上 下
113 / 135
第3章

テンネブリス ―陵辱ジェットコースター(2)―

しおりを挟む
 酸欠に喘ぐ少女に十分な休息もなく、彼女を乗せた台座が再び加速する。

(あっ、また加速して、今度もまさか!?)

 ――バシィィィィーーーーーーーン!!

「はぎい゛い゛いいいぃぃぃぃぃぃぃぃ!!?」

 再びの精液プール。
 最大加速で広げた股間を白濁液に叩きつけられ、蹴り上げられたような衝撃に泣く。

「ぐぶっ、げぼおおぉ……く…んん………っ……ん………」

(ま、また精液ですの!?こんなに大量の汚らわしい液体を、いったいどうやって集めていますの!?)

「ぶぶ…んふうぅ………く………ぅ………っ………ぶぶっ………!」

 テンネブリスの鼻と口から滲む白濁汁。
 慣れてきたおかげで一度目ほど匂いに衝撃的な臭さではないが、臭いものは臭い。

(早く…抜けてぇ……縛られた状態で何度も水責めされて、もう息が長く続きませんの)

 ドロドロでぷりぷりと粘性の高い大量のザーメン。
 これまでの水責めと違って生暖かい温度なのも気持ち悪さに拍車をかける。

(うぅぅ、臭いいぃ……口を開けてはだめですわ!少しでも口を開くと隙間から滲んで……!飲みたくない、こんな汚らわしい液体、絶対飲みたくないですの…)

「げごっ…ぷ……………ぶ………ぽ……っ………ぅぅぅ………ぐぽおおおぉぉ、ぞぞちゅっじゅる」

(はうぅぅ、苦い苦い、臭いぃぃ!!息を吐いた時に少し飲んでしまいましたの!?うぅぅ、気持ち悪いいぃ)

 男汁のえぐ味苦味を舌で味わい、吐き気のしそうな臭気が喉を伝って鼻まで満ちる。

(飲み込んでしまった精液が喉に絡みついて…気持ち悪いですの、これ以上は無理ですわ、こんな汚らわしい物を飲んではだめ、そんなの耐えられませんの、絶対に無理ですわ!)

「ぐぶっ……くうぅ………ふっ……ぶっ………ぅ……ぐ……」

(くあぁ…苦しい…息が…早く、早く動いてぇぇ)

「ぶげっ、ぐっぶ…………げぽっ、じゅちゅ…………ぞぞ…………ぐぶっ」

(また飲んだあぁっ!いやですのに、気持ち悪いのに息を吐くと反動で飲んでしまいますわ!!苦くて臭い…最低ですの)

「…くっ………ぐぶ…………ぅぅ…………ぶ……………ん……ンン…………ンンンー!!」

(でも…苦しい!!息が苦しい!!早く…早く進んでえぇ…早く、空気をおぉぉ)

 ざばっと音を立ててテンネブリスの股間が水面へ出る。
 後少し、ほんの少しで精液プールから開放される。
 だと言うのに、台座の動きは牛歩の如く。

「ぐぶっ……げぶっ、ぐぐっ、んぐううぅぅ!じゅ、ずずっ……んぐ」

(もう無理ですの、早く早く早く!また飲んでしまいましたわぁ、精液苦いいぃ、臭いいぃ、早く、早く吐き出させてぇぇぇ空気ぃぃぃぃ!!はや゛く゛酸素くださいましいぃぃぃ!!)

 そこからゆっくりと、たっぷり時間をかけてテンネブリスが水面へと持ち上がる。

「ぶげはぁぁっ!ぶげっ、ぷげっげぼううぅぅぅ、はぁ、はぁ、げほッ、んはぁぁぁぁ、はふぅ、はふぅぅ……」

(やっと、息ができましたの。喉と口の中に広がる精液の臭いが、たまらなく気持ち悪いですわ…でも、そんなことを言っていられませんの、早く、呼吸を整えませんと……)

 テンネブリスは飲み込んだ精液を吐き出し、必死に息を整える。
 彼女の頭まで水面に出た瞬間、一気に台座の加速が始まる。
 すぐにものすごい遠心力が加わり、台座に身体が押し付けられた。
 肺を圧迫され息が詰まるが、横隔膜を駆使して無理やり肺にガス交換を強いる。

 2、3度、深く呼吸ができただろうか。
 十分に回復し切る前に、最大速度まで加速した台座が再び精液プールへ飛び込む。

 ――バシィィィィーーーーーーーン!!

「ひぎい゛い゛いいいぃぃぃぃぃぃぃぃ!!?」

 波々溜まった精液に叩きつけられる股間。

「ぶっ…げぶっ……ぁ…ぅぅ……ぷっ…ぼ…………ぶぎっ……ごふっ」

(また精液に漬けこまれて…呼吸ができませんの。粘性が高くて硬い…叩きつけられるお股が痛いですわぁ……)

「げぼっ、ごふっ、ずじゅる、ぷっ……ん…………んんぅ…………んぶっ」

(苦しいですわ、もう三回目……空気を吸える時間が短すぎて、息が続きませんの。空気を吐き出せば一瞬だけ楽になりますけれど、気を抜くとすぐ精液を飲み込んでしまいますわ)

「ぷげっ……んんッ………んぶッ………んんンッ!ぶじゅるる、ぷぎっ…………ぷはっ、ズズズッ」

(円の一番下まできましたわ……。ここの圧力、精液の圧力が凄すぎますの…肺が押しつぶされて、鼻から精液が入り込んで……あぁ…今度は耳からも入ってきてますわ、どんどん入る………耳と鼻の奥が、痛いですの…誰か…助けて……っ)

 三度目の精液プール。円の最下層、プール全体の半分まで移動したところで既にテンネブリスの呼吸は限界に近づいていた。
 しかし、飛び込む時の速度を殺しながら粘液の中を進む台座は、これまでとは比較にならないほどの遅さで円形のチューブを登っていく。

「…………んぐッ………ンッ………ンンッ……………ぷっ、げぶごご、ずずずずず………」

(うあぁぁぁぁ、息が苦しい!!台座の動きが遅すぎますわ……早く上がってぇ!!)

「ぷげっ…………んぶぶ………ぶはっ、んごっ、ンゴゴッ!!」

(くはぁぁ、飲んでしまいましたわっ!臭くて苦いのが、口の中いっぱいに広がってますの……もう嫌ですの、汚らわしい精液、飲みたくありませんわ!!)

 ドロッとした精液が、口内で唾液と混ざり合う。体外を精液に埋め尽くされ、口の中の精液を吐き出そうとしても口を開けた瞬間圧力に負けて更に飲み込んでしまう。

「くっ…………んぶっ………はぶっ、じゅる…………んぶっ………んぶっ………んんんンッ!!」

(空気を吐かずに精液だけ吐き出そうとすると、余計に口の中に滲み込んできますの。かと言って空気と一緒に吐いてはだめ……これ以上酸素を失ったら、酸欠で意識を失ってしまいますわ)

 こんな状況で気を失えば、肺まで精液で満たされ窒息してしまう。
 水で溺れるならともかく、こんな気持ちの悪い液体を体内に満たされ溺れ死ぬなど、とてもではないが耐えられない。
 それだけは避けようと必死に体内の酸素を温存するように耐えるが。

「ぐぶっ、ぷはっ……………げほっ、じゅるぶばっ…………うぅ…………んぶぅぅ………」

(だめですわぁ…意識すると余計に苦しくなってしまいますの。息を吐いた一瞬だけ、楽になって、もういっそ全部吐いてしまいたくなりますわ)

 肺に溜まったガス交換済みの、二酸化炭素の濃い空気を吐き出したい。堪えきれず漏らすように吐いた一瞬だけ、次に訪れる酸素たっぷりの空気を期待した脳が快楽物質を出したように、身体が少し楽になる。
 だが、少女が今飲み込めるのはドロドロでねちょねちょの濃厚ザーメンのみ。
 酸素を欲するままに飲み込んでしまえば、口の中に耐え難い苦味と悪臭が広がる。

 もちろん飲んだところで息苦しさは全く改善しない。
 百害あって一利無し、ただひたすらに耐える以外に手はない。
 しかし、度重なる窒息責めに、テンネブリスの体力も限界が近い。
しおりを挟む
感想 4

あなたにおすすめの小説

身体検査

RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、 選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

双葉病院小児病棟

moa
キャラ文芸
ここは双葉病院小児病棟。 病気と闘う子供たち、その病気を治すお医者さんたちの物語。 この双葉病院小児病棟には重い病気から身近な病気、たくさんの幅広い病気の子供たちが入院してきます。 すぐに治って退院していく子もいればそうでない子もいる。 メンタル面のケアも大事になってくる。 当病院は親の付き添いありでの入院は禁止とされています。 親がいると子供たちは甘えてしまうため、あえて離して治療するという方針。 【集中して治療をして早く治す】 それがこの病院のモットーです。 ※この物語はフィクションです。 実際の病院、治療とは異なることもあると思いますが暖かい目で見ていただけると幸いです。

こども病院の日常

moa
キャラ文芸
ここの病院は、こども病院です。 18歳以下の子供が通う病院、 診療科はたくさんあります。 内科、外科、耳鼻科、歯科、皮膚科etc… ただただ医者目線で色々な病気を治療していくだけの小説です。 恋愛要素などは一切ありません。 密着病院24時!的な感じです。 人物像などは表記していない為、読者様のご想像にお任せします。 ※泣く表現、痛い表現など嫌いな方は読むのをお控えください。 歯科以外の医療知識はそこまで詳しくないのですみませんがご了承ください。

お兄ちゃんはお医者さん!?

すず。
恋愛
持病持ちの高校1年生の女の子。 如月 陽菜(きさらぎ ひな) 病院が苦手。 如月 陽菜の主治医。25歳。 高橋 翔平(たかはし しょうへい) 内科医の医師。 ※このお話に出てくるものは 現実とは何の関係もございません。 ※治療法、病名など ほぼ知識なしで書かせて頂きました。 お楽しみください♪♪

ハイスペック上司からのドSな溺愛

鳴宮鶉子
恋愛
ハイスペック上司からのドSな溺愛

俺は普通の高校生なので、

雨ノ千雨
ファンタジー
普通の高校生として生きていく。その為の手段は問わない。

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

処理中です...