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後ろ向き
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「須賀君…ピザが…ピザ… 」
「だーかーらー…ピザピザ言うなって…うっるせーな…ピザはもういいって……な?
無視だ…無視無視…ピザより先に…早くシタイ…もう、我慢できねえって…」
「そんな…だって、僕…お風呂にも…入ってないし…いきなり…は、」
…まるで…女だ…お風呂がどうとか…恥ずかしいとかなんとか…
ただ、俺の周りの女は、そんなことを気にしない女の方が多いかもしれない…。
欲望のままに…いつもそのまま…
… ピンポーン … あ…
あああ… きやがった… ついに…
うん…確かにピッタリ、30分…
「あ…!須賀君…来たよ、来た来た、ピザだ!… 僕、本当にお腹空いちゃったし、ね…先に食べよ!」
瑞樹が必死に、いまだに素っ裸のまま…俺の動きを止めにかかる。目の端にうつる白い肌…。
…ハイハイ…わかりました…
もう無理なのはわかってます…
ピザ頼んでおいて、ピンポン無視するわけには行かないし…こんなに必死な瑞樹…
とりあえずピザの受け取りだけして、そのまま置いといて、コイツを先に食っちゃうパターンもあったけど…なんかもう…しらけちゃった…。
だってさ…俺がピザを受け取って金を支払ってわずか30秒くらいで部屋に戻ったらさ…その短い時間で瑞樹が完全に服をもう着こんでて…お湯沸かして、色々、準備し始めてたんだもん…
あああ…
…はいはい、先生的に、とにかく腹ごしらえが先で、アレは…その後のお楽しみ?…なんですね…?
俺はもう、瑞樹をすぐに食っちゃうのは諦めて、前向きに…いや、俺的にはかなり後ろ向きに瑞樹に声をかける。
「…じゃあ…先生、ピザ食べましょうか…?すげえ熱々で、うまそうです…せっかくだから、お酒、出しますね…」
「うん!!ありがとう…お腹空いちゃったね…!…う、わー!!美味しそう!いっただーきます。」
…マジで、子供かよ…?
俺ホントにこいつのこと、今日…食えんの…?
俺はそう思いながら…力なく、微笑んだ…。
「だーかーらー…ピザピザ言うなって…うっるせーな…ピザはもういいって……な?
無視だ…無視無視…ピザより先に…早くシタイ…もう、我慢できねえって…」
「そんな…だって、僕…お風呂にも…入ってないし…いきなり…は、」
…まるで…女だ…お風呂がどうとか…恥ずかしいとかなんとか…
ただ、俺の周りの女は、そんなことを気にしない女の方が多いかもしれない…。
欲望のままに…いつもそのまま…
… ピンポーン … あ…
あああ… きやがった… ついに…
うん…確かにピッタリ、30分…
「あ…!須賀君…来たよ、来た来た、ピザだ!… 僕、本当にお腹空いちゃったし、ね…先に食べよ!」
瑞樹が必死に、いまだに素っ裸のまま…俺の動きを止めにかかる。目の端にうつる白い肌…。
…ハイハイ…わかりました…
もう無理なのはわかってます…
ピザ頼んでおいて、ピンポン無視するわけには行かないし…こんなに必死な瑞樹…
とりあえずピザの受け取りだけして、そのまま置いといて、コイツを先に食っちゃうパターンもあったけど…なんかもう…しらけちゃった…。
だってさ…俺がピザを受け取って金を支払ってわずか30秒くらいで部屋に戻ったらさ…その短い時間で瑞樹が完全に服をもう着こんでて…お湯沸かして、色々、準備し始めてたんだもん…
あああ…
…はいはい、先生的に、とにかく腹ごしらえが先で、アレは…その後のお楽しみ?…なんですね…?
俺はもう、瑞樹をすぐに食っちゃうのは諦めて、前向きに…いや、俺的にはかなり後ろ向きに瑞樹に声をかける。
「…じゃあ…先生、ピザ食べましょうか…?すげえ熱々で、うまそうです…せっかくだから、お酒、出しますね…」
「うん!!ありがとう…お腹空いちゃったね…!…う、わー!!美味しそう!いっただーきます。」
…マジで、子供かよ…?
俺ホントにこいつのこと、今日…食えんの…?
俺はそう思いながら…力なく、微笑んだ…。
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