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第2章-耐久テスト編-
第38話:酸耐久試験(10)
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叶海の尻から入れられている酸は、ついに腸を越えその先の臓器にまで侵食していた。
腹を下したときのようにぎゅるぎゅると叶海の腸内から音が響く。
「ンハッ、あぁッ、ハッ、んはあぁぁぁぁぁぁぁ!!ぐひっ、嘘、また…ひぐうぅ、またおまんこのファンが逆回転して、お腹の中に酸が入ってくるううぅぅうぅ!!ぴううぅぅぅぅぅぅぅぅぅーーーーーーーーーッ!」
胎内の酸を殆ど吸い出したら、再び注入する方向にファンが回転を始める。
一部無毒化された酸が吐き出され、新鮮な酸の再注入。
再び激しく胎内を焼かれ、叶海を耐え難い激痛が襲い、それをスーツに快感に変えられイキ狂う。
「えああ゛あ゛あ゛あ゛あああぁぁぁぁぁぁ゛!!げぎ、ぎぎっ、ごあ゛あ゛あ゛へっ、あがああああああああああああああああ!!子宮が焼けるうううぅぅぅぅぅぅ!!あ゛あ゛あ゛あ゛ァァァァァァァァ!!ンにゃあ゛あ゛ぁ゛ぁ゛~~~~~~~~~~~!!ン゛~~~~~~~~~~~~~~~ッッ!!」
急激に膨らむ叶海の腹。限界近くまで容赦なく詰め込まれ、数分前に味わった激痛と快感が再び彼女を襲う。
「ンぎぎ、オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛ォォォッ!!!らめえぇぇぇぇぇぇぇえぇぇぇぇ~~~~~~~~~!!お腹破裂するううぅぅぅぅ、あ゛あ゛ぁぁぁ~~~~~~ッ!!」
一度目に比べると、腹の膨らみが少し大きくなっている。
スーツの回復機能が、最低限の部分にしか発揮されていないためだろう。
少しずつ、叶海の身体がきしみ、何度も犯されてガバガバに開発されていく。
「ぐひいいいいぃぃぃぃぃい!ン~~~ッ!!ン~~~ッ!!ほおおおぉぉ~~~~~ッ!!おほっ、ほおおぉぉぉぉぉ……!!イグッ…イグッ……!おっ、おおぉっ……んふうぅう、ぐぎ、げ…んかい、限界ぃぃい!」
膣内の圧が上がり注入が緩くなれば、中では無毒化済みの酸が多くなる。腹の膨らみによる苦痛が増す分、肉壁を溶かされる激痛が弱まるのだ。
「がああぁぁぁぁぁぁ!!あぎいいぃぃぃい、熱い熱いアツいぃ!!子宮が焼けてえぇぇ、あ゛あ゛あ゛あ゛ッ、す゛ごいのおおおおお゛お゛お゛―――!!ぐひひひひいいぃぃぃ……、ひぐっ!?………ん、く…ぁぁ……また、抜けるッ、ファンが逆回転して、入れ替えられるううぅぅぅ!!」
だがそれもつかの間。
叶海の腹パンパンにした酸は、無毒化がほとんど進まない間に入れ替えが行われた。
「おぶううぅぅぅぅっ、子宮から出るうううぅぅ!!あひぃぃッ、お尻いいいぃぃ一気に入ってえぇぇぇっ、ぐぎぎぎぎぎぎ、あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛お腹、腸の奥がぁぁぁぁぁぁあぁ、溶けて、ギイイイイィィ!!?げぷっ、胃まで、うぞおぉ、胃まできてるううぅぅ!!?うぎぎぎぎぎぎぎぎッ、あ゛あ゛あ゛あ゛~~~~~~~~!」
尻穴からの注入が一気に進む。
胃酸など比べ物にならないほど強烈な酸だ。
それがこぽこぽと胃の中に湧き上がり埋めていく。
しばらくすると膣への注入も再開し、子宮も三度膨れ上がる。
「ふぎいいいいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃッ!!あ゛あ゛あ゛ッ!あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛―――――!!お゛腹゛あ゛ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!じぬじぬじぬうぅぅ、破れ……があ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁぁぁぁぁッ!!!溶けるううぅぅぅぅ!!!」
子宮への注入量は減っておらず、毎回同じくらい。
尻から追加された分、回を追うごとに体内にある酸の量が増え苦痛が増す。
ジュワジュワと体内から肉の溶ける音が聞こえ続けていた。
「うぶうっ、うげえぇぇぇぇぇっおぶっ、あぁぁぁぁ!!ぐぎっいいいいぃぃ、もう、だめぇ…もう、入らない!おほお゛お゛お゛ッ!!」
子宮がパンパンになるころ、胃の中も酸で満たされ食道にまで上がりそうになっていた。
その先は少女の出口。
本来は入り口である目鼻口まで、肉を焼く強酸があと少しまで迫っていた。
(うそぉぉ…ぎもちわるいっ、吐く、吐いちゃうぅ!お尻から入れられた酸が口からぁ!)
あとひと押しで叶海の尻から口まで酸で埋め尽くされる。
「おうぶっ、げぷっ、げっぷ、あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!」
必死に胃から上がってくる酸を押し戻そうと、空気の混じった汚いうめき声を漏らす。
叶海は本当にギリギリ、吐き出す直前で耐えていた。
「うべっ、げえぇぇっ、ぐっ…い゛い゛い゛ぃ!あぁっ、あぁぁっ、あ゛あ゛あ゛ッ!!おぶうぅっッ!」
尻から入れられたものを口から吐き出すなど、少女にとっては想像だにしないこと。精神的にも、肉体的にもとても耐えられる所業ではない。
その思いが通じたのか、尻から注がれる圧力と叶海の体内で押し止める力がギリギリのところで均衡する。
(出るっ、あぐ、出……無゛理ッ、出る、ぐるじいいぃぃ、お腹がぁ、喉の奥から湧き上がってきて、気持ち悪いいぃぃ!あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛全身溶かされてイグうううぅぅぅぅぅうぅ!!気持ち悪いのに、気゛ン持ちい゛い゛い゛ぃぃぃぃ!!)
「おぶっ、げがあぁぁぁッ!!お゛あッ、お゛あッ、お゛あッ、お゛あ゛あ゛ッ!!」
最初は下半身だけだった、体内を溶かされる激痛。
それが今や胴体全てに広がり、苦痛緩和機能によって耐え難い苦痛は耐え難い快楽へと変わった。
胎内も詰め込まれた酸でいっぱいいっぱい。腹が弾けるのが先か、膣穴に固定されたスクリューが吹き飛ぶのが先か、というレベルの圧に達したその時。
膣穴のスクリューが逆回転を始めた。
「いっ、やあぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁ!!あ゛があああぁぁぁぁっ!お腹がひっぐりかえるうぅ!!あぐっひいいぃぃぃぃぃーーーお尻から、入って、ぐりゅうううぅぅ、んぶっ、んぶっ、げほッ、げほぉぉぉっ、おえぇげええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
叶海の腹が少し凹み、凹んだ分尻の穴から注ぎ込まれる。
胃がひっくり返るような圧迫感に舌を突き出し、涎を垂らし嘔吐(えず)く。
お腹の中がグルングルンとうねり、叶海の尻穴は汚い音を立て酸を吸い込み続ける。
そして遂に耐えきれず、叶海の口から大量の酸が吹き出した。
「ぶげっ、おげえぇぇえぇぇっ、ぶぎいいぃぃ!お゛えぇぇぇぇぇぇぇっ!お゛お゛お゛お゛えええぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!お゛ぶげええぇぇぇぇーーーーーーー!!お゛お゛お゛――――――――――ッ!!」
口から鼻から、粘ついた酸が噴水のように勢いよく溢れ出す。
部屋の中にいたゴブリンたちから歓声が上がる。
叶海は完全に窒息状態、ひたすら嘔吐を繰り返している。
「おげえぇぇぇぇぇっ!!えげえぇえぇぇぇぇぇ!!ええあ゛あ゛あ゛―――――ッ!!!ぷげあぁぁぁぁアッーーーーーーーー!!」
吐き出され、ほとんど無毒化されることなく叶海の中を通過した酸は再び彼女を漬け込むプールに戻る。
池の真ん中に設置された噴水のよう。
苦しい、痛い、辛い。
苦痛は緩和され快楽になっているはずなのに、もう何が辛いのかもわからなくなりかけ、叶海の瞳がぐるりと回る。
白目を剥いた眼球の横からも、鼻からさらに上へと押し込まれた酸が漏れている。
《装着者の体内酸素濃度の低下を確認、当該液体から酸素の吸収を試みます。肺内へ液体を吸入》
叶海の横隔膜がスーツに動かされ、喉を埋めた酸が肺へと吸い込まれていく。
「ズズズズズズッ、ごぼっ、ごおぉぉぉっ!!ずじゅっ、おぶお゛お゛お゛お゛………ぎいいいいいいぃぃぃぃぃ!!!」
酸で肺が溶かされる激痛に、肺に水分を入れられる苦しさも加わりさらに快感が増していく。
もはや叶海の上半身、内蔵のいたるところに猛毒の酸が染み渡った。
叶海にはこのまま窒息死するよりはマシだろうか、などと考える余裕もない。
だが、しかし。
《当該液体からの酸素吸収に失敗。構成物質からの酸素分離に失敗しました》
酸からの呼吸にはあえなく失敗。
海水や汚水などからも酸素を吸収できるスーツでも、猛毒の酸からは取り込めなかったようだ。
ただただ叶海を苦しめるだけの結果に終わる。
「おげっ、あ゛っ、あ゛っ、あ゛っ、あ゛ぁ……っ!ぁ…………、お……あ゛あ゛…あ゛……ッ!!」
白目のまま痙攣。
叶海は混濁した意識の中、顔を上げこぽこぽと湧き上がる酸を吐き出し続けた。
腹を下したときのようにぎゅるぎゅると叶海の腸内から音が響く。
「ンハッ、あぁッ、ハッ、んはあぁぁぁぁぁぁぁ!!ぐひっ、嘘、また…ひぐうぅ、またおまんこのファンが逆回転して、お腹の中に酸が入ってくるううぅぅうぅ!!ぴううぅぅぅぅぅぅぅぅぅーーーーーーーーーッ!」
胎内の酸を殆ど吸い出したら、再び注入する方向にファンが回転を始める。
一部無毒化された酸が吐き出され、新鮮な酸の再注入。
再び激しく胎内を焼かれ、叶海を耐え難い激痛が襲い、それをスーツに快感に変えられイキ狂う。
「えああ゛あ゛あ゛あ゛あああぁぁぁぁぁぁ゛!!げぎ、ぎぎっ、ごあ゛あ゛あ゛へっ、あがああああああああああああああああ!!子宮が焼けるうううぅぅぅぅぅぅ!!あ゛あ゛あ゛あ゛ァァァァァァァァ!!ンにゃあ゛あ゛ぁ゛ぁ゛~~~~~~~~~~~!!ン゛~~~~~~~~~~~~~~~ッッ!!」
急激に膨らむ叶海の腹。限界近くまで容赦なく詰め込まれ、数分前に味わった激痛と快感が再び彼女を襲う。
「ンぎぎ、オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛ォォォッ!!!らめえぇぇぇぇぇぇぇえぇぇぇぇ~~~~~~~~~!!お腹破裂するううぅぅぅぅ、あ゛あ゛ぁぁぁ~~~~~~ッ!!」
一度目に比べると、腹の膨らみが少し大きくなっている。
スーツの回復機能が、最低限の部分にしか発揮されていないためだろう。
少しずつ、叶海の身体がきしみ、何度も犯されてガバガバに開発されていく。
「ぐひいいいいぃぃぃぃぃい!ン~~~ッ!!ン~~~ッ!!ほおおおぉぉ~~~~~ッ!!おほっ、ほおおぉぉぉぉぉ……!!イグッ…イグッ……!おっ、おおぉっ……んふうぅう、ぐぎ、げ…んかい、限界ぃぃい!」
膣内の圧が上がり注入が緩くなれば、中では無毒化済みの酸が多くなる。腹の膨らみによる苦痛が増す分、肉壁を溶かされる激痛が弱まるのだ。
「がああぁぁぁぁぁぁ!!あぎいいぃぃぃい、熱い熱いアツいぃ!!子宮が焼けてえぇぇ、あ゛あ゛あ゛あ゛ッ、す゛ごいのおおおおお゛お゛お゛―――!!ぐひひひひいいぃぃぃ……、ひぐっ!?………ん、く…ぁぁ……また、抜けるッ、ファンが逆回転して、入れ替えられるううぅぅぅ!!」
だがそれもつかの間。
叶海の腹パンパンにした酸は、無毒化がほとんど進まない間に入れ替えが行われた。
「おぶううぅぅぅぅっ、子宮から出るうううぅぅ!!あひぃぃッ、お尻いいいぃぃ一気に入ってえぇぇぇっ、ぐぎぎぎぎぎぎ、あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛お腹、腸の奥がぁぁぁぁぁぁあぁ、溶けて、ギイイイイィィ!!?げぷっ、胃まで、うぞおぉ、胃まできてるううぅぅ!!?うぎぎぎぎぎぎぎぎッ、あ゛あ゛あ゛あ゛~~~~~~~~!」
尻穴からの注入が一気に進む。
胃酸など比べ物にならないほど強烈な酸だ。
それがこぽこぽと胃の中に湧き上がり埋めていく。
しばらくすると膣への注入も再開し、子宮も三度膨れ上がる。
「ふぎいいいいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃッ!!あ゛あ゛あ゛ッ!あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛―――――!!お゛腹゛あ゛ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!じぬじぬじぬうぅぅ、破れ……があ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁぁぁぁぁッ!!!溶けるううぅぅぅぅ!!!」
子宮への注入量は減っておらず、毎回同じくらい。
尻から追加された分、回を追うごとに体内にある酸の量が増え苦痛が増す。
ジュワジュワと体内から肉の溶ける音が聞こえ続けていた。
「うぶうっ、うげえぇぇぇぇぇっおぶっ、あぁぁぁぁ!!ぐぎっいいいいぃぃ、もう、だめぇ…もう、入らない!おほお゛お゛お゛ッ!!」
子宮がパンパンになるころ、胃の中も酸で満たされ食道にまで上がりそうになっていた。
その先は少女の出口。
本来は入り口である目鼻口まで、肉を焼く強酸があと少しまで迫っていた。
(うそぉぉ…ぎもちわるいっ、吐く、吐いちゃうぅ!お尻から入れられた酸が口からぁ!)
あとひと押しで叶海の尻から口まで酸で埋め尽くされる。
「おうぶっ、げぷっ、げっぷ、あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!」
必死に胃から上がってくる酸を押し戻そうと、空気の混じった汚いうめき声を漏らす。
叶海は本当にギリギリ、吐き出す直前で耐えていた。
「うべっ、げえぇぇっ、ぐっ…い゛い゛い゛ぃ!あぁっ、あぁぁっ、あ゛あ゛あ゛ッ!!おぶうぅっッ!」
尻から入れられたものを口から吐き出すなど、少女にとっては想像だにしないこと。精神的にも、肉体的にもとても耐えられる所業ではない。
その思いが通じたのか、尻から注がれる圧力と叶海の体内で押し止める力がギリギリのところで均衡する。
(出るっ、あぐ、出……無゛理ッ、出る、ぐるじいいぃぃ、お腹がぁ、喉の奥から湧き上がってきて、気持ち悪いいぃぃ!あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛全身溶かされてイグうううぅぅぅぅぅうぅ!!気持ち悪いのに、気゛ン持ちい゛い゛い゛ぃぃぃぃ!!)
「おぶっ、げがあぁぁぁッ!!お゛あッ、お゛あッ、お゛あッ、お゛あ゛あ゛ッ!!」
最初は下半身だけだった、体内を溶かされる激痛。
それが今や胴体全てに広がり、苦痛緩和機能によって耐え難い苦痛は耐え難い快楽へと変わった。
胎内も詰め込まれた酸でいっぱいいっぱい。腹が弾けるのが先か、膣穴に固定されたスクリューが吹き飛ぶのが先か、というレベルの圧に達したその時。
膣穴のスクリューが逆回転を始めた。
「いっ、やあぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁ!!あ゛があああぁぁぁぁっ!お腹がひっぐりかえるうぅ!!あぐっひいいぃぃぃぃぃーーーお尻から、入って、ぐりゅうううぅぅ、んぶっ、んぶっ、げほッ、げほぉぉぉっ、おえぇげええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
叶海の腹が少し凹み、凹んだ分尻の穴から注ぎ込まれる。
胃がひっくり返るような圧迫感に舌を突き出し、涎を垂らし嘔吐(えず)く。
お腹の中がグルングルンとうねり、叶海の尻穴は汚い音を立て酸を吸い込み続ける。
そして遂に耐えきれず、叶海の口から大量の酸が吹き出した。
「ぶげっ、おげえぇぇえぇぇっ、ぶぎいいぃぃ!お゛えぇぇぇぇぇぇぇっ!お゛お゛お゛お゛えええぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!お゛ぶげええぇぇぇぇーーーーーーー!!お゛お゛お゛――――――――――ッ!!」
口から鼻から、粘ついた酸が噴水のように勢いよく溢れ出す。
部屋の中にいたゴブリンたちから歓声が上がる。
叶海は完全に窒息状態、ひたすら嘔吐を繰り返している。
「おげえぇぇぇぇぇっ!!えげえぇえぇぇぇぇぇ!!ええあ゛あ゛あ゛―――――ッ!!!ぷげあぁぁぁぁアッーーーーーーーー!!」
吐き出され、ほとんど無毒化されることなく叶海の中を通過した酸は再び彼女を漬け込むプールに戻る。
池の真ん中に設置された噴水のよう。
苦しい、痛い、辛い。
苦痛は緩和され快楽になっているはずなのに、もう何が辛いのかもわからなくなりかけ、叶海の瞳がぐるりと回る。
白目を剥いた眼球の横からも、鼻からさらに上へと押し込まれた酸が漏れている。
《装着者の体内酸素濃度の低下を確認、当該液体から酸素の吸収を試みます。肺内へ液体を吸入》
叶海の横隔膜がスーツに動かされ、喉を埋めた酸が肺へと吸い込まれていく。
「ズズズズズズッ、ごぼっ、ごおぉぉぉっ!!ずじゅっ、おぶお゛お゛お゛お゛………ぎいいいいいいぃぃぃぃぃ!!!」
酸で肺が溶かされる激痛に、肺に水分を入れられる苦しさも加わりさらに快感が増していく。
もはや叶海の上半身、内蔵のいたるところに猛毒の酸が染み渡った。
叶海にはこのまま窒息死するよりはマシだろうか、などと考える余裕もない。
だが、しかし。
《当該液体からの酸素吸収に失敗。構成物質からの酸素分離に失敗しました》
酸からの呼吸にはあえなく失敗。
海水や汚水などからも酸素を吸収できるスーツでも、猛毒の酸からは取り込めなかったようだ。
ただただ叶海を苦しめるだけの結果に終わる。
「おげっ、あ゛っ、あ゛っ、あ゛っ、あ゛ぁ……っ!ぁ…………、お……あ゛あ゛…あ゛……ッ!!」
白目のまま痙攣。
叶海は混濁した意識の中、顔を上げこぽこぽと湧き上がる酸を吐き出し続けた。
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