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第2章.少年期
58.サンタール回復薬店
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とりあえず、レベルは気にしないことにしてコルトとの修行に力を入れることにした。
レベルが上がるとたぶん強くなるんだろうけど、この世界にはスキルというのがあり、レベルが上がると強力になると父も以前言っていたからだ。
実際、「魔法操作」で魔法の行使、「身体強化」で体の動きがなんだかよくなっている。
ばっちりだ!
「鑑定」も使ってると結構面白い。
レベル2になってこのスキルを使うと、対象の名前が分かるため、「あれ?○○ちゃんじゃん~久しぶり~お茶どう?」などとナンパに使えるかもしれない。
…人見知りの俺には無理だが…。
「ふぅ、疲れたー。」
そんな今日も修行が終わり、今は帰り道。
満身創痍だけど気持ちいい疲労感がある。
今日の夕飯は何かなーと考えつつ家に向かう。
そういえば、あと半年くらいで領立学校卒業だなー…。
転生してからどうなる事かと思ったが、なんとか今まで生きてこれた。
生まれた時から物心があったけどなんだか長かったような短かかったような…。
そんなことをしみじみと思いながら、この世界で生まれ育ったラバンの街中を見ながら歩く。
サンタール回復薬店のところまで戻ってきた。
家までもう少しだ。
…そういえば、お店に入ってみたいと思いつつも、ちょっと格式高いような感じがして一人では入れずにいたのだ。
明日、両親に頼んでお店に寄ってみようかな…。
というのも、明日は学校で進路面談のため、両親と一緒に学校に行くからだ。
~~~~~~~
「それでは、次の方お入りください。」
教室の前で待機する俺と、両親2人、あと妹アリスも一緒だ。
「失礼します。」
「クルスくんこんにちわ。お父さんお母さんよろしくお願いします。あら、アリスちゃんも一緒なのね?」
ジムニー先生がそう言い、椅子に座るよう促した。
「ええっと…、クルスくんは冒険者になりたいんだったわね。」
「はい。」
「ご両親も冒険者だったそうだし、クルスくんは勉強も魔法も剣術も成績は優秀なので問題ないと思います。がんばってくださいね!あ、でも王国の騎士団や魔法師でもいいわよ?給料高いし!!」
ちょっとくい気味でジムニー先生がそう言ってきた。
「王国魔法師には妹のアリスがなります!な!」
そう言ってアリスの方を見る。
「うん!」
出来た妹…。
ごめんな…お兄ちゃんも立派な冒険者になるからな…。
「ご両親も賛成なされてるようですし、進路面談はこれで終わりです!」
父も母も俺が冒険者になることには賛成なので、つつがなく進路面談は終了した。
「父さん、母さん、帰りにちょっと寄ってみたいお店があるんだけど…。」
そうそう。
今日の目的は進路面談以外にもう一つある。
「どうしたの?」
母がこちらを見る。
「サンタール回復薬店に入ってみたいんだ。冒険者になったら回復薬が必要でしょ?」
回復薬!冒険者の必需品のはずだ。
家の雑貨店でも売ってるけど中古品で数日で効果も薄くなり、容器がボロボロになってしまうらしい。
正規品はいくらなんだろうと以前から気になっていたのだ。
「そうね。いいわよ?」
「昔はよく行ったがな!懐かしいし、久し振りに寄ってみるか!」
母も父も承諾し、帰りにサンタール回復薬店によることにした。
「ここね。」
店の前に着いたので、母が一度立ち止まる。
店の外観は、街の他の店と少し違う感じでちょっと豪華というかなんだか格式が高い印象を受ける。
カランカラ~ン
扉を開けると、ドアの上についていた鈴が鳴る。
「いらっしゃいませ。」
店に入ると、白い清楚な格好をした女性の店員が丁寧に出迎えてくれた。
…一人で入らなくてよかった…。
と思っていると、
「こんにちわ。回復薬を見せてください。」
母が慣れた感じで店員にそう言う。
おお…。大人…。
と不思議な気持ちでその光景を見ながら、母に続いて歩く。
店内は、外観よりもさらになんだか荘厳な感じで彩られていた。
「回復薬はこちらです。何かあればお申し付けください。」
白い清楚な格好をした女性の店員が丁寧にそう言い、店の入口のあたりに戻っていく。
「ん~…やっぱり今も高いのね~…」
母が棚に並べられた回復薬を見ながらそう言う。
棚にはずらりと回復薬が並べられている。
外観はいつも父の雑貨屋で売っている中古品と同じように見える。
どれどれ…と俺も近づいてみる。
「鑑定」
鑑定結果
・種類:回復薬
・分類:HP回復
・材質:液体
・名前:ポーション
ほほ~。ってまぁこれは家で売ってるポーションの鑑定結果と同じだ。
ええっと値段はと…
「50,000ガル」
た…たけぇ…っ。
よく見ると、説明書きの下に、消費期限1ヵ月と書かれている。
そういえば、前に隣の家のボルドさんから、ポーションの入っている容器は、1ヵ月が経つと途端に劣化し、ボロボロになってしまうと聞いたことがある。
なんかこれは無理やりそう言う風にしてボッタくってんじゃないの…?
と怪しいな…と思いながら、ずらりと並べられたポーションを見る。
お、なんだか奥の方に容器のふたの色が変えられたポーションが並んでいる。
近づいていってみる。
お、こっちは消費期限3ヵ月みたいだ。
「100,000ガル」
うへぇ…。
お、さらにこっちは消費期限6ヵ月。
「150,000ガル」
………。
思い切って店員に聞いてみると、容器の材質が少し違うようだ。
アクリという木から採れる樹脂で出来ているそうなのだが、高品質のものは耐久性が高く、消費期限が長いらしい。
なんだか怪しい金の匂いがするぜ…母さん…。
と母に聞いてみる。
「ポーション高いんだね…。母さん達もいつも買っていってたの?」
「そうね。冒険者ならしょうがないわよ?必需品なの。」
「母さんの回復魔法だとだめなの?」
そうそう、母さんは回復魔法使えるし…。
「母さんの回復魔法では治せない怪我でも、ポーションなら治せたりするのよ?それに魔法はMPが無くなったら使えないし。クルスも冒険者になったら必ず買いなさいね?」
「わかったよ!」
確かにポーションの効き目ってすごかったな…。
俺も回復魔法の練習をしているが、以前オーガと戦った時に使ったポーションの回復スピードに比べたらまだまだだ。
冒険者で生計を立てるのって大変そうだな…。
と思いつつ、お店の中を見れた俺は、もう満足と、家に帰ろうと両親に伝える。
「そうね!なんだかこのお店に来たら久しぶりに狩りに行きたくなっちゃったわ!」
「はっはっは!そうか!クルスが冒険者になったら皆で行くか!」
母と父がそんな会話をしながら店を出る。
カランカラ~ン
「ありがとうございました。女神タキオンの御加護があらんことを。」
白い清楚な格好をした女性の店員が丁寧にそう言った。
----------------------------------------------------------------------
・アクリの木:亜熱帯の気候でよく育つ木。
木から採れる樹液はポーションの容器の材料としてよく使用される。
樹液は任意の形にしてから太陽光もしくは光の魔石の光を10時間浴びせると形が固定される。
形が固定されても、触った感触はすこしプニプニしている。
形の固定後、27日経つと樹脂の内部組織の劣化が始まり伸縮性が徐々に低下、30~31日目に組織が崩壊する。寒い地域で採取された物は組織の劣化が遅くなり、高品質品として高値で取引される。
また、アクリの木の幹はポーションの容器のキャップに使われる。幹も少し軟らかい。
・回復薬「ポーション」:軽度の傷、病を癒す力を持つとされる液体状の薬。傷を癒すほかにHPも回復する。
1mlでHP1回復。(怪我をしている場合は回復後、その症状によりまたHPは低下する)
1mlで1cm^3の範囲の傷を修復する。(怪我の状態により変動するため参考)
内部の傷は骨のヒビ程度なら効果がある。(内部組織の損傷の場合、皮膚表面に掛けるだけだと、効果が浸透しずらいため、服用と合わせての使用が推奨されている。)
また、「ポーション」は特定の素材の容器で保管しないと成分が放散され、薬としての効果を消失する。
レベルが上がるとたぶん強くなるんだろうけど、この世界にはスキルというのがあり、レベルが上がると強力になると父も以前言っていたからだ。
実際、「魔法操作」で魔法の行使、「身体強化」で体の動きがなんだかよくなっている。
ばっちりだ!
「鑑定」も使ってると結構面白い。
レベル2になってこのスキルを使うと、対象の名前が分かるため、「あれ?○○ちゃんじゃん~久しぶり~お茶どう?」などとナンパに使えるかもしれない。
…人見知りの俺には無理だが…。
「ふぅ、疲れたー。」
そんな今日も修行が終わり、今は帰り道。
満身創痍だけど気持ちいい疲労感がある。
今日の夕飯は何かなーと考えつつ家に向かう。
そういえば、あと半年くらいで領立学校卒業だなー…。
転生してからどうなる事かと思ったが、なんとか今まで生きてこれた。
生まれた時から物心があったけどなんだか長かったような短かかったような…。
そんなことをしみじみと思いながら、この世界で生まれ育ったラバンの街中を見ながら歩く。
サンタール回復薬店のところまで戻ってきた。
家までもう少しだ。
…そういえば、お店に入ってみたいと思いつつも、ちょっと格式高いような感じがして一人では入れずにいたのだ。
明日、両親に頼んでお店に寄ってみようかな…。
というのも、明日は学校で進路面談のため、両親と一緒に学校に行くからだ。
~~~~~~~
「それでは、次の方お入りください。」
教室の前で待機する俺と、両親2人、あと妹アリスも一緒だ。
「失礼します。」
「クルスくんこんにちわ。お父さんお母さんよろしくお願いします。あら、アリスちゃんも一緒なのね?」
ジムニー先生がそう言い、椅子に座るよう促した。
「ええっと…、クルスくんは冒険者になりたいんだったわね。」
「はい。」
「ご両親も冒険者だったそうだし、クルスくんは勉強も魔法も剣術も成績は優秀なので問題ないと思います。がんばってくださいね!あ、でも王国の騎士団や魔法師でもいいわよ?給料高いし!!」
ちょっとくい気味でジムニー先生がそう言ってきた。
「王国魔法師には妹のアリスがなります!な!」
そう言ってアリスの方を見る。
「うん!」
出来た妹…。
ごめんな…お兄ちゃんも立派な冒険者になるからな…。
「ご両親も賛成なされてるようですし、進路面談はこれで終わりです!」
父も母も俺が冒険者になることには賛成なので、つつがなく進路面談は終了した。
「父さん、母さん、帰りにちょっと寄ってみたいお店があるんだけど…。」
そうそう。
今日の目的は進路面談以外にもう一つある。
「どうしたの?」
母がこちらを見る。
「サンタール回復薬店に入ってみたいんだ。冒険者になったら回復薬が必要でしょ?」
回復薬!冒険者の必需品のはずだ。
家の雑貨店でも売ってるけど中古品で数日で効果も薄くなり、容器がボロボロになってしまうらしい。
正規品はいくらなんだろうと以前から気になっていたのだ。
「そうね。いいわよ?」
「昔はよく行ったがな!懐かしいし、久し振りに寄ってみるか!」
母も父も承諾し、帰りにサンタール回復薬店によることにした。
「ここね。」
店の前に着いたので、母が一度立ち止まる。
店の外観は、街の他の店と少し違う感じでちょっと豪華というかなんだか格式が高い印象を受ける。
カランカラ~ン
扉を開けると、ドアの上についていた鈴が鳴る。
「いらっしゃいませ。」
店に入ると、白い清楚な格好をした女性の店員が丁寧に出迎えてくれた。
…一人で入らなくてよかった…。
と思っていると、
「こんにちわ。回復薬を見せてください。」
母が慣れた感じで店員にそう言う。
おお…。大人…。
と不思議な気持ちでその光景を見ながら、母に続いて歩く。
店内は、外観よりもさらになんだか荘厳な感じで彩られていた。
「回復薬はこちらです。何かあればお申し付けください。」
白い清楚な格好をした女性の店員が丁寧にそう言い、店の入口のあたりに戻っていく。
「ん~…やっぱり今も高いのね~…」
母が棚に並べられた回復薬を見ながらそう言う。
棚にはずらりと回復薬が並べられている。
外観はいつも父の雑貨屋で売っている中古品と同じように見える。
どれどれ…と俺も近づいてみる。
「鑑定」
鑑定結果
・種類:回復薬
・分類:HP回復
・材質:液体
・名前:ポーション
ほほ~。ってまぁこれは家で売ってるポーションの鑑定結果と同じだ。
ええっと値段はと…
「50,000ガル」
た…たけぇ…っ。
よく見ると、説明書きの下に、消費期限1ヵ月と書かれている。
そういえば、前に隣の家のボルドさんから、ポーションの入っている容器は、1ヵ月が経つと途端に劣化し、ボロボロになってしまうと聞いたことがある。
なんかこれは無理やりそう言う風にしてボッタくってんじゃないの…?
と怪しいな…と思いながら、ずらりと並べられたポーションを見る。
お、なんだか奥の方に容器のふたの色が変えられたポーションが並んでいる。
近づいていってみる。
お、こっちは消費期限3ヵ月みたいだ。
「100,000ガル」
うへぇ…。
お、さらにこっちは消費期限6ヵ月。
「150,000ガル」
………。
思い切って店員に聞いてみると、容器の材質が少し違うようだ。
アクリという木から採れる樹脂で出来ているそうなのだが、高品質のものは耐久性が高く、消費期限が長いらしい。
なんだか怪しい金の匂いがするぜ…母さん…。
と母に聞いてみる。
「ポーション高いんだね…。母さん達もいつも買っていってたの?」
「そうね。冒険者ならしょうがないわよ?必需品なの。」
「母さんの回復魔法だとだめなの?」
そうそう、母さんは回復魔法使えるし…。
「母さんの回復魔法では治せない怪我でも、ポーションなら治せたりするのよ?それに魔法はMPが無くなったら使えないし。クルスも冒険者になったら必ず買いなさいね?」
「わかったよ!」
確かにポーションの効き目ってすごかったな…。
俺も回復魔法の練習をしているが、以前オーガと戦った時に使ったポーションの回復スピードに比べたらまだまだだ。
冒険者で生計を立てるのって大変そうだな…。
と思いつつ、お店の中を見れた俺は、もう満足と、家に帰ろうと両親に伝える。
「そうね!なんだかこのお店に来たら久しぶりに狩りに行きたくなっちゃったわ!」
「はっはっは!そうか!クルスが冒険者になったら皆で行くか!」
母と父がそんな会話をしながら店を出る。
カランカラ~ン
「ありがとうございました。女神タキオンの御加護があらんことを。」
白い清楚な格好をした女性の店員が丁寧にそう言った。
----------------------------------------------------------------------
・アクリの木:亜熱帯の気候でよく育つ木。
木から採れる樹液はポーションの容器の材料としてよく使用される。
樹液は任意の形にしてから太陽光もしくは光の魔石の光を10時間浴びせると形が固定される。
形が固定されても、触った感触はすこしプニプニしている。
形の固定後、27日経つと樹脂の内部組織の劣化が始まり伸縮性が徐々に低下、30~31日目に組織が崩壊する。寒い地域で採取された物は組織の劣化が遅くなり、高品質品として高値で取引される。
また、アクリの木の幹はポーションの容器のキャップに使われる。幹も少し軟らかい。
・回復薬「ポーション」:軽度の傷、病を癒す力を持つとされる液体状の薬。傷を癒すほかにHPも回復する。
1mlでHP1回復。(怪我をしている場合は回復後、その症状によりまたHPは低下する)
1mlで1cm^3の範囲の傷を修復する。(怪我の状態により変動するため参考)
内部の傷は骨のヒビ程度なら効果がある。(内部組織の損傷の場合、皮膚表面に掛けるだけだと、効果が浸透しずらいため、服用と合わせての使用が推奨されている。)
また、「ポーション」は特定の素材の容器で保管しないと成分が放散され、薬としての効果を消失する。
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