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2月の終わりの方
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金曜夜は飲みたい気持ちが加速する。
それは友人のリリカも同じようだ。
私とリリカは、毎週のように新宿で飲んでいた。
店は変えているため、誰かにいつもいるよね、なんて声をかけられたことはまだない。
その日も、いつもの改札口で待ち合わせをしていた。
しかし、待ち合わせの時間になっても、彼女は現れない。
つい数分前まで連絡があったのに何故だ。
不安になり、電話をかけると、近くで着信音がなった。
でも直ぐに止んだ。
他の人の電話が偶然なっただけかと思ったが、私がかけている電話も切れていた。
周りを見渡すと、リリカが知らない男たちに絡まれていた。
急いで近寄ると、私より体格のいい男ふたりがりりかの手を掴んで、嫌がっているのにもかかわらず、どこかに連れていこうとしている。
「やめてくれませんか? 彼女、私のツレなんですけど」
ちょっとだけいつもの声より低めにしたが、効果はない。
それもそうだ、女顔の低身長の男に何か言われても彼らに響くことは無いのだ。
「ゆうくん、珍しく男の子みたいだね! リリはそんなゆうくんより、いつものナヨナヨした姿の方が好きなのに」
そう言って、リリカは男ふたりと新宿の奥の方へと行ってしまった。
確かにもうすぐそこまで春は来ているはずなのに、私の元にはまだ雪が振り積もったままだ。
それは友人のリリカも同じようだ。
私とリリカは、毎週のように新宿で飲んでいた。
店は変えているため、誰かにいつもいるよね、なんて声をかけられたことはまだない。
その日も、いつもの改札口で待ち合わせをしていた。
しかし、待ち合わせの時間になっても、彼女は現れない。
つい数分前まで連絡があったのに何故だ。
不安になり、電話をかけると、近くで着信音がなった。
でも直ぐに止んだ。
他の人の電話が偶然なっただけかと思ったが、私がかけている電話も切れていた。
周りを見渡すと、リリカが知らない男たちに絡まれていた。
急いで近寄ると、私より体格のいい男ふたりがりりかの手を掴んで、嫌がっているのにもかかわらず、どこかに連れていこうとしている。
「やめてくれませんか? 彼女、私のツレなんですけど」
ちょっとだけいつもの声より低めにしたが、効果はない。
それもそうだ、女顔の低身長の男に何か言われても彼らに響くことは無いのだ。
「ゆうくん、珍しく男の子みたいだね! リリはそんなゆうくんより、いつものナヨナヨした姿の方が好きなのに」
そう言って、リリカは男ふたりと新宿の奥の方へと行ってしまった。
確かにもうすぐそこまで春は来ているはずなのに、私の元にはまだ雪が振り積もったままだ。
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