54 / 79
戸惑い
しおりを挟む
「んっ…すっ…須賀くん…も…大丈夫だから…くっ…くすぐったい…ん、んっ…」
瑞樹は耐えている…俺の攻めに…必死に…。
当然だけど、瑞樹の体を洗ってやるなんて、単なる口実に過ぎない…。
男が…お風呂で体を洗ってやるって言えばさ…単に、相手の身体に…いろんなところに…触りたいだけに決まっている。
「あっ…んっ…んン…」
瑞樹が小さいけど、少し高い声をあげ始める。
敏感なやつ…もう、感じてきたのか…でも…当然か…
今、俺の指は…瑞樹の胸の…可愛らしいピンクの突起の周りにいやらしく触れている…
でももちろん…まだ先端部には触れていない…最初に周辺に触れつつ…じわじわとその尖りに指を近づけていく…
…いわゆる、焦らし…ってやつ。
俺は自分の手を泡でいっぱいにして浴室の床にひざまづいた状態で背後から、最初に瑞樹の肩に触れ、首筋、鎖骨、肩甲骨、背中…といった順に、どんどん下に降りていくように…撫で回し…いや…洗い進んでいた…
コイツはどこが…一番感じるのか…
敏感な場所はどこなのか…
まるで人体実験のように、俺は泡だらけの指を、隈なく瑞樹の白くて細い身体と滑らかな肌へうごめかせる…。
こんなことは俺にとって本当に初めてのことだった。
俺の今まで抱いてきた女…
その女達が、どこが感じやすいかとか、一切気にしたことはなかった。
抱いてと言われたら、もちろん抱くし…
激しくしてと言われたら、激しく…やるし、あとはヤってる最中に女が甲高い声をたまたま上げたら、ああ、ここが、イイのか…じゃあ、もっと深く、やっとくか…とかくらいにしか考えていなかった。
あとは、俺が溜まっている時に、俺のしたいように…ただただ激しく腰を動かすだけ。
うん、もちろん体位も色々、好きにやってた。
相手がどう感じてるかとか関係なく…本当に自分本位に。
それでも、女は終わったあとに、俺とのセックスは最高だとか…またしようね…とか言いながら笑顔で喜んでたし…それがいつもの日常だった。
それが普通だと…セックスなんてそんなもんだと、ずっとそう、思っていた。
なのに今の俺はどうだ…
瑞樹の感じる場所や敏感な部分はどこなのか…とか完全に探りにかかってるし…
瑞樹をどうにかして感じさせたい…気持ちいいって言わせたいし、今みたいに俺のやることに抵抗しながらなんとか声を上げないようにして、気持ち良さに耐える…瑞樹の色っぽい表情をもっと…見たい…
俺は完全に、とち狂った…
こんな心境は本当に初めてで、
自分でも戸惑ってしまう…。
瑞樹は耐えている…俺の攻めに…必死に…。
当然だけど、瑞樹の体を洗ってやるなんて、単なる口実に過ぎない…。
男が…お風呂で体を洗ってやるって言えばさ…単に、相手の身体に…いろんなところに…触りたいだけに決まっている。
「あっ…んっ…んン…」
瑞樹が小さいけど、少し高い声をあげ始める。
敏感なやつ…もう、感じてきたのか…でも…当然か…
今、俺の指は…瑞樹の胸の…可愛らしいピンクの突起の周りにいやらしく触れている…
でももちろん…まだ先端部には触れていない…最初に周辺に触れつつ…じわじわとその尖りに指を近づけていく…
…いわゆる、焦らし…ってやつ。
俺は自分の手を泡でいっぱいにして浴室の床にひざまづいた状態で背後から、最初に瑞樹の肩に触れ、首筋、鎖骨、肩甲骨、背中…といった順に、どんどん下に降りていくように…撫で回し…いや…洗い進んでいた…
コイツはどこが…一番感じるのか…
敏感な場所はどこなのか…
まるで人体実験のように、俺は泡だらけの指を、隈なく瑞樹の白くて細い身体と滑らかな肌へうごめかせる…。
こんなことは俺にとって本当に初めてのことだった。
俺の今まで抱いてきた女…
その女達が、どこが感じやすいかとか、一切気にしたことはなかった。
抱いてと言われたら、もちろん抱くし…
激しくしてと言われたら、激しく…やるし、あとはヤってる最中に女が甲高い声をたまたま上げたら、ああ、ここが、イイのか…じゃあ、もっと深く、やっとくか…とかくらいにしか考えていなかった。
あとは、俺が溜まっている時に、俺のしたいように…ただただ激しく腰を動かすだけ。
うん、もちろん体位も色々、好きにやってた。
相手がどう感じてるかとか関係なく…本当に自分本位に。
それでも、女は終わったあとに、俺とのセックスは最高だとか…またしようね…とか言いながら笑顔で喜んでたし…それがいつもの日常だった。
それが普通だと…セックスなんてそんなもんだと、ずっとそう、思っていた。
なのに今の俺はどうだ…
瑞樹の感じる場所や敏感な部分はどこなのか…とか完全に探りにかかってるし…
瑞樹をどうにかして感じさせたい…気持ちいいって言わせたいし、今みたいに俺のやることに抵抗しながらなんとか声を上げないようにして、気持ち良さに耐える…瑞樹の色っぽい表情をもっと…見たい…
俺は完全に、とち狂った…
こんな心境は本当に初めてで、
自分でも戸惑ってしまう…。
0
お気に入りに追加
94
あなたにおすすめの小説

僕はお別れしたつもりでした
まと
BL
遠距離恋愛中だった恋人との関係が自然消滅した。どこか心にぽっかりと穴が空いたまま毎日を過ごしていた藍(あい)。大晦日の夜、寂しがり屋の親友と二人で年越しを楽しむことになり、ハメを外して酔いつぶれてしまう。目が覚めたら「ここどこ」状態!!
親友と仲良すぎな主人公と、別れたはずの恋人とのお話。
⚠️趣味で書いておりますので、誤字脱字のご報告や、世界観に対する批判コメントはご遠慮します。そういったコメントにはお返しできませんので宜しくお願いします。
大晦日あたりに出そうと思ったお話です。



美人に告白されたがまたいつもの嫌がらせかと思ったので適当にOKした
亜桜黄身
BL
俺の学校では俺に付き合ってほしいと言う罰ゲームが流行ってる。
カースト底辺の卑屈くんがカースト頂点の強気ド美人敬語攻めと付き合う話。
(悪役モブ♀が出てきます)
(他サイトに2021年〜掲載済)

【完結】義兄に十年片想いしているけれど、もう諦めます
夏ノ宮萄玄
BL
オレには、親の再婚によってできた義兄がいる。彼に対しオレが長年抱き続けてきた想いとは。
――どうしてオレは、この不毛な恋心を捨て去ることができないのだろう。
懊悩する義弟の桧理(かいり)に訪れた終わり。
義兄×義弟。美形で穏やかな社会人義兄と、つい先日まで高校生だった少しマイナス思考の義弟の話。短編小説です。

見ぃつけた。
茉莉花 香乃
BL
小学生の時、意地悪されて転校した。高校一年生の途中までは穏やかな生活だったのに、全寮制の学校に転入しなければならなくなった。そこで、出会ったのは…
他サイトにも公開しています

愛人は嫌だったので別れることにしました。
伊吹咲夜
BL
会社の先輩である健二と達哉は、先輩・後輩の間柄であり、身体の関係も持っていた。そんな健二のことを達哉は自分を愛してくれている恋人だとずっと思っていた。
しかし健二との関係は身体だけで、それ以上のことはない。疑問に思っていた日、健二が結婚したと朝礼で報告が。健二は達哉のことを愛してはいなかったのか?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる