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警告
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「ん…う…ん、んっ…、…んっ…ふ」
瑞樹はキツく抱き締めた俺の腕の中で、身体を動かそうとするが、俺の腕力には全くかなわず、されるがままで…もがきながら、俺の長いキスに耐えていた…
頬っぺたをピンクどころか、茹でだこのように真っ赤にして涙目で俺を見ながら、逃れられない俺との力の差を前にしても、何度も、何度も抵抗を試みる。
一瞬だけ、顎を掴んだままでゆっくり唇を離すと、「んっ…、すっ!須賀っ…くん…き、君!…な…何してるか…わかってる…?もっう、…離して…いや、だっ…んんっ!」
ふっ…、キミ…だって…。いきなり大人ぶって、先生気取りかよ… …奴の抗議の声に耳も傾けず、俺はまた…ピーピーうるさくて、可愛らしい小さな唇を無理矢理に塞ぐ。
「ふっ、…あっ…んん、っん! ん…」
クチュくちゅと…口内をめちゃくちゃに舐め回す。
知らねえよ…も、俺にも…よく、わかんねー…
何で俺今、こんなことやってんのか…冷静に考えても…相手は…男だぞ…今までの俺、可愛い女子に欲情することはあっても…こんな、ガキンチョみたいな中坊風情の男に…手、出すとか…マジで、ありえねー…
いくらかわいい見た目で、身体がちっせーとか、唇が色っぽいとか…仮に、仮にだ…そんな風に思ったとしても… 男なんだ… 下半身には、俺とおんなじ、つくもんついてるはずだし…そんなん、もしも目にしたら、一気に…冷めるに決まってる…。
胸もペタンコで…こんな、骨が当たって痛いくらいの身体付き…女みたいに、柔らかくていやらしい胸やでかい尻を、コイツが備えてるわけでも、ない…
なのに…なんで、だ…
俺のが…やっぱりコイツに対して、メチャクチャに…反応、しまくっている…
今、なんとか自身を抑え込んではいるけど…これ以上、瑞樹の悩ましい顔とか、喘ぐ声なんて聞いたら…我慢が効かない。
コイツの口内を舌で絶え間なく貪っている最中にも、チラチラと目に入ってきてしまう瑞樹の白過ぎる首筋や、華奢な鎖骨に、下半身がうずく。
俺の中の何か…
特殊なセンサーみたいなもの…そんな何かが、俺自身に、…警告…してくる気がする。
コイツはヤバいって…
これ以上、コイツに近付くなって…
下手に近付いたらもう多分、離れられなくなる…
ああ…どうしよう…このまま…
コイツを…この可愛い…瑞樹を…
今すぐ裸にひん剥いて…食べてしまいたい…
瑞樹はキツく抱き締めた俺の腕の中で、身体を動かそうとするが、俺の腕力には全くかなわず、されるがままで…もがきながら、俺の長いキスに耐えていた…
頬っぺたをピンクどころか、茹でだこのように真っ赤にして涙目で俺を見ながら、逃れられない俺との力の差を前にしても、何度も、何度も抵抗を試みる。
一瞬だけ、顎を掴んだままでゆっくり唇を離すと、「んっ…、すっ!須賀っ…くん…き、君!…な…何してるか…わかってる…?もっう、…離して…いや、だっ…んんっ!」
ふっ…、キミ…だって…。いきなり大人ぶって、先生気取りかよ… …奴の抗議の声に耳も傾けず、俺はまた…ピーピーうるさくて、可愛らしい小さな唇を無理矢理に塞ぐ。
「ふっ、…あっ…んん、っん! ん…」
クチュくちゅと…口内をめちゃくちゃに舐め回す。
知らねえよ…も、俺にも…よく、わかんねー…
何で俺今、こんなことやってんのか…冷静に考えても…相手は…男だぞ…今までの俺、可愛い女子に欲情することはあっても…こんな、ガキンチョみたいな中坊風情の男に…手、出すとか…マジで、ありえねー…
いくらかわいい見た目で、身体がちっせーとか、唇が色っぽいとか…仮に、仮にだ…そんな風に思ったとしても… 男なんだ… 下半身には、俺とおんなじ、つくもんついてるはずだし…そんなん、もしも目にしたら、一気に…冷めるに決まってる…。
胸もペタンコで…こんな、骨が当たって痛いくらいの身体付き…女みたいに、柔らかくていやらしい胸やでかい尻を、コイツが備えてるわけでも、ない…
なのに…なんで、だ…
俺のが…やっぱりコイツに対して、メチャクチャに…反応、しまくっている…
今、なんとか自身を抑え込んではいるけど…これ以上、瑞樹の悩ましい顔とか、喘ぐ声なんて聞いたら…我慢が効かない。
コイツの口内を舌で絶え間なく貪っている最中にも、チラチラと目に入ってきてしまう瑞樹の白過ぎる首筋や、華奢な鎖骨に、下半身がうずく。
俺の中の何か…
特殊なセンサーみたいなもの…そんな何かが、俺自身に、…警告…してくる気がする。
コイツはヤバいって…
これ以上、コイツに近付くなって…
下手に近付いたらもう多分、離れられなくなる…
ああ…どうしよう…このまま…
コイツを…この可愛い…瑞樹を…
今すぐ裸にひん剥いて…食べてしまいたい…
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