防御特化変身スーツを着た正義のヒロインが残念硬い特殊性能でリョナられまくる!

濡れ雑巾と絞りカス

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第1章-出撃編-

敗北、悪夢の始まり

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 恐怖で叶海の顔が引き攣る。
 訓練無しのデビュー戦で、絶対に勝てない強敵と一対一の戦闘。
 自力での撤退も困難、唯一の希望は逃げた戦闘機が援軍を連れてきてくれることか。

 《敵性体は近接タイプと推定されます、メインウェポンを召喚しますか?》

(お願い…!)

 叶海の両手に、バトン状のメイスが現れる。

「おっ、やる気じゃ~ん。楽しませてくれよ?」

 ニヤリと笑い構えるイービルガイ。
 ヤンキーな見た目とは違い、歴戦の武道家のような隙のない構えだ。

(だめだ…どうやっても倒せる気がしない……こっちからは仕掛けられない。援軍が来るまで耐えるしかない…!せめて、変身ヒロインが何人か来てくれれば!!)

「オラいくぜ!!」

 ――ガギーン!!

「うぐっ、くううぅ!!」

 イービルガイの正拳突きをクロスさせたバトンで受ける。
 ズズズズズと両足で地面を削りながら、叶海の身体が押される。

「オラオラどうしたぁ!!」

 続けざまに放たれる拳を、スーツのナビゲーションに合わせてなんとかバトンで弾いていく。
 少しでも気を抜けば防ぎきれず、受け止めるバトンにかかる衝撃も凄まじい。一瞬力を抜いただけでもバトンを吹き飛ばされそうだ。

「なんだなんだ、丸出しのパイオツ揺らして誘ってんのかぁッ!?」
「このおっ!ふっ、やぁぁぁ!!」

 叶海は連撃から大振りになった一瞬の隙を見逃さず、身体を沈め繰り出された拳を回避。
 イービルガイの側面に回り込むと、バトンを勢いよく叩き込む。
 無防備になった脇腹へバトンの打撃部が直撃。

 よろけるイービルガイに、二本のバトンをくるくる回しながら連撃を叩き込む。
 数発命中するが、その後は体制を整えたイービルガイに弾かれてしまう。

「カアァァッ!!」

 気合の乗った叫びと共に両腕をクロスし、叶海を薙ぎ払う。
 叶海も弾かれ側とは反対のバトンでそれを受け、大きく後ろへ飛ぶ。

(やれるッ!!ダメージはほとんど入っていなさそうだけど、攻撃自体はなんとか防げてる。流石は防御型スーツ、これならなんとか援軍が来るまで耐えられるわ!)

 スーツのAIが損害率を示してくれる。
 イービルガイの攻撃も、バトンで受ければダメージは少ない。
 82%だったスーツの損害も、少しずつ回復してきている。

(これだけ動いても全然疲れない、大丈夫…いける!!)

 腰を落として着地し、バトンを構える。
 イービルガイからの追撃はない。叶海を吹き飛ばした体制のまま下を向き、残心している。
 この隙に少しでも距離を開けて時間を稼ごうと更に後ろへ飛び退こうとしたその時。

「いてぇじゃ、ねぇかァァん?」

 顔を上げたイービルガイの瞳がギラリと光る。
 背筋が凍り、とっさにバトンを構えるが、瞬間移動でもしたようにイービルガイが近づき叶海の腹を拳で穿つ。

「ぐげぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!?」

 叶海の身体が少しだけ浮く。
 これまでの吹き飛ばすような打撃ではなく、体内に全ての衝撃が浸透するような強烈な一撃。

「ぶはっ、げぎいいいぃぃぃっ!?」

 続けざまに顎に掌底を入れられ、更に背中を一撃。
 視界が揺れ、これまでで最大の激痛が走る。

《警告!!!スーツの衝撃緩和機能が限界を超えました。損害率100%。完全復旧まで1200秒》

 崩れ落ち、左手のバトンを離してしまう叶海。
 イービルガイは片手で叶海の顔を掴んで、空中に持ち上げる。

「ぅぁ……はな、してぇ…くっ…うぅ!」

 辛うじて掴んでいた右手のバトンでイービルガイの横腹を叩くが、空中に捕まえられたまま腕の力だけの打撃では怪人の身体はびくともしない。

「調子に乗ってんじゃねぇぞ!」
「あぁぁっ………ぐいいいぃぃ………ッ!!ぶげぇぇぇぇぇぇぇ!!うげっ、あがああああぁぁぁっ!!げぎいいいいぃぃ!!ぶおおおぉぉぉぉッ!!?」

 開いた片手で続けざまに叶海の腹を殴打。
 衝撃緩和機能が停止し、身体の奥にダメージが直接通る。
 最初の1,2発はなんとか耐えたが、その後は衝撃に耐えきれず絶叫が走った。

 スーツが身体そのものを強化してくれているおかげで耐えきれないほどの痛みではない。
 だが初めてぶつけられる圧倒的な暴力による恐怖。息が止まるほどの衝撃に、ついには右手のバトンまでも力なく落としてしまう。

「うらぁっ!!」

 思い切り地面に叩きつけられ、公園のアスファルトを砕き叶海の身体は跳ねることすらなく仰向けに倒れる。
 スーツのほとんどは破け、残っているのは輪郭を形どる線と、僅かな布のみ。乳房や股間、尻穴と言った大事なところも全て丸見え。少女のうっすらとした陰毛までも良く見える。

「まだまだ、こんなもんじゃねぇぞぉ?」

 嗜虐的な笑みを浮かべながら、叶海に近づくイービルガイ。
 叶海が立ち上がるよりも早く、振り上げた足を彼女の臍目掛けて振り下ろす。

 ――ドゴッ、グシャ!!

「ほぎいいいぃぃぃぃぃぃぃっ!!」

 頭と足をエビのように反らせ、腹を抑えて呻く叶海。
 そこへ続けてもう一撃、今度は更に下、少女の股間がターゲットだ。

 ――ドゴーン、グシャ!!

「ひぎっ、おぉぉっ、おぉぉぉぉん、オオォォォォーーーッ!!」

 秘所を潰され、叶海が吠える。
 さらに、剥き出しの秘烈目掛けて、つま先蹴り。

 ――ドーーーン!!

 叶海の身体が放物線を描く。

「んほおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!ぐぎっ、おぉぉぉぉン!!ふぐおおぉぉぉぉぉ!!」

 吹き飛ばされた先で、股間を抑えて悶え苦しむ叶海。

「おひっ、んひっ、おおおぉ………くひいぃ……」
(なに…これ、痛かったのが消えて、快感が…すごく気持ち良い!?嘘、なんでぇ!)

 両手で抑えた股間から、ぬるぬるとした粘液が溢れる。叶海は明らかに感じていた。

《規定値を超える装着者の苦痛を感知したため、苦痛緩和システムが作動しました。これ以降、一定以上の苦痛は全て快感に変換されます》

(嘘オォ……なにそれぇ!?)

「はひっ…ふひっ……ふぅっ、ふぅっ…っ、そおぉ………」

 火照る身体を抑え、怪人から少しでも逃げようと四つん這いの変身ヒロイン。
 尻も股間も丸出しで、顔は地面を擦るほど低く、逆に尻は高く挙げられたその格好はあまりにも無様で扇情的。

「なんだよその格好は、誘ってんのかァ?」
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