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第四章 セストの秘密
この苛立ちの正体は
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「魔石の品質って、目視で確認するだけなんでしょうか」
棚の続く通路をしばらく進み、作業台のあるスペースへ引き返してきた。ロザリアは歩きながらコルラードに質問した。
ここ最近頻発している火石の暴発。手が加えられているとすれば魔収室の可能性が高いというところまではわかっている。
一見したところ、魔石の保管されている棚には、特に見張りが立っているわけではない。暴発を起こさせる魔法をかける隙はいくらでもありそうだ。それに手作業で仕分けされる段階で、わざと品質の悪いものを残しておくこともできる。
いずれも魔収室の室員でなければ難しいが、逆に言えば室員ならば容易に手を加えることはできる。
ロザリアの疑問にコルラードは、
「目視で確認しているだけのように見えますが、手で魔石の中の魔力を感じ取り、状態を確認しているんですよ。それも違う二人以上の室員が確認することになっているので、見落としはほとんどありません」
「そうなんですね」
それならば収納されている段階で、手が加えられているのだろうか。あるいは暴発に加担している室員が何人かいるという可能性もある。それならば仕分け段階で悪石を混ぜ込むこともできる。
考えてみれば、魔事室で収集した魔石関係の事故は、この魔収室にもフィードバックすべきことなのだろう。どの魔石に見落としが多かったか。魔収室の室員が共有することで、今回のように特定の魔石に暴発が多発していることがわかれば、室員の選別作業の注意力があがるはずだ。それが抑止力にも繋がる。
王都へ戻ったら、早速ペアーノ室長に提案してみよう。
魔収室を出て砦の廊下をコルラードと並んで歩いていると、狩りに行った乙女たちの一行が戻ったとの触れが回っていた。
「わたし、乙女たちのお出迎えに行きますね。案内していただいて、ありがとうございました」
「いえいえどういたしまして。あの、私も出迎えに行きます。伝達事項など確認したいので」
そう言うので一緒に狩りの作戦室に向かった。
***
今日の狩りは全くの空振りだった。昨日の狩りで、一角獣の角は予定より多く集められている。雲行きも怪しく、これ以上の狩りの続行は意味がない。セストは早めに撤収の指示を出した。
砦に帰り着き作戦室に落ち着くと、ロザリアとコルラードが並んで広間に入ってきた。妙な取り合わせだ。セストがちらりとロザリアに視線を向けると、ロザリアはセストと目が合う前にすっと視線をそらせた。
昨日のことを思えば、当然と言えば当然の反応だ。ディーナのことを隠してロザリアに近づいたのだ。でもロザリアはいっさいセストを詰ったり、声を荒げたりはしなかった。それでも伏せた瞳が傷ついた心を映していたし、相当なショックを受けていることもわかった。
ディーナを求めて、再び手に入れたくて、そのことしかセストの頭にはなかった。再び一緒に暮らせることを願い、ロザリアを、その核にあるディーナを手に入れたかった。ロザリアがそのことをどう思うかなど、考えもしなかった。
そもそもあいつは、俺になびいたりはしなかった。
どれだけセストが言葉を尽くしても、ロザリアはいつも相手にはしなかった。ただ、最近のロザリアは少なくともセストを嫌ってはいなかったはずだ。好意さえ抱いていたかもしれない。そうでなければ、身持ちの固そうなロザリアが、セストとキスを交わしたりはしないだろう。
だとしたら余計に俺は最悪だ。
けれど一つ言い訳ができるなら、ロザリアとキスを交わしてからのセストは、ディーナの存在抜きにロザリアのことを見ていた。
そのことだけは伝えたかった。
セストは、ロザリアがコルラードに会釈して、ソファに座っている乙女達の元へ向かうのを目で追った。コルラードに向けたロザリアの会釈はよそ行きだったが、にこりと笑んだ顔は清楚でかわいかった。セストにはいつもつっけんどんで、愛想笑いの一つもしないくせに。
セストは今日の狩りの状況と、明日の配置確認をしながら、目はロザリアを追っていた。ロザリアは今日は一頭も現れなかったと残念そうな乙女達の肩に手を置き、優しく宥めていた。セストの視線を感じているだろうに、こちらの方は一切見ようとはしない。昨日はあれだけ何度も視線を交わしていたのに。
当然の仕打ちではあるが、苛々するのはなぜなのだろう。
もともとディーナの身代わりだった。ロザリアの心が欲しかったわけではない。傷つけた自覚もある。最低のことをしたという負い目もある。
そんな全部をひっくるめて、怒っているなら怒っていると直接自分に言えばいい。少し赤みの残る目で、今日の狩りを休んだ理由なんて丸分かりだ。それなのに何も言わず、目をそらし続けるだけ。
そして俺に言い訳の一つもさせてほしい。
セストは一通りの打ち合わせが終わると、椅子から立ち上がり、乙女の側に跪いて、まだ宥めているロザリアの二の腕をつかんだ。
ロザリアはセストの顔を見て目をまん丸にして驚いたが、次の瞬間には目をそらした。
「離してください」
「目をそらすな。話がある」
「わたしにはありません」
「ないわけがないだろう。来い」
「いやです。離してください。腕が痛い―――」
「―――強情な女だな、とにかく来い」
周りにはまだ今日の狩りに参加した魔法士達がいる。乙女をはじめ、広間にいた者達がセストとロザリアのやり取りを、固唾をのんで見ていた。これ以上好奇の目に晒されるのはごめんだ。
セストはロザリアの腕をつかんだまま、転移の渦を出すと、ロザリアの同意も得ずに飛び込んだ。瞬間、
「きゃーっ」とロザリアが叫び、セストにしがみついてきた。あれだけ拒否していたくせに、やっぱり転移は怖いとみえる。ぎゅっと抱きついてくる。
いつもそうやって素直にしていればかわいいのに。
セストは、震えながらしがみついているロザリアを抱きしめた。自分の腕の中にロザリアがいることが、ただ単純に嬉しかった。
ロザリアを見るたび、ディーナとの違いにイライラしていた。ディーナの記憶を持たないロザリアは、ディーナではない。わかっていながら、ディーナらしくないロザリアに、勝手に腹を立てていた。
でも違う。そうではないとやっと気がついたところだった。
それなのにロザリアに距離をとられると、心の隙間に冷たい風が吹いているような気がする。ロザリアはディーナの身代わりではない。いつの間にかセストの心の多くをしめている。
セストは自分の屋敷に転移すると、ロザリアをそっと離した。雨が勢いよく降り出した。
棚の続く通路をしばらく進み、作業台のあるスペースへ引き返してきた。ロザリアは歩きながらコルラードに質問した。
ここ最近頻発している火石の暴発。手が加えられているとすれば魔収室の可能性が高いというところまではわかっている。
一見したところ、魔石の保管されている棚には、特に見張りが立っているわけではない。暴発を起こさせる魔法をかける隙はいくらでもありそうだ。それに手作業で仕分けされる段階で、わざと品質の悪いものを残しておくこともできる。
いずれも魔収室の室員でなければ難しいが、逆に言えば室員ならば容易に手を加えることはできる。
ロザリアの疑問にコルラードは、
「目視で確認しているだけのように見えますが、手で魔石の中の魔力を感じ取り、状態を確認しているんですよ。それも違う二人以上の室員が確認することになっているので、見落としはほとんどありません」
「そうなんですね」
それならば収納されている段階で、手が加えられているのだろうか。あるいは暴発に加担している室員が何人かいるという可能性もある。それならば仕分け段階で悪石を混ぜ込むこともできる。
考えてみれば、魔事室で収集した魔石関係の事故は、この魔収室にもフィードバックすべきことなのだろう。どの魔石に見落としが多かったか。魔収室の室員が共有することで、今回のように特定の魔石に暴発が多発していることがわかれば、室員の選別作業の注意力があがるはずだ。それが抑止力にも繋がる。
王都へ戻ったら、早速ペアーノ室長に提案してみよう。
魔収室を出て砦の廊下をコルラードと並んで歩いていると、狩りに行った乙女たちの一行が戻ったとの触れが回っていた。
「わたし、乙女たちのお出迎えに行きますね。案内していただいて、ありがとうございました」
「いえいえどういたしまして。あの、私も出迎えに行きます。伝達事項など確認したいので」
そう言うので一緒に狩りの作戦室に向かった。
***
今日の狩りは全くの空振りだった。昨日の狩りで、一角獣の角は予定より多く集められている。雲行きも怪しく、これ以上の狩りの続行は意味がない。セストは早めに撤収の指示を出した。
砦に帰り着き作戦室に落ち着くと、ロザリアとコルラードが並んで広間に入ってきた。妙な取り合わせだ。セストがちらりとロザリアに視線を向けると、ロザリアはセストと目が合う前にすっと視線をそらせた。
昨日のことを思えば、当然と言えば当然の反応だ。ディーナのことを隠してロザリアに近づいたのだ。でもロザリアはいっさいセストを詰ったり、声を荒げたりはしなかった。それでも伏せた瞳が傷ついた心を映していたし、相当なショックを受けていることもわかった。
ディーナを求めて、再び手に入れたくて、そのことしかセストの頭にはなかった。再び一緒に暮らせることを願い、ロザリアを、その核にあるディーナを手に入れたかった。ロザリアがそのことをどう思うかなど、考えもしなかった。
そもそもあいつは、俺になびいたりはしなかった。
どれだけセストが言葉を尽くしても、ロザリアはいつも相手にはしなかった。ただ、最近のロザリアは少なくともセストを嫌ってはいなかったはずだ。好意さえ抱いていたかもしれない。そうでなければ、身持ちの固そうなロザリアが、セストとキスを交わしたりはしないだろう。
だとしたら余計に俺は最悪だ。
けれど一つ言い訳ができるなら、ロザリアとキスを交わしてからのセストは、ディーナの存在抜きにロザリアのことを見ていた。
そのことだけは伝えたかった。
セストは、ロザリアがコルラードに会釈して、ソファに座っている乙女達の元へ向かうのを目で追った。コルラードに向けたロザリアの会釈はよそ行きだったが、にこりと笑んだ顔は清楚でかわいかった。セストにはいつもつっけんどんで、愛想笑いの一つもしないくせに。
セストは今日の狩りの状況と、明日の配置確認をしながら、目はロザリアを追っていた。ロザリアは今日は一頭も現れなかったと残念そうな乙女達の肩に手を置き、優しく宥めていた。セストの視線を感じているだろうに、こちらの方は一切見ようとはしない。昨日はあれだけ何度も視線を交わしていたのに。
当然の仕打ちではあるが、苛々するのはなぜなのだろう。
もともとディーナの身代わりだった。ロザリアの心が欲しかったわけではない。傷つけた自覚もある。最低のことをしたという負い目もある。
そんな全部をひっくるめて、怒っているなら怒っていると直接自分に言えばいい。少し赤みの残る目で、今日の狩りを休んだ理由なんて丸分かりだ。それなのに何も言わず、目をそらし続けるだけ。
そして俺に言い訳の一つもさせてほしい。
セストは一通りの打ち合わせが終わると、椅子から立ち上がり、乙女の側に跪いて、まだ宥めているロザリアの二の腕をつかんだ。
ロザリアはセストの顔を見て目をまん丸にして驚いたが、次の瞬間には目をそらした。
「離してください」
「目をそらすな。話がある」
「わたしにはありません」
「ないわけがないだろう。来い」
「いやです。離してください。腕が痛い―――」
「―――強情な女だな、とにかく来い」
周りにはまだ今日の狩りに参加した魔法士達がいる。乙女をはじめ、広間にいた者達がセストとロザリアのやり取りを、固唾をのんで見ていた。これ以上好奇の目に晒されるのはごめんだ。
セストはロザリアの腕をつかんだまま、転移の渦を出すと、ロザリアの同意も得ずに飛び込んだ。瞬間、
「きゃーっ」とロザリアが叫び、セストにしがみついてきた。あれだけ拒否していたくせに、やっぱり転移は怖いとみえる。ぎゅっと抱きついてくる。
いつもそうやって素直にしていればかわいいのに。
セストは、震えながらしがみついているロザリアを抱きしめた。自分の腕の中にロザリアがいることが、ただ単純に嬉しかった。
ロザリアを見るたび、ディーナとの違いにイライラしていた。ディーナの記憶を持たないロザリアは、ディーナではない。わかっていながら、ディーナらしくないロザリアに、勝手に腹を立てていた。
でも違う。そうではないとやっと気がついたところだった。
それなのにロザリアに距離をとられると、心の隙間に冷たい風が吹いているような気がする。ロザリアはディーナの身代わりではない。いつの間にかセストの心の多くをしめている。
セストは自分の屋敷に転移すると、ロザリアをそっと離した。雨が勢いよく降り出した。
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