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「んっ…ふっ…や、やだっ…やめっ…んん」
くちゅくちゅと舌を絡ませて口内を堪能した後、俺はゆっくりと瑞樹をおろして、解放する。
途端に、床にへたり込む瑞樹…息を整えている。
「…先生…明日、土日だからガッコー休みだろ?…今日…また家まで送ってよ…?」俺がそう言うと、
「須賀君…あの…さっきも言ったけど、僕ね…まだ、その彼のこと…」申し訳なさそうな態度で瑞樹が言いかける。
「…わかってるってば…それはもう…聞いた。それはそれとして、俺は先生のこと好きなんだから…いいじゃん…それともそんなに…俺が嫌いですか…?この前、無理矢理、あんなこと、しちゃったから…?まあ…とにかく、もっかい家に来てくれませんか…?俺…正直に言うと、先生ともっと話がしたいし、続き…シタイ…」
もう、隠すことなく、瑞樹に伝える…こうなりゃ直球勝負だ。
今…自分の気持ちにふたをして誤魔化したところで、もう俺には時間がない。
瑞樹は来週1週間の研修を終えて、この学校を去る身だ…。
今、変に気を遣って引いて結論を先延ばししたりしても、きっともう…後悔しかない。
「…須賀君…あの、この前のことだけど…僕は…その…そんなには…そういう行為…慣れてないし…あの…須賀君が僕に求めてることって…その…そういうこと、なんだよね…?女の子にするようなこと…を…僕に…?でもさ…須賀君は…男が好きとか、そういうことじゃ…ないんだよね?」瑞樹が言葉を切る。
「この前…見かけたよ…学校の女の子と一緒に帰ってるところ…多分、君は普通に、女子が好きなんだろう…?きっと僕なんかとそんな風には…できないと思うな…一時の気の迷いだと思うんだよね…だからさ…」
ああ…もう、これ以上聞きたくない。俺は奴の言葉を制止して、こう告げた。
「もう、俺の話はいい…。俺の気持ちを勝手に…先生の想像で予測するのもやめてください。女とか今はどうでもいい…俺は今、先生のことが好きで…気になって…一緒にいたいって…そう言ってる。それは本当です。」
瑞樹が床に座り込んだまま、俺を見上げる。
俺は続ける。「だから今…先生が俺を…好きか…嫌いか…いや、まだ、好きじゃなくてもいいや…俺のこと、少しは気になるか…それとも、どうでもいいか…聞きたいのはそれだけ…ね…お願いですから、今日は俺の家に来て…ください。」
瑞樹が一呼吸おいて、答える。
「わかったよ…こんな状況の僕で…いいのなら…家に行くよ…。君のこと、どうでもいいとは思えないから…少なくとも、今…気になってはいるから…」
よし…俺はほっと胸をなでおろす…。でも…ほぼ賭けに近い誘いだったから…瑞樹の返事に、少し驚く。
学校でこれ以上の話はできないし、当然、エッチなこともできない…
もはや俺のテリトリーに連れ込むしかない……瑞樹には悪いが、もう途中で逃してやることはできない。
瑞樹の帰り支度を待って、俺は奴の車に乗り込む。
ああは言ったものの…
俺自身…男と…本当に…うまくやれるかな…初めてだし…
そもそもコイツ…本当に意味わかって、今から俺んちに来るのかな…
色々想像を巡らせながら俺は奴の横顔を盗み見る。
くちゅくちゅと舌を絡ませて口内を堪能した後、俺はゆっくりと瑞樹をおろして、解放する。
途端に、床にへたり込む瑞樹…息を整えている。
「…先生…明日、土日だからガッコー休みだろ?…今日…また家まで送ってよ…?」俺がそう言うと、
「須賀君…あの…さっきも言ったけど、僕ね…まだ、その彼のこと…」申し訳なさそうな態度で瑞樹が言いかける。
「…わかってるってば…それはもう…聞いた。それはそれとして、俺は先生のこと好きなんだから…いいじゃん…それともそんなに…俺が嫌いですか…?この前、無理矢理、あんなこと、しちゃったから…?まあ…とにかく、もっかい家に来てくれませんか…?俺…正直に言うと、先生ともっと話がしたいし、続き…シタイ…」
もう、隠すことなく、瑞樹に伝える…こうなりゃ直球勝負だ。
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今、変に気を遣って引いて結論を先延ばししたりしても、きっともう…後悔しかない。
「…須賀君…あの、この前のことだけど…僕は…その…そんなには…そういう行為…慣れてないし…あの…須賀君が僕に求めてることって…その…そういうこと、なんだよね…?女の子にするようなこと…を…僕に…?でもさ…須賀君は…男が好きとか、そういうことじゃ…ないんだよね?」瑞樹が言葉を切る。
「この前…見かけたよ…学校の女の子と一緒に帰ってるところ…多分、君は普通に、女子が好きなんだろう…?きっと僕なんかとそんな風には…できないと思うな…一時の気の迷いだと思うんだよね…だからさ…」
ああ…もう、これ以上聞きたくない。俺は奴の言葉を制止して、こう告げた。
「もう、俺の話はいい…。俺の気持ちを勝手に…先生の想像で予測するのもやめてください。女とか今はどうでもいい…俺は今、先生のことが好きで…気になって…一緒にいたいって…そう言ってる。それは本当です。」
瑞樹が床に座り込んだまま、俺を見上げる。
俺は続ける。「だから今…先生が俺を…好きか…嫌いか…いや、まだ、好きじゃなくてもいいや…俺のこと、少しは気になるか…それとも、どうでもいいか…聞きたいのはそれだけ…ね…お願いですから、今日は俺の家に来て…ください。」
瑞樹が一呼吸おいて、答える。
「わかったよ…こんな状況の僕で…いいのなら…家に行くよ…。君のこと、どうでもいいとは思えないから…少なくとも、今…気になってはいるから…」
よし…俺はほっと胸をなでおろす…。でも…ほぼ賭けに近い誘いだったから…瑞樹の返事に、少し驚く。
学校でこれ以上の話はできないし、当然、エッチなこともできない…
もはや俺のテリトリーに連れ込むしかない……瑞樹には悪いが、もう途中で逃してやることはできない。
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ああは言ったものの…
俺自身…男と…本当に…うまくやれるかな…初めてだし…
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