変死ん

フェリーティア

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本編

時間は進み…

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「救急車とパトカーの音がするね」
「何かあったんだな」 
「こんな暗い時間に物騒だね」
「ってか今何時だ」
「(時計を取り出す)あれ」
「僕達しょうもない話で3時間も時間潰してたみたいだよ」
「もう20:00だよ」
「ー」
「お前なんか言ったか」
「いや何も」
「君こそ何か言わなかった」
「言ってねーよ」
「良い奴だね」
「俺も遊びてぇ」
「おじさん誰」
「何でナイフなんて持ってるんだよ」
「別に一緒に遊ぶのは良いけどさ」
「良いよね」
「B生」
「工工」
「ワタシモイッショニアソンデモイイワヨ」
「どうしたんだB生」
「喋り方カタコトだよ」
「もしかしてB生この人が怖いの(僕は怖くてB生に話しかけるのがやっとだよ)」
「ベツニコワクナイワ」
「そっか」
「それじゃあ何して遊ぼうか」
「ワタシハナンデモイイワ」
「僕もなんでもいいからおじさんが決めて良いよ」
「」
「?」
「おらぁー」
「うわっ」
「何急に切りかかるんだ」
「危ないじゃないかよ」
「良い奴くれ」
「し」
「死ね(切りかかりにくる)」
「エーヤナイフアゲル」
「っ(殺すしかない)」
「うわぁぁぁぁ」
「やめ」
「ろ」
「たすけ
                                     グサリ
                                     グチャ
「っ」
「『たすけ』って何で」
「(時計が視界に入る)20:00」
「20:00」
「どういう事なんだ」
「はっ」
「B生」
「はやく逃げ」
「…え」

もうそこに、B生の姿はなかった。辺りを見渡したが、そこにあるはずの者、全てが消え去っていた変わりに、あってはいけないカードが置いてあった。
その時A也は思い出したんだよね。B生の一人称は『私』じゃないし、喋り方もおかしかったって。もちろん、思い出す物は…これだけじゃないよね。
 
「うっうわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
その叫びは誰にも届くことはなかった。だって、もう既に、A也は死んでいたって、その現場が証明していたから。
さて、誰の叫びなのでしょうね…



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