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第2章
茉莉香へのお仕置き―水中懸垂(5)―
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力尽き、変身も解けた梨姫を拷問部屋から運び出そうと抱きかかえた征司が、ふと今気づいたかのように水槽の中で沈んでいる茉莉香のことを思い出す。
茉莉香を水槽に放置してから、2時間以上が経過していた。征司は気絶した梨姫をひとまず作業台の上に横たえ、茉莉香のもとへ向かう。そこではだらりと口を開きながら白目をむき手足の力も抜けた姿で茉莉香が水中を漂っていた。
誰もが振り返る美少女然とした姿はそこにはなく、水で冷やされ真っ白を通り越して青白くなっている肌と、背後に広がる長髪は幽鬼の様にすら見える。秘所へ突き刺さったU字バイブは両穴を抉り、当初はギチギチだった肉壁を隙間が見えるほどに広げていた。膣穴のバイブは腹を前方へ抉りその形が外からもスク水越しに見えるようになっている。
――ガラガラガラ
窒息死する直前に両手とバイブに繋がった鎖が自動で引かれ、茉莉香の全身が水中から引き上げられる。
「…………………………………………………………」
水上へ出たというのに、呼吸は愚か指先一つ微動だにしない。
足の先まで水から上がると、覚醒のための電気ショックが始まった。
「……………………………ッ!――――――――――――――――ァァァァ!?!?げぼげがぁぁぁっ!おげっ!っげぎっ!おえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
鎖を伝って高圧電流が流れ、両腕の手枷と両穴のバイブから茉莉香の体内へ流れ込む。
ロデオマシンにでも乗っているかのように茉莉香の全身が大きく震え、口と鼻から大量の水を吐きだす。
「おっおっおっ!!ひっぐ、いっぐ、うっぉ!げぎぎぎぎギギギアアアアぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーー!!!オ゛オ゛オ゛ォォォンンン、ぎがあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーぁぁぁーーーーーーー」
ひとしきり吐き終え、肺が酸素を受け入れられるようになる。あまりに強烈な電撃が、無理やり横隔膜を動かし激痛とともに呼吸が行われた。止まりかけた不随意筋すらも電撃で動かされ、意識のはっきりしない中、茉莉香の口から絶叫が迸る。
「あががががががががががががあああっーーー!!うごあぁぁぁぁぁーーーーっ!!びぐっ!!ふぎゅうぅぅぅぅぅぅぅ!!あげげぇぇぇぇぇぇぇぇーーーーーッ!!」
壊れたように頭をガクガクと振り回し、時折体内に残った水をゲボゲボと吐き出しながら叫び続ける。
「―――――――――――――――ッ!?げンぼっ!!ピグッ!!?がっッハァーーーーーーーーー!!ひごあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーー!!お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛ーーーーーーーーー!!」
ガクンと一度頭を大きく振り、うつむきぴくぴくと震えるだけになる。
茉莉香の両鼻からツーッと鼻血が二筋流れた。
「ヒ゜ごおぉぉぉ!ひぐぅぅ……!!……あっ…がっ……ぱぺっ…お…ぉ…」
両手両足先が全てバラバラに変な方向を向き、本当に壊れた人形のようになったところで電撃がやんだ。何度か全身を大きく震わせながら、不規則な呼吸が行われる。
大きな震えが治まった後も、小刻みに震え焦点のあっていない目からは涙が溢れ、髪から滴る水滴と合流して形の良い顔を伝って水面へと落ちていく。
「…………ぴっ…………ぁ…………ぉぉ…………かっ…………ぅ……ぅ………こ゜ぶっ」
タンタンタンと足音を立て、征司が水槽横の階段を上がっていく。一番上まできて、ちょうど目線の合う位置でぴくぴく震える茉莉香の様子を全身じろりと見渡す。猛烈にスク水が食い込んだ股間を見てみると、そこから滴る液体に薄い黄色が混じっている。バイブが食い込みすぎ、斜めを向いたことで身体の外側へ向かう方向に力をかけていたためか、2つの穴には初めにはなかった大きな隙間ができていた。そのうち、尻穴にできた隙間からは微かに香ばしい匂いと共に、黄色と茶色の混じったような液体が溢れていた。
水責めが始まる前にはゴミひとつ無い綺麗な水だったはすだが、今の水槽の水は茉莉香の吐瀉物を初め体内から漏れ出した様々な物が混じり、汚く濁っている。
「よう、調子はどうだ?」
力なく呻く茉莉香に目を合わせ、征司が問いかける。
「ぅ……ぁ…………ま……………っ……………さ………………ぉ……へ………ぇぇ………」
かろうじて意識はあるようだが、まともな言葉を発することもできないほど、茉莉香は衰弱していた。もしかしたら、度重なる低酸素状態に、脳に障害が発生しているのかもしれない。
「流石に放置しすぎたか…少し回復してやらないとまずいな」
征司は3本の液体が入った試験管を取り出し、その中身を投げつけるように茉莉香に振りかけ、回復魔法を唱える。すると茉莉香の身体の震えが治まり、肌に赤みがさしてくる。正常な呼吸を取り戻し、しばらくすると脳にも十分酸素が行き渡ったのか、茉莉香の瞳に光が戻る。
「わ…たし……生きて……る……」
未だに呆然とした様子だが、茉莉香が意味のある言葉を吐き出し始めた。
「よう、調子はどうだ?」
先ほどと同じ問を繰り返す。
「ぅぁ……まつ……ご主人…さ…ま……もう…許し…て、くだ…さい………助…けて……」
「……調子はどうだ?」
三度、同じ問を繰り返す。今度は問いと同時に股間のバイブをぐりぐりと動かしながらだ。
「あぐぅぅ………っ、死に…そう…で…す……すごく、頭が…痛くて……力が…入ら…なく……もう…腕が……あが、り……ませ……ンッ……窒息…もう…やだぁ………」
か細く、縋るような声で茉莉香が訴える。
「あぁ、まぁそうだよな…少し長かったからな」
それに対して征司は頭をかきながら、軽い口調。
「少し…じゃ…ないぃ…」
「本当は梨姫に呪印を刻んだらすぐ戻ってきて次のお仕置きに移ろうと思ってたんだが、あいつが儀式直後にねだってくるもんでな、すっかり遅くなっちまったわ」
征司はすまんすまんと言いながら更に茉莉香へ回復魔法を重ねがけしていく。疲労がどんどん回復し、電撃で傷ついた体内の筋繊維や臓器も元に戻っていった。
「もう………いい…から…お願い、下ろし…て…はぁ……はぁ……」
征司の魔法は傷と疲労は回復しても、摩耗した精神まで回復させてはくれない。とにかくこの拘束から開放してほしい一心で、余裕なく茉莉香が言う。
「いいや、残念だがまだ駄目だ」
「どうし…て!?」
回復した茉莉香が、征司を睨みつけながら問う。
「気絶した梨姫をベッドに連れて行かないといけないからな。それが終わったら開放してやるよ」
「なんでっ…そんなの、後でもいいじゃない!バカぁっ!早く下ろしてよ!」
とうとう茉莉香が叫ぶ。
「おうおう、元気だなぁ。その様子だと、まだ反省も足りてないだろう」
少量の怒気を含んだ声で、征司が茉莉香を睨む。
プリズマシャインがアクアブロンテに状況をリークし助けを求めたことを、軽く流しているように見えて内心それなりの怒りを秘めていた征司には、今回は少しやりすぎた、くらいで止めるつもりはなかった。
「主人への口の聞き方がなってねぇなぁ。もっと奴隷らしくなるように調教してやらねぇとなぁ?」
「ひっ、ごめ…ごめんなさい!」
征司の様子に、茉莉香が怯み泣きそうな声で謝罪を口にする。
「すみませ…ん、反省してます、生意気な…ことを言いました……ごめんなさい……許してぇ……」
ただ余裕がなくなっていただけで、決して茉莉香は強気になっていた訳でも、自暴自棄になっていたわけでもない。これ以上の責めは耐えられない、今は征司に逆らってはいけないとすぐに判断し、謝罪と懇願を繰り返す。
「しょうがねぇなぁ。かわいい奴隷魔法少女の頼みだ、聞いてやらねぇこともない」
コンコンと股間のバイブを叩きながら、征司が意地の悪い笑みを浮かべる。
「あり、がとう……ございます!」
助かった!と安堵の顔を見せる茉莉香。体重を支える股間のバイブを軽く叩かれる刺激にも、この責め苦から開放される喜びの前に、さほどの反応も示さない。
しかし、直後の征司の一言で茉莉香は一気に地獄へと突き落とされる。
「じゃぁ、梨姫を寝かせてくる間、もうちょっとここで耐えていろ。それで今日は本当に終わりにしてやる」
「……えっ?」
「身体も回復しただろうから、今までと同じじゃそれほど面白くもないな。10分もすれば戻ってくるからその間ひたすらさっきの電気責めだ。気絶したら水中に落ちるようにしておいてやる、それで目が覚めるだろ。」
「ちょっと……待ってよ……!!電気って…さっきまでと同じ、電気をずっと!?」
茉莉香は言っていることが理解できない。いや、理解したくない。先程まで水中で気絶した茉莉香を叩き起こしていた電気ショックは、普通の少女が耐えるには辛すぎる。気絶から叩き起こされる1、2分の電撃でも、全身の筋肉と臓器を焼かれ、心臓が止まるかと思うほどの激痛に苛まれたのだ。10分連続で流されたら、とても耐えられるものではない。
「そんなの、無理よ……焼け死ぬ…絶対死ぬ……!」
「んーそうだな、戻ってきた時に死んでたら、今度は別のお仕置きをしてやろうか」
「いやぁぁぁぁ!うそっよね!まって、お願いやめてぇ!!」
茉莉香の悲鳴を他所に、征司はタンタンタンと音を立てて階段を降りていく。中ほどまで降りたところで、振り返ると一言。
「オマケでバイブも動かしておいてやる。腕で引く必要もないから、重りも今の4倍にしてやろう」
キザったらしく指をパチンと弾くと、征司の言ったとおりの責めが追加された。
茉莉香を水槽に放置してから、2時間以上が経過していた。征司は気絶した梨姫をひとまず作業台の上に横たえ、茉莉香のもとへ向かう。そこではだらりと口を開きながら白目をむき手足の力も抜けた姿で茉莉香が水中を漂っていた。
誰もが振り返る美少女然とした姿はそこにはなく、水で冷やされ真っ白を通り越して青白くなっている肌と、背後に広がる長髪は幽鬼の様にすら見える。秘所へ突き刺さったU字バイブは両穴を抉り、当初はギチギチだった肉壁を隙間が見えるほどに広げていた。膣穴のバイブは腹を前方へ抉りその形が外からもスク水越しに見えるようになっている。
――ガラガラガラ
窒息死する直前に両手とバイブに繋がった鎖が自動で引かれ、茉莉香の全身が水中から引き上げられる。
「…………………………………………………………」
水上へ出たというのに、呼吸は愚か指先一つ微動だにしない。
足の先まで水から上がると、覚醒のための電気ショックが始まった。
「……………………………ッ!――――――――――――――――ァァァァ!?!?げぼげがぁぁぁっ!おげっ!っげぎっ!おえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
鎖を伝って高圧電流が流れ、両腕の手枷と両穴のバイブから茉莉香の体内へ流れ込む。
ロデオマシンにでも乗っているかのように茉莉香の全身が大きく震え、口と鼻から大量の水を吐きだす。
「おっおっおっ!!ひっぐ、いっぐ、うっぉ!げぎぎぎぎギギギアアアアぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーー!!!オ゛オ゛オ゛ォォォンンン、ぎがあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーぁぁぁーーーーーーー」
ひとしきり吐き終え、肺が酸素を受け入れられるようになる。あまりに強烈な電撃が、無理やり横隔膜を動かし激痛とともに呼吸が行われた。止まりかけた不随意筋すらも電撃で動かされ、意識のはっきりしない中、茉莉香の口から絶叫が迸る。
「あががががががががががががあああっーーー!!うごあぁぁぁぁぁーーーーっ!!びぐっ!!ふぎゅうぅぅぅぅぅぅぅ!!あげげぇぇぇぇぇぇぇぇーーーーーッ!!」
壊れたように頭をガクガクと振り回し、時折体内に残った水をゲボゲボと吐き出しながら叫び続ける。
「―――――――――――――――ッ!?げンぼっ!!ピグッ!!?がっッハァーーーーーーーーー!!ひごあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーー!!お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛ーーーーーーーーー!!」
ガクンと一度頭を大きく振り、うつむきぴくぴくと震えるだけになる。
茉莉香の両鼻からツーッと鼻血が二筋流れた。
「ヒ゜ごおぉぉぉ!ひぐぅぅ……!!……あっ…がっ……ぱぺっ…お…ぉ…」
両手両足先が全てバラバラに変な方向を向き、本当に壊れた人形のようになったところで電撃がやんだ。何度か全身を大きく震わせながら、不規則な呼吸が行われる。
大きな震えが治まった後も、小刻みに震え焦点のあっていない目からは涙が溢れ、髪から滴る水滴と合流して形の良い顔を伝って水面へと落ちていく。
「…………ぴっ…………ぁ…………ぉぉ…………かっ…………ぅ……ぅ………こ゜ぶっ」
タンタンタンと足音を立て、征司が水槽横の階段を上がっていく。一番上まできて、ちょうど目線の合う位置でぴくぴく震える茉莉香の様子を全身じろりと見渡す。猛烈にスク水が食い込んだ股間を見てみると、そこから滴る液体に薄い黄色が混じっている。バイブが食い込みすぎ、斜めを向いたことで身体の外側へ向かう方向に力をかけていたためか、2つの穴には初めにはなかった大きな隙間ができていた。そのうち、尻穴にできた隙間からは微かに香ばしい匂いと共に、黄色と茶色の混じったような液体が溢れていた。
水責めが始まる前にはゴミひとつ無い綺麗な水だったはすだが、今の水槽の水は茉莉香の吐瀉物を初め体内から漏れ出した様々な物が混じり、汚く濁っている。
「よう、調子はどうだ?」
力なく呻く茉莉香に目を合わせ、征司が問いかける。
「ぅ……ぁ…………ま……………っ……………さ………………ぉ……へ………ぇぇ………」
かろうじて意識はあるようだが、まともな言葉を発することもできないほど、茉莉香は衰弱していた。もしかしたら、度重なる低酸素状態に、脳に障害が発生しているのかもしれない。
「流石に放置しすぎたか…少し回復してやらないとまずいな」
征司は3本の液体が入った試験管を取り出し、その中身を投げつけるように茉莉香に振りかけ、回復魔法を唱える。すると茉莉香の身体の震えが治まり、肌に赤みがさしてくる。正常な呼吸を取り戻し、しばらくすると脳にも十分酸素が行き渡ったのか、茉莉香の瞳に光が戻る。
「わ…たし……生きて……る……」
未だに呆然とした様子だが、茉莉香が意味のある言葉を吐き出し始めた。
「よう、調子はどうだ?」
先ほどと同じ問を繰り返す。
「ぅぁ……まつ……ご主人…さ…ま……もう…許し…て、くだ…さい………助…けて……」
「……調子はどうだ?」
三度、同じ問を繰り返す。今度は問いと同時に股間のバイブをぐりぐりと動かしながらだ。
「あぐぅぅ………っ、死に…そう…で…す……すごく、頭が…痛くて……力が…入ら…なく……もう…腕が……あが、り……ませ……ンッ……窒息…もう…やだぁ………」
か細く、縋るような声で茉莉香が訴える。
「あぁ、まぁそうだよな…少し長かったからな」
それに対して征司は頭をかきながら、軽い口調。
「少し…じゃ…ないぃ…」
「本当は梨姫に呪印を刻んだらすぐ戻ってきて次のお仕置きに移ろうと思ってたんだが、あいつが儀式直後にねだってくるもんでな、すっかり遅くなっちまったわ」
征司はすまんすまんと言いながら更に茉莉香へ回復魔法を重ねがけしていく。疲労がどんどん回復し、電撃で傷ついた体内の筋繊維や臓器も元に戻っていった。
「もう………いい…から…お願い、下ろし…て…はぁ……はぁ……」
征司の魔法は傷と疲労は回復しても、摩耗した精神まで回復させてはくれない。とにかくこの拘束から開放してほしい一心で、余裕なく茉莉香が言う。
「いいや、残念だがまだ駄目だ」
「どうし…て!?」
回復した茉莉香が、征司を睨みつけながら問う。
「気絶した梨姫をベッドに連れて行かないといけないからな。それが終わったら開放してやるよ」
「なんでっ…そんなの、後でもいいじゃない!バカぁっ!早く下ろしてよ!」
とうとう茉莉香が叫ぶ。
「おうおう、元気だなぁ。その様子だと、まだ反省も足りてないだろう」
少量の怒気を含んだ声で、征司が茉莉香を睨む。
プリズマシャインがアクアブロンテに状況をリークし助けを求めたことを、軽く流しているように見えて内心それなりの怒りを秘めていた征司には、今回は少しやりすぎた、くらいで止めるつもりはなかった。
「主人への口の聞き方がなってねぇなぁ。もっと奴隷らしくなるように調教してやらねぇとなぁ?」
「ひっ、ごめ…ごめんなさい!」
征司の様子に、茉莉香が怯み泣きそうな声で謝罪を口にする。
「すみませ…ん、反省してます、生意気な…ことを言いました……ごめんなさい……許してぇ……」
ただ余裕がなくなっていただけで、決して茉莉香は強気になっていた訳でも、自暴自棄になっていたわけでもない。これ以上の責めは耐えられない、今は征司に逆らってはいけないとすぐに判断し、謝罪と懇願を繰り返す。
「しょうがねぇなぁ。かわいい奴隷魔法少女の頼みだ、聞いてやらねぇこともない」
コンコンと股間のバイブを叩きながら、征司が意地の悪い笑みを浮かべる。
「あり、がとう……ございます!」
助かった!と安堵の顔を見せる茉莉香。体重を支える股間のバイブを軽く叩かれる刺激にも、この責め苦から開放される喜びの前に、さほどの反応も示さない。
しかし、直後の征司の一言で茉莉香は一気に地獄へと突き落とされる。
「じゃぁ、梨姫を寝かせてくる間、もうちょっとここで耐えていろ。それで今日は本当に終わりにしてやる」
「……えっ?」
「身体も回復しただろうから、今までと同じじゃそれほど面白くもないな。10分もすれば戻ってくるからその間ひたすらさっきの電気責めだ。気絶したら水中に落ちるようにしておいてやる、それで目が覚めるだろ。」
「ちょっと……待ってよ……!!電気って…さっきまでと同じ、電気をずっと!?」
茉莉香は言っていることが理解できない。いや、理解したくない。先程まで水中で気絶した茉莉香を叩き起こしていた電気ショックは、普通の少女が耐えるには辛すぎる。気絶から叩き起こされる1、2分の電撃でも、全身の筋肉と臓器を焼かれ、心臓が止まるかと思うほどの激痛に苛まれたのだ。10分連続で流されたら、とても耐えられるものではない。
「そんなの、無理よ……焼け死ぬ…絶対死ぬ……!」
「んーそうだな、戻ってきた時に死んでたら、今度は別のお仕置きをしてやろうか」
「いやぁぁぁぁ!うそっよね!まって、お願いやめてぇ!!」
茉莉香の悲鳴を他所に、征司はタンタンタンと音を立てて階段を降りていく。中ほどまで降りたところで、振り返ると一言。
「オマケでバイブも動かしておいてやる。腕で引く必要もないから、重りも今の4倍にしてやろう」
キザったらしく指をパチンと弾くと、征司の言ったとおりの責めが追加された。
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