72 / 99
第三章
再び
しおりを挟む
「さぁどうぞ」
差し出された手をとるか、ヨハンナは迷った。
アランの話では、今日はニクラスは神殿にはいないということだったけれど。
護衛兵の方を見ると、異変を察して近寄ってくる。
ヨハンナが躊躇っている間に、ニクラスはヨハンナの手を取り立ち上がらせ、スカートについた砂を払ってくれた。
「あ、すみません。神官様にこんなことをさせて」
ヨハンナは慌ててニクラスの手をおし留め、自分で砂を払った。ニクラスはにこりと笑む。
『弟たちが世話になっているようだね』
――え?
頭のなかに直接響くようなこの話し方はセキとコクと話すときのやり方だ。
ヨハンナはニクラスを見つめ返した。
『驚いたかい? 私はセキとコクの兄だよ』
何もかも白いニクラスの幻影が立ち上がり、白龍の姿が背後に現れた。他の人には見えていないようで、周囲の人達は相変わらず熱心に白砂を袋に詰めている。
『白龍……』
ヨハンナの呟きと共にニクラスの背後の幻影は消える。
『私を奉じる神殿で、私自身神官をしているなんておかしな冗談だろう?』
ニクラスはそう言って肩をすくめてみせる。
『会えて嬉しいよ、ヨハンナ。母の加護を受けし子よ。君は本来こんなところにいてはいけない。母様が寂しがっておいでだよ』
『緑龍が?』
『ああ。だって母様は君を側に置いておくために君に加護を与えたのだからね。君は本来君がいるべき場所へ今すぐ行かなければならないよ。テンドウの里の、神殿の奥深くへとね』
「やぁヨハンナ」
ニクラスとの会話に集中していたヨハンナはすぐ側でかけられた声に飛び上がるほど驚いた。
意識を現実へと向けると、ニクラスの隣に同じ神官服を着た見慣れた顔があった。
「レイモン……」
男にしてはほっそりとした体躯のレイモンは、神官服を着てニクラスの隣に立っていると二柱の神のようにも見える。
レイモンは驚くヨハンナをよそに、ヨハンナの手をとると導くように神殿の中へと歩き始めた。
「足はよくなったみたいだね。よかったよ」
「レイモン、あの……」
レイモンは有無を言わさぬ力強さでヨハンナをどんどん神殿の中へと引っ張っていく。
「お待ちを。どちらへ」
その前に剣を佩いた護衛が立ちふさがった。ヨハンナの様子からおかしいと判断したのだろう。
助けを求めるように護衛の人を見ると、伝わったようだ。護衛は剣の柄に手をかけた。
「どうぞその手をお放しください。神官様」
殺気立った護衛兵にレイモンは「やだなぁ」とおどけた声を出し、だがヨハンナの手は離さなかった。
「大丈夫だよ。疲れているようだから休める部屋へ案内しようとしただけだ。それにニクラス様も一緒なんだよ。白の神殿の神官が、何かする訳ないでしょ。心配なら君もついてくるといい」
レイモンはそう言って護衛兵を押しのけ、神殿の中へと入った。
講堂へとつながる廊下ではなく、神官達の私的な通路なのだろう。石造りの冷たい床に、レイモン、ニクラス、ヨハンナ、護衛兵五人の足音が反響する。
「お待ち下さい。そのお方の手をお離しください」
あとを追いかけてきていた護衛兵五人が前へ回り込み、これ以上行かせまいとレイモン、ニクラスの歩みを止めた。
「無礼な。そこを退くんだ」
ニクラスが前へ出て、五人を睨みつけた。
するとさきほどまで殺気立っていた護衛兵が、一歩後ろに下がった。
「失礼いたしました」
目が、どことなく虚ろだ。
「ほら、行くよ」
レイモンは再びヨハンナの手を掴むと歩き出した。
迷路のような通路を何度も曲がり、扉を通りぬけ、と繰り返す。様子はおかしかったが、護衛兵の足音もついてくる。
レイモンはぐんぐん先を急ぐ。レイモンに引かれながら歩いていたヨハンナは足がもつれ、倒れそうになった。
「おっと。ちょっと急ぎすぎたかな?」
レイモンは気がつき、足を止めるとヨハンナを担ぎ上げた。
ぎょっとして助けを求めるように後ろについてきているはずの護衛兵の姿を探した。
が、確かに後ろを歩いていたはずの護衛兵の姿が消えている。
「上手くまけたようだね」
レイモンがニクラスに言うと、ニクラスは白い目を細めた。
「なに、この神殿は我が城。意のままに人を導くことなど造作ない」
いつから。いつから護衛兵の足音が消えていたのだろう。レイモンに引かれる腕が痛くて注意力が散漫になっていた。
「下ろして! レイモン!」
ヨハンナは力の限り足をばたつかせ、膝でレイモンを蹴ったが、レイモンは見かけに反して全く動じない。
「ほらほら暴れないで。また足を痛めるよ? 迎えに来たんだヨハンナ。一緒に帰ろう。テンドウの里に。セヴェリ様が待ってる」
レイモンの言葉にヨハンナは体が強張った。
セヴェリ、セヴェリが待っている――。
「いやだ、下ろして! お願いレイモン。いや……」
「君を連れ戻すために、ここずっとニクラスと一緒に計画を練っていたんだ。こないだの広場で失敗してアランの警戒が強まったからね。アランの屋敷は警備が厳重なんだ。なかなかヨハンナに接触できなかった。ニクラスと、白龍で強行突破かぁなんて、言ってたんだ。それが今日、君がここに来ることを知って。ニクラスがいないって種をまいといて正解だったよ。こんなチャンス見逃せないでしょ」
「下ろして! 私はどこにも行かない……。テンドウの里には行かない」
「そんなこと言わないでヨハンナ。僕、君を連れ戻すってセヴェリ様と約束したんだ。里はいいとこだよ。のんびりしてて、緑は豊かで。ヨハンナもきっと気に入る。それにセヴェリ様も優しくしてくれる」
再びセヴェリの名がレイモンの口から出、ヨハンナは内陸部の屋敷でのことを思い出し、体が震えた。恐怖から遮二無二暴れた。
「いやだ! 下ろして! 下ろして!」
「うわっと」
足で蹴り上げ、両手でレイモンの背を叩き、その髪を引っ張った。さすがにレイモンはよろけた。
「そのような我がままを言ってはいけませんよ。あなたは母様をお慰めする役目を果たさねばなりません。我らと共に参りましょう。テンドウの里へ」
ニクラスがレイモンの背後にまわり、暴れるヨハンナの顎を捉えるとその白い瞳でヨハンナの目を覗き込んだ。
ヨハンナは吸い寄せられるように白い瞳を見つめ、ニクラスの瞳が発光したように感じたのを最後に意識はふつりと途絶えた。
差し出された手をとるか、ヨハンナは迷った。
アランの話では、今日はニクラスは神殿にはいないということだったけれど。
護衛兵の方を見ると、異変を察して近寄ってくる。
ヨハンナが躊躇っている間に、ニクラスはヨハンナの手を取り立ち上がらせ、スカートについた砂を払ってくれた。
「あ、すみません。神官様にこんなことをさせて」
ヨハンナは慌ててニクラスの手をおし留め、自分で砂を払った。ニクラスはにこりと笑む。
『弟たちが世話になっているようだね』
――え?
頭のなかに直接響くようなこの話し方はセキとコクと話すときのやり方だ。
ヨハンナはニクラスを見つめ返した。
『驚いたかい? 私はセキとコクの兄だよ』
何もかも白いニクラスの幻影が立ち上がり、白龍の姿が背後に現れた。他の人には見えていないようで、周囲の人達は相変わらず熱心に白砂を袋に詰めている。
『白龍……』
ヨハンナの呟きと共にニクラスの背後の幻影は消える。
『私を奉じる神殿で、私自身神官をしているなんておかしな冗談だろう?』
ニクラスはそう言って肩をすくめてみせる。
『会えて嬉しいよ、ヨハンナ。母の加護を受けし子よ。君は本来こんなところにいてはいけない。母様が寂しがっておいでだよ』
『緑龍が?』
『ああ。だって母様は君を側に置いておくために君に加護を与えたのだからね。君は本来君がいるべき場所へ今すぐ行かなければならないよ。テンドウの里の、神殿の奥深くへとね』
「やぁヨハンナ」
ニクラスとの会話に集中していたヨハンナはすぐ側でかけられた声に飛び上がるほど驚いた。
意識を現実へと向けると、ニクラスの隣に同じ神官服を着た見慣れた顔があった。
「レイモン……」
男にしてはほっそりとした体躯のレイモンは、神官服を着てニクラスの隣に立っていると二柱の神のようにも見える。
レイモンは驚くヨハンナをよそに、ヨハンナの手をとると導くように神殿の中へと歩き始めた。
「足はよくなったみたいだね。よかったよ」
「レイモン、あの……」
レイモンは有無を言わさぬ力強さでヨハンナをどんどん神殿の中へと引っ張っていく。
「お待ちを。どちらへ」
その前に剣を佩いた護衛が立ちふさがった。ヨハンナの様子からおかしいと判断したのだろう。
助けを求めるように護衛の人を見ると、伝わったようだ。護衛は剣の柄に手をかけた。
「どうぞその手をお放しください。神官様」
殺気立った護衛兵にレイモンは「やだなぁ」とおどけた声を出し、だがヨハンナの手は離さなかった。
「大丈夫だよ。疲れているようだから休める部屋へ案内しようとしただけだ。それにニクラス様も一緒なんだよ。白の神殿の神官が、何かする訳ないでしょ。心配なら君もついてくるといい」
レイモンはそう言って護衛兵を押しのけ、神殿の中へと入った。
講堂へとつながる廊下ではなく、神官達の私的な通路なのだろう。石造りの冷たい床に、レイモン、ニクラス、ヨハンナ、護衛兵五人の足音が反響する。
「お待ち下さい。そのお方の手をお離しください」
あとを追いかけてきていた護衛兵五人が前へ回り込み、これ以上行かせまいとレイモン、ニクラスの歩みを止めた。
「無礼な。そこを退くんだ」
ニクラスが前へ出て、五人を睨みつけた。
するとさきほどまで殺気立っていた護衛兵が、一歩後ろに下がった。
「失礼いたしました」
目が、どことなく虚ろだ。
「ほら、行くよ」
レイモンは再びヨハンナの手を掴むと歩き出した。
迷路のような通路を何度も曲がり、扉を通りぬけ、と繰り返す。様子はおかしかったが、護衛兵の足音もついてくる。
レイモンはぐんぐん先を急ぐ。レイモンに引かれながら歩いていたヨハンナは足がもつれ、倒れそうになった。
「おっと。ちょっと急ぎすぎたかな?」
レイモンは気がつき、足を止めるとヨハンナを担ぎ上げた。
ぎょっとして助けを求めるように後ろについてきているはずの護衛兵の姿を探した。
が、確かに後ろを歩いていたはずの護衛兵の姿が消えている。
「上手くまけたようだね」
レイモンがニクラスに言うと、ニクラスは白い目を細めた。
「なに、この神殿は我が城。意のままに人を導くことなど造作ない」
いつから。いつから護衛兵の足音が消えていたのだろう。レイモンに引かれる腕が痛くて注意力が散漫になっていた。
「下ろして! レイモン!」
ヨハンナは力の限り足をばたつかせ、膝でレイモンを蹴ったが、レイモンは見かけに反して全く動じない。
「ほらほら暴れないで。また足を痛めるよ? 迎えに来たんだヨハンナ。一緒に帰ろう。テンドウの里に。セヴェリ様が待ってる」
レイモンの言葉にヨハンナは体が強張った。
セヴェリ、セヴェリが待っている――。
「いやだ、下ろして! お願いレイモン。いや……」
「君を連れ戻すために、ここずっとニクラスと一緒に計画を練っていたんだ。こないだの広場で失敗してアランの警戒が強まったからね。アランの屋敷は警備が厳重なんだ。なかなかヨハンナに接触できなかった。ニクラスと、白龍で強行突破かぁなんて、言ってたんだ。それが今日、君がここに来ることを知って。ニクラスがいないって種をまいといて正解だったよ。こんなチャンス見逃せないでしょ」
「下ろして! 私はどこにも行かない……。テンドウの里には行かない」
「そんなこと言わないでヨハンナ。僕、君を連れ戻すってセヴェリ様と約束したんだ。里はいいとこだよ。のんびりしてて、緑は豊かで。ヨハンナもきっと気に入る。それにセヴェリ様も優しくしてくれる」
再びセヴェリの名がレイモンの口から出、ヨハンナは内陸部の屋敷でのことを思い出し、体が震えた。恐怖から遮二無二暴れた。
「いやだ! 下ろして! 下ろして!」
「うわっと」
足で蹴り上げ、両手でレイモンの背を叩き、その髪を引っ張った。さすがにレイモンはよろけた。
「そのような我がままを言ってはいけませんよ。あなたは母様をお慰めする役目を果たさねばなりません。我らと共に参りましょう。テンドウの里へ」
ニクラスがレイモンの背後にまわり、暴れるヨハンナの顎を捉えるとその白い瞳でヨハンナの目を覗き込んだ。
ヨハンナは吸い寄せられるように白い瞳を見つめ、ニクラスの瞳が発光したように感じたのを最後に意識はふつりと途絶えた。
0
お気に入りに追加
61
あなたにおすすめの小説


私は5歳で4人の許嫁になりました【完結】
Lynx🐈⬛
恋愛
ナターシャは公爵家の令嬢として産まれ、5歳の誕生日に、顔も名前も知らない、爵位も不明な男の許嫁にさせられた。
それからというものの、公爵令嬢として恥ずかしくないように育てられる。
14歳になった頃、お行儀見習いと称し、王宮に上がる事になったナターシャは、そこで4人の皇子と出会う。
皇太子リュカリオン【リュカ】、第二皇子トーマス、第三皇子タイタス、第四皇子コリン。
この4人の誰かと結婚をする事になったナターシャは誰と結婚するのか………。
※Hシーンは終盤しかありません。
※この話は4部作で予定しています。
【私が欲しいのはこの皇子】
【誰が叔父様の側室になんてなるもんか!】
【放浪の花嫁】
本編は99話迄です。
番外編1話アリ。
※全ての話を公開後、【私を奪いに来るんじゃない!】を一気公開する予定です。

今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。
そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。
だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。
そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。

淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。

白い結婚は無理でした(涙)
詩森さよ(さよ吉)
恋愛
わたくし、フィリシアは没落しかけの伯爵家の娘でございます。
明らかに邪な結婚話しかない中で、公爵令息の愛人から契約結婚の話を持ち掛けられました。
白い結婚が認められるまでの3年間、お世話になるのでよい妻であろうと頑張ります。
小説家になろう様、カクヨム様にも掲載しております。
現在、筆者は時間的かつ体力的にコメントなどの返信ができないため受け付けない設定にしています。
どうぞよろしくお願いいたします。

アルバートの屈辱
プラネットプラント
恋愛
妻の姉に恋をして妻を蔑ろにするアルバートとそんな夫を愛するのを諦めてしまった妻の話。
『詰んでる不憫系悪役令嬢はチャラ男騎士として生活しています』の10年ほど前の話ですが、ほぼ無関係なので単体で読めます。

選ばれたのは私ではなかった。ただそれだけ
暖夢 由
恋愛
【5月20日 90話完結】
5歳の時、母が亡くなった。
原因も治療法も不明の病と言われ、発症1年という早さで亡くなった。
そしてまだ5歳の私には母が必要ということで通例に習わず、1年の喪に服すことなく新しい母が連れて来られた。彼女の隣には不思議なことに父によく似た女の子が立っていた。私とあまり変わらないくらいの歳の彼女は私の2つ年上だという。
これからは姉と呼ぶようにと言われた。
そして、私が14歳の時、突然謎の病を発症した。
母と同じ原因も治療法も不明の病。母と同じ症状が出始めた時に、この病は遺伝だったのかもしれないと言われた。それは私が社交界デビューするはずの年だった。
私は社交界デビューすることは叶わず、そのまま治療することになった。
たまに調子がいい日もあるが、社交界に出席する予定の日には決まって体調を崩した。医者は緊張して体調を崩してしまうのだろうといった。
でも最近はグレン様が会いに来ると約束してくれた日にも必ず体調を崩すようになってしまった。それでも以前はグレン様が心配して、私の部屋で1時間ほど話をしてくれていたのに、最近はグレン様を姉が玄関で出迎え、2人で私の部屋に来て、挨拶だけして、2人でお茶をするからと消えていくようになった。
でもそれも私の体調のせい。私が体調さえ崩さなければ……
今では月の半分はベットで過ごさなければいけないほどになってしまった。
でもある日婚約者の裏切りに気づいてしまう。
私は耐えられなかった。
もうすべてに………
病が治る見込みだってないのに。
なんて滑稽なのだろう。
もういや……
誰からも愛されないのも
誰からも必要とされないのも
治らない病の為にずっとベッドで寝ていなければいけないのも。
気付けば私は家の外に出ていた。
元々病で外に出る事がない私には専属侍女などついていない。
特に今日は症状が重たく、朝からずっと吐いていた為、父も義母も私が部屋を出るなど夢にも思っていないのだろう。
私は死ぬ場所を探していたのかもしれない。家よりも少しでも幸せを感じて死にたいと。
これから出会う人がこれまでの生活を変えてくれるとも知らずに。
---------------------------------------------
※架空のお話です。
※設定が甘い部分があるかと思います。「仕方ないなぁ」とお赦しくださいませ。
※現実世界とは異なりますのでご理解ください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる