメガネを探す…。
渡してやると、俺を真っすぐに見返しすぐに状況を察したのか、「あ…須賀…く、ん、…ごめ…僕…」謝る瑞樹。
いや…普通に考えて、風呂場で襲った俺が悪い…、んですけど…
「…いや、全然…。先生…大丈夫ですか…?俺、すみません、ちょっと身体…無理…させ過ぎましたね…とりあえずこれ…水、少し飲んでから…眠ってください…」
瑞樹の半身を片手で抱き起こし、新しいペットボトルの水の蓋を開けて、瑞樹に手渡す。
「…ありがと…。」ゴクゴクと、思った以上に瑞樹が水を飲む。やっぱり、喉がこんなに乾いていたのか…
白い喉元が見えてドキリとする。
ぷはっ…「須賀くん…ありがと…もう、大丈夫…、…ふぅ…」一息つく瑞樹。
「先生…もう、寝ていいよ…?明日は休みだし、ゆっくり寝てください。どうせ家族も帰ってこないし…。」
俺が言うと瑞樹は安心したのか、ほっとした顔を俺に向け「ありがと…お休み…」そう言いながら、目を閉じる。
瑞樹を見つめる… 白くて…可愛い…綺麗な、男とは思えない、小さな顔…
ゆっくり寝かせてやりたいと思う一方で…俺はつい…またその可愛い唇を…塞ぐ。
「んンっ…ふ…ん…んん…」瑞樹が驚いたのか、目を見開く…。
でも、最初の頃のようには、俺を拒む気配はない…舌を差し入れ…口内を味わう…心なしか甘い…。
…キスってこんなにも…気持ち良かったのか…こんな…味…初めてだ…。
コイツはもう…俺のモノだ…誰にも渡さない…
唇を離して、瑞樹の頭を撫でる…「お休み、先生…」俺の声にこくんと頷き、
…瑞樹は今度こそ、目を閉じた。
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