24 / 66
1章ラギルダンジョン編
意味
しおりを挟む
「ねぇ、今度はどうしてタイチがここにいるのか教えて?」
まぁ、当然だろうな。こんなところを1人でさまよっていたら、何かしらの理由があるとわかるだろう。
「分かった。話す。だけど今日はもう行動する気がないから寝ようと思うんだが…。ルア、土魔法で俺たちを囲ってくれないか?万が一魔物が来ても防げるように」
「分かった!」
そういうとルアは俺の指示通りに魔法を使い、簡単なテントみたいなものができた。
「話す前に聞きたいんだが、ここがどこか知ってるか?」
「え?私は知らないよ?タイチも知らないの?」
まぁ、ルアの話を聞いた時からそうじゃないかと思っていた。別に気にするようなことではないが。
「まぁ、いいか。それじゃあ話すぞ」
そう言って俺は魔物の肉を食いながらここまでで起こったことを話した。俺も人と話すことに飢えていたから、隠すことなく全てを話した。
この世界に急に転移したこと。「無」職でステータスも弱くて馬鹿にされていたこと。それでも役に立とうと知識を蓄えたこと。ラギルダンジョンに、向かって仲間に裏切られて、ここまで落とされたこと。そこでステータスが変化して、ユニーク属性が目覚めたこと。この世界は弱肉強食だと思い、アイツらに復讐するつもりだということ。
それだけ言うと、何故か分からないがまたルアが泣いていた。
「うっうぅ…ずびっ…私だけじゃなくて…タイチにも…そんな辛いことがあったん…だねぇ…すびっ…。」
そうしてまたひとしきり泣き終わるとルアは、俺に尋ねてきた。
「復讐、するつもりなの?」
「あぁ、あいつらを許せないからな。」
すると、ルアは急に真面目な顔になって俺の方を向いた。
「私は…タイチに復讐なんてして欲しくない。」
「なんでだ?」
少し怒気をあらげてしまった。
「勇者も言ってた。復讐は悲しい事だって。それに
タイチは復讐した後どうするの?」
「どうするのって…」
どういうことだ?今までそんなこと考えたこと無かった。
「タイチは復讐した後の自分が想像出来るの?」
「そんなの簡単だろ?アイツらに復讐して気分が晴れるだろ?だってこの力はそのためのものだし。そんでそのあとは………」
あれ?そのあとどうするんだろう?なにもすることがないな。じゃあ、どうするんだろう?
「出来ないでしょ。多分タイチはそれで満足して何もしなくなる。多分自殺とかするんじゃないかな?生きる意味が復讐することで終わるから。」
否定できなかった。でも…、それじゃあ
「じゃあ、この気持ちはどうしたらいいんだよ!?それにこの力はどう使ったらいいんだよ!?それに、この世界の真理は弱肉強食だ!強いものが弱いものを支配する!そうだろう!?」
「それは違うよ、タイチ。強い者の役割は弱い者を守ることだよ。そうじゃなければ今、この世界には人間も動物も生きていないよ。生き物はね生まれた時が1番弱いの。タイチの言う通り弱肉強食だとしたならそこで死んでるよ。でも、私たちは生きてるでしょ?だから違う。強い者の役割は弱い者を支配することじゃない。強い者の役割は自分より弱い者を守ることだよ。人間だって自分より弱い子供や、自分のために動物を狩る。けどその動物も自分の子供は守るように、ね。」
そう言われて初めて気づいた。あぁ、なんで忘れていたんだろう。じいちゃんの最後の言葉を。ルアのこの言葉はじいちゃんの最後の言葉と同じだ。
じいちゃん怒ってるかな?俺もじいちゃんと同じ愚か者になって、そしてじいちゃんが一生をかけて見つけたことを俺が忘れていて。
怒ってるよな。じいちゃんが生きてた価値を下げてしまったから。
不思議とじいちゃんの声が聞こえた気がした。
『人間なら間違えることはある。大事なのはそれに気づけること、そして選択することじゃ。時には間違えか正解かわからんが何かを選択する時もあるだろう。それでも、選択して間違えとったらそれに気づき、そのあとの行動で正解にしたらいい。仲間がいれば、太一の間違いにも気づいてくれるわい。太一にはそんな仲間を増やして欲しい。』
過去に俺にじいちゃんが言ってくれた言葉だ。胸がいっぱいになる。もう出ないと思っていた涙が流れるのを感じる。
「力の使い道だって1つじゃない。タイチが私に言ってくれた。生きる意味は1つじゃないって。ならきっと力の使い道だって1つじゃない。」
俺の耳に優しいルアの声が届く。
そうだ。この力を手にする時だって復讐するためだけに欲しかったんじゃない。
どんなに理不尽からでも俺から何も奪われないような…
そして、全てを失ってドン底にいる俺がこの世界で成り上がれるような…
そんな戦う力が欲しかったんだ。
手に入れたその力は復讐以外にも使う理由があった。そんなこと最初から分かっていた。でも…忘れていた。
「無いなら私はタイチと一緒に探す。タイチは私に太一のために生きろって言った。でも、タイチも私のために生きてよ?それもタイチの生きる意味にしてよ。復讐する気持ちなんて忘れさせてあげるよ?私も生きる意味を探してる。だから、タイチも探そうよ。まだ時間もいっぱいあるんだしさ!私はタイチのものだから、ずっと一緒にいるよ。離れるなんてことしない。だからこのドン底から見つけよう、たくさんの生きる意味を!」
俺は、弱いし情けないな。ルアにあんな説教じみたことしときながら、俺も諭されてる。
でも、不思議と嫌な感じはしない。これがじいちゃんの言ってた"仲間"なんだろうな。
間違った時に気づかせてくれる。俺は最高のパートナーを見つけた。
これだけでこの世界に来て辛い思いをした意味はあったと思えた。
「分かった。アイツらは許せないけど復讐はしない。俺が手に入れた力は、どんな理不尽からでも俺のものを・・ルアを守るために、そしてこのドン底で成り上がるために使う。」
「うん♪それがいいよ。」
「だから、ルア。こんな俺だけどこれからも間違えそうになったら支えて欲しい。そして、俺と一緒に生きる意味を探して欲しい。」
「もちろんだよ。私はタイチのものだからね。どこまでもついていくよ。」
本当に俺は最高のパートナーに、巡り会えた。
「だけど、ルアって確か1000歳超えてたよな?時間あるのか?」
「ふんっ!!!」
全力で殴られた。土のテントから弾け飛んでしまった。
「私は天使族だから大丈夫だもん!!」
「わ、悪い…。軽いジョークのつもりだったんだ。ごめん、この通りだ。許してくれ。」
俺は頭を下げて誠心誠意謝る。うん、間違えたあとは謝ることも大切だよな。心のメモに付け加えておこう。
「今回は許すけど、次言ったら全力で魔法を放つからね!」
そう言って許してくれた。
今日はゆっくりと眠ることが出来そうだ。
ここから俺とルアの本当のスタートが始まる──
後書き
感想お待ちしております!
恋愛作品「君を好きになるなんて絶対にありえない! 」もよろしくお願いします!!
まぁ、当然だろうな。こんなところを1人でさまよっていたら、何かしらの理由があるとわかるだろう。
「分かった。話す。だけど今日はもう行動する気がないから寝ようと思うんだが…。ルア、土魔法で俺たちを囲ってくれないか?万が一魔物が来ても防げるように」
「分かった!」
そういうとルアは俺の指示通りに魔法を使い、簡単なテントみたいなものができた。
「話す前に聞きたいんだが、ここがどこか知ってるか?」
「え?私は知らないよ?タイチも知らないの?」
まぁ、ルアの話を聞いた時からそうじゃないかと思っていた。別に気にするようなことではないが。
「まぁ、いいか。それじゃあ話すぞ」
そう言って俺は魔物の肉を食いながらここまでで起こったことを話した。俺も人と話すことに飢えていたから、隠すことなく全てを話した。
この世界に急に転移したこと。「無」職でステータスも弱くて馬鹿にされていたこと。それでも役に立とうと知識を蓄えたこと。ラギルダンジョンに、向かって仲間に裏切られて、ここまで落とされたこと。そこでステータスが変化して、ユニーク属性が目覚めたこと。この世界は弱肉強食だと思い、アイツらに復讐するつもりだということ。
それだけ言うと、何故か分からないがまたルアが泣いていた。
「うっうぅ…ずびっ…私だけじゃなくて…タイチにも…そんな辛いことがあったん…だねぇ…すびっ…。」
そうしてまたひとしきり泣き終わるとルアは、俺に尋ねてきた。
「復讐、するつもりなの?」
「あぁ、あいつらを許せないからな。」
すると、ルアは急に真面目な顔になって俺の方を向いた。
「私は…タイチに復讐なんてして欲しくない。」
「なんでだ?」
少し怒気をあらげてしまった。
「勇者も言ってた。復讐は悲しい事だって。それに
タイチは復讐した後どうするの?」
「どうするのって…」
どういうことだ?今までそんなこと考えたこと無かった。
「タイチは復讐した後の自分が想像出来るの?」
「そんなの簡単だろ?アイツらに復讐して気分が晴れるだろ?だってこの力はそのためのものだし。そんでそのあとは………」
あれ?そのあとどうするんだろう?なにもすることがないな。じゃあ、どうするんだろう?
「出来ないでしょ。多分タイチはそれで満足して何もしなくなる。多分自殺とかするんじゃないかな?生きる意味が復讐することで終わるから。」
否定できなかった。でも…、それじゃあ
「じゃあ、この気持ちはどうしたらいいんだよ!?それにこの力はどう使ったらいいんだよ!?それに、この世界の真理は弱肉強食だ!強いものが弱いものを支配する!そうだろう!?」
「それは違うよ、タイチ。強い者の役割は弱い者を守ることだよ。そうじゃなければ今、この世界には人間も動物も生きていないよ。生き物はね生まれた時が1番弱いの。タイチの言う通り弱肉強食だとしたならそこで死んでるよ。でも、私たちは生きてるでしょ?だから違う。強い者の役割は弱い者を支配することじゃない。強い者の役割は自分より弱い者を守ることだよ。人間だって自分より弱い子供や、自分のために動物を狩る。けどその動物も自分の子供は守るように、ね。」
そう言われて初めて気づいた。あぁ、なんで忘れていたんだろう。じいちゃんの最後の言葉を。ルアのこの言葉はじいちゃんの最後の言葉と同じだ。
じいちゃん怒ってるかな?俺もじいちゃんと同じ愚か者になって、そしてじいちゃんが一生をかけて見つけたことを俺が忘れていて。
怒ってるよな。じいちゃんが生きてた価値を下げてしまったから。
不思議とじいちゃんの声が聞こえた気がした。
『人間なら間違えることはある。大事なのはそれに気づけること、そして選択することじゃ。時には間違えか正解かわからんが何かを選択する時もあるだろう。それでも、選択して間違えとったらそれに気づき、そのあとの行動で正解にしたらいい。仲間がいれば、太一の間違いにも気づいてくれるわい。太一にはそんな仲間を増やして欲しい。』
過去に俺にじいちゃんが言ってくれた言葉だ。胸がいっぱいになる。もう出ないと思っていた涙が流れるのを感じる。
「力の使い道だって1つじゃない。タイチが私に言ってくれた。生きる意味は1つじゃないって。ならきっと力の使い道だって1つじゃない。」
俺の耳に優しいルアの声が届く。
そうだ。この力を手にする時だって復讐するためだけに欲しかったんじゃない。
どんなに理不尽からでも俺から何も奪われないような…
そして、全てを失ってドン底にいる俺がこの世界で成り上がれるような…
そんな戦う力が欲しかったんだ。
手に入れたその力は復讐以外にも使う理由があった。そんなこと最初から分かっていた。でも…忘れていた。
「無いなら私はタイチと一緒に探す。タイチは私に太一のために生きろって言った。でも、タイチも私のために生きてよ?それもタイチの生きる意味にしてよ。復讐する気持ちなんて忘れさせてあげるよ?私も生きる意味を探してる。だから、タイチも探そうよ。まだ時間もいっぱいあるんだしさ!私はタイチのものだから、ずっと一緒にいるよ。離れるなんてことしない。だからこのドン底から見つけよう、たくさんの生きる意味を!」
俺は、弱いし情けないな。ルアにあんな説教じみたことしときながら、俺も諭されてる。
でも、不思議と嫌な感じはしない。これがじいちゃんの言ってた"仲間"なんだろうな。
間違った時に気づかせてくれる。俺は最高のパートナーを見つけた。
これだけでこの世界に来て辛い思いをした意味はあったと思えた。
「分かった。アイツらは許せないけど復讐はしない。俺が手に入れた力は、どんな理不尽からでも俺のものを・・ルアを守るために、そしてこのドン底で成り上がるために使う。」
「うん♪それがいいよ。」
「だから、ルア。こんな俺だけどこれからも間違えそうになったら支えて欲しい。そして、俺と一緒に生きる意味を探して欲しい。」
「もちろんだよ。私はタイチのものだからね。どこまでもついていくよ。」
本当に俺は最高のパートナーに、巡り会えた。
「だけど、ルアって確か1000歳超えてたよな?時間あるのか?」
「ふんっ!!!」
全力で殴られた。土のテントから弾け飛んでしまった。
「私は天使族だから大丈夫だもん!!」
「わ、悪い…。軽いジョークのつもりだったんだ。ごめん、この通りだ。許してくれ。」
俺は頭を下げて誠心誠意謝る。うん、間違えたあとは謝ることも大切だよな。心のメモに付け加えておこう。
「今回は許すけど、次言ったら全力で魔法を放つからね!」
そう言って許してくれた。
今日はゆっくりと眠ることが出来そうだ。
ここから俺とルアの本当のスタートが始まる──
後書き
感想お待ちしております!
恋愛作品「君を好きになるなんて絶対にありえない! 」もよろしくお願いします!!
16
お気に入りに追加
1,922
あなたにおすすめの小説

無能スキルと言われ追放されたが実は防御無視の最強スキルだった
さくらはい
ファンタジー
主人公の不動颯太は勇者としてクラスメイト達と共に異世界に召喚された。だが、【アスポート】という使えないスキルを獲得してしまったばかりに、一人だけ城を追放されてしまった。この【アスポート】は対象物を1mだけ瞬間移動させるという単純な効果を持つが、実はどんな物質でも一撃で破壊できる攻撃特化超火力スキルだったのだ――
【不定期更新】
1話あたり2000~3000文字くらいで短めです。
性的な表現はありませんが、ややグロテスクな表現や過激な思想が含まれます。
良ければ感想ください。誤字脱字誤用報告も歓迎です。
えっ、能力なしでパーティ追放された俺が全属性魔法使い!? ~最強のオールラウンダー目指して謙虚に頑張ります~
たかたちひろ【令嬢節約ごはん23日発売】
ファンタジー
コミカライズ10/19(水)開始!
2024/2/21小説本編完結!
旧題:えっ能力なしでパーティー追放された俺が全属性能力者!? 最強のオールラウンダーに成り上がりますが、本人は至って謙虚です
※ 書籍化に伴い、一部範囲のみの公開に切り替えられています。
※ 書籍化に伴う変更点については、近況ボードを確認ください。
生まれつき、一人一人に魔法属性が付与され、一定の年齢になると使うことができるようになる世界。
伝説の冒険者の息子、タイラー・ソリス(17歳)は、なぜか無属性。
勤勉で真面目な彼はなぜか報われておらず、魔法を使用することができなかった。
代わりに、父親から教わった戦術や、体術を駆使して、パーティーの中でも重要な役割を担っていたが…………。
リーダーからは無能だと疎まれ、パーティーを追放されてしまう。
ダンジョンの中、モンスターを前にして見捨てられたタイラー。ピンチに陥る中で、その血に流れる伝説の冒険者の能力がついに覚醒する。
タイラーは、全属性の魔法をつかいこなせる最強のオールラウンダーだったのだ! その能力のあまりの高さから、あらわれるのが、人より少し遅いだけだった。
タイラーは、その圧倒的な力で、危機を回避。
そこから敵を次々になぎ倒し、最強の冒険者への道を、駆け足で登り出す。
なにせ、初の強モンスターを倒した時点では、まだレベル1だったのだ。
レベルが上がれば最強無双することは約束されていた。
いつか彼は血をも超えていくーー。
さらには、天下一の美女たちに、これでもかと愛されまくることになり、モフモフにゃんにゃんの桃色デイズ。
一方、タイラーを追放したパーティーメンバーはというと。
彼を失ったことにより、チームは瓦解。元々大した力もないのに、タイラーのおかげで過大評価されていたパーティーリーダーは、どんどんと落ちぶれていく。
コメントやお気に入りなど、大変励みになっています。お気軽にお寄せくださいませ!
・12/27〜29 HOTランキング 2位 記録、維持
・12/28 ハイファンランキング 3位
役立たずと言われダンジョンで殺されかけたが、実は最強で万能スキルでした !
本条蒼依
ファンタジー
地球とは違う異世界シンアースでの物語。
主人公マルクは神聖の儀で何にも反応しないスキルを貰い、絶望の淵へと叩き込まれる。
その役に立たないスキルで冒険者になるが、役立たずと言われダンジョンで殺されかけるが、そのスキルは唯一無二の万能スキルだった。
そのスキルで成り上がり、ダンジョンで裏切った人間は落ちぶれざまあ展開。
主人公マルクは、そのスキルで色んなことを解決し幸せになる。
ハーレム要素はしばらくありません。

備蓄スキルで異世界転移もナンノソノ
ちかず
ファンタジー
久しぶりの早帰りの金曜日の夜(但し、矢作基準)ラッキーの連続に浮かれた矢作の行った先は。
見た事のない空き地に1人。異世界だと気づかない矢作のした事は?
異世界アニメも見た事のない矢作が、自分のスキルに気づく日はいつ来るのだろうか。スキル【備蓄】で異世界に騒動を起こすもちょっぴりズレた矢作はそれに気づかずマイペースに頑張るお話。
鈍感な主人公が降り注ぐ困難もナンノソノとクリアしながら仲間を増やして居場所を作るまで。
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?

孤児院で育った俺、ある日目覚めたスキル、万物を見通す目と共に最強へと成りあがる
シア07
ファンタジー
主人公、ファクトは親の顔も知らない孤児だった。
そんな彼は孤児院で育って10年が経った頃、突如として能力が目覚める。
なんでも見通せるという万物を見通す目だった。
目で見れば材料や相手の能力がわかるというものだった。
これは、この――能力は一体……なんなんだぁぁぁぁぁぁぁ!?
その能力に振り回されながらも孤児院が魔獣の到来によってなくなり、同じ孤児院育ちで幼馴染であるミクと共に旅に出ることにした。
魔法、スキルなんでもあるこの世界で今、孤児院で育った彼が個性豊かな仲間と共に最強へと成りあがる物語が今、幕を開ける。
※他サイトでも連載しています。
大体21:30分ごろに更新してます。

S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )

異世界に飛ばされたら守護霊として八百万の神々も何故か付いてきた。
いけお
ファンタジー
仕事からの帰宅途中に突如足元に出来た穴に落ちて目が覚めるとそこは異世界でした。
元の世界に戻れないと言うので諦めて細々と身の丈に合った生活をして過ごそうと思っていたのに心配性な方々が守護霊として付いてきた所為で静かな暮らしになりそうもありません。
登場してくる神の性格などでツッコミや苦情等出るかと思いますが、こんな神様達が居たっていいじゃないかと大目に見てください。
追記 小説家になろう ツギクル でも投稿しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる