17 / 23
第二章 冒険者都市アトラス編
ギルドへの帰還
しおりを挟む
「……ふう」
突然の戦闘にも関わらず、一パーティを全滅させたリオン。
大きく息を吐き捨てながら刀を鞘に戻すと、アリシアのほうへ体を向ける。
「終わったぞ、アリシア」
「……さすがですねリオンさん。それに比べて私は最初以外、なにもできませんでした」
ほとんど戦闘に参加できていなかったことにアリシアは落胆している様子だった。
「気にするな。元々、そういう指示を送っていたんだし、自分の身を守っていたおかげでこっちも戦いに集中できたんだから」
「……そうですか。ジャマにならなくて本当によかったです」
「それじゃあ、そろそろ戻ろうか?」
「は、はい。あ、でも……この人たちはどうしましょうか?」
アリシアは、周りに倒れているハリソン一味を見ながら紫音に質問する。
「当然、こいつらも連れていくよ。こんな面倒ごとに二度と巻き込まれないようにギルドに報告しなくちゃいけないからな」
「……ですが、この人数をどうやって?」
十人以上の数に全員気絶しているため歩かせることもできない。もちろん、全員を担ぐなど無理な状況なのだが、リオンにはなにか考えがあるようだ。
「これくらいの数なら問題ないよ。俺に任せておけ」
そうして、リオンたちはある方法を使って、アトラスへの帰路へとつくのだった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
ここはアトラスの玄関口となる門。
夕暮れの中、その門には二人の衛兵が暇そうにしながら立っていた。
「ふあぁあ、ねみぃ……」
「オイ、あくびをするな! 衛兵がそんなのでは、敵が来てもすぐに対処できないだろうが!」
「固いこと言わないでくださいよ先輩。そろそろ交代の時間ですし、終わったら一杯飲みに行きません?」
後輩の衛兵は、酒を飲む仕草をしながら呑気にそう聞いていた。
「まったくお前は……まあ、仕事が終わったら付き合っても……ん?」
「どうしました先輩?」
「……向こうからなにか近づいてきているぞ?」
「こんな時間に入国者ですか?」
「……いや、あれは!? ま、魔物だ! 魔物の襲撃だ!」
二人のはるか前方に巨大な影が見えていた。
明らかに人ではない、その影を見て衛兵はそう判断していた。
「ど、どうしますか? 軍に連絡しますか?」
「そ、そうだな……。軍もそうだが、念のためギルドにも連絡して応援を頼んだほうがよさそうだな。……お前はすぐにこのことを軍とギルドに――」
「あの……すいません……」
慌てて対処しようとしている二人のところにリオンが姿を現した。
「っ!? な、なんだお前!? どこから出てきた!」
「そんなことより君! すぐに門の中に入れ! すぐそこに魔物が来ているんだぞ!」
「それなら大丈夫です。あれ、俺のなんで」
「……はあっ!?」
リオンのとんでもない発言に衛兵は、目を見開きながら驚いていた。
衛兵たちを驚かせていた魔物は、実はリオンが創り出したアンデッドだった。
過去にリオンが討伐したジャイアントオークとゴブリン・ロードの亡骸を素体としており、今回は荷物運びのために呼び出していた。
衛兵に森で起きたことを話していると、その間にアリシアとリオンのアンデッドたちが荷物を連れて到着した。
オークとゴブリンの後ろには骨で作られた檻のようなものがあり、その中にハリソンたちが押し込まれている。
事情を聞いた衛兵たちは、オークたちに驚きながらもリオンたちの話を真剣に聞いていた。
「失礼だが、君のギルドカードを見せてもらってもいいかな?」
「……え? 別にいいですけど……」
突然、衛兵からそのようなことを言われたが、特に断る理由もないので素直に渡すことにした。
しかし、リオンのギルドカードを見ると、なぜか衛兵たちは眉をひそめている。
「君、本当にFランクなのかい?」
「ええ、そうですよ。ちなみに、今日冒険者になったばかりです」
「本当に君が全員、倒したのか? 彼らを調べてみたが、ほとんどがCランクでFランクの君じゃあ歯が立たない相手なんだが……」
どうやらランクを見てリオンたちの仕業だと信じていないようだ。
リオンとしては、その前にハリソンたちがそれほど高いランクだとは思わず、胸中で驚きの声を上げていた。
「本当ですよ」
「しかも、死霊術師なんて戦闘職、聞いたことがないんだが……」
「あれを見ても信用できませんか? あいつらは俺が使役している魔物なんで、俺の声一つであなたたちを襲わせることもできるんですよ」
半ば脅迫的な言い方をしながら後ろに控えているオークたちを指差す。
これには、さすがの衛兵も怯えてしまい、「すいませんでした」と謝りながらギルドカードを返してきた。
「ひ、ひとまず、こいつらのことはギルドに報告しておきますので、もう行っても大丈夫ですよ」
「では、後のことはよろしくお願いしますね」
そう言い残して、リオンは衛兵にハリソンたちのことを任せてその足でギルドへと向かった。
「この度は申し訳ございませんでした」
ギルドに入ると、登録の際に手続きをしてくれた受付嬢がリオンたちの姿を見て突然、謝罪の言葉を述べてきた。
「ど、どうしますか?」
「ハリソンのパーティがリオンさんたちに多大なご迷惑をおかけしたようで……調書を取ったのち、ハリソンらには厳正な処罰が下されますので、これからも当ギルドのご利用をお願いいたします」
(もう、ギルドに伝わっていたのか……)
衛兵の仕事の速さに感嘆しながらリオンはここに来た当初の目的を果たすことにする。
「後のことはそちらにお任せするので頭を上げてください。それよりも、依頼を達成したのでその報告をお願いします」
「さっそく討伐しに行ったんですね。……それで、討伐部位はどちらに?」
「ああ、今出しますね。それからどうも依頼の内容に手違いがあったようで、ホブゴブリンやゴブリンメイジもいたんですよ」
「……おかしいですね。事前に調査ではそのようなことは聞いていませんでしたが?」
「実際に見てもらったほうが早いですね」
「……はい? 実際とは……」
受付嬢の質問に答える前にリオンは影の中から洞窟内で討伐したゴブリンたちを取り出した。
ギルドの床に、ゴブリンの他にホブやメイジなどのゴブリンがドンと置かれていた。
「っ!? こ、これは……」
「……あの、こういう場合の報酬ってどうなるんでしょうか? ただのゴブリンが討伐対象なのにこれでは報酬の上乗せをしてもらわないと割に合いません」
アリシアが、依頼内容の誤りについてそう抗議するが、受付嬢は首を横に振りながら謝罪した。
「申し訳ありませんが、その場合でも報酬はあらかじめ依頼書に書かれている値段になります。何分、規則ですのでこちらではどうすることもできません」
「……そ、そんな……」
「どうしようもないなら、もういいです。アリシアもありがとうな」
「い、いえ……ありがとうございます。今日はもう遅いので明日にでも、討伐部位以外を素材屋に行って買い取ってもらいましょう。いくらかお金になるはずです」
「そうするか。……ん? あれって……」
ふとリオンの視界の端にある光景が映った。
それは最初、ギルドに訪れたときにも見かけた治癒術師の姿だった。
最初のときと同じようにギルドの一画を間借りして出張版の治療院を開いている。今もケガをしたらしい冒険者を相手に治療を行っている。
「リオンさんにアリシアさん、こちら依頼の報酬となります」
リオンがよそ見している間に受付嬢からゴブリン討伐の報酬の銅貨十五枚が提示された。
この金額は、安宿に一泊すれば消える程度のお金だが、初めての報酬にリオンはそのお金を握りしめながら歓喜していた。
少しして、我に返ったリオンはずっと気になっていたことを聞くために受付嬢に話しかけた。
「あの、すいません。あれはいったいなにをやっているのでしょうか?」
そう言いながらリオンは、先ほどの治癒術士を指差しながら尋ねる。
「あれは、フリーのヒーラーによる臨時の治療院ですね。あの方はパーティメンバーがいないため討伐系の依頼が受けられないので、ああして収入を稼いでいるんですよ」
ヒーラーが単独で討伐依頼を受けに行くなど確かに自殺行為だ。
ああいうお金の稼ぎ方もあるのだなと、感心していた。
「あれって、誰にでも貸してくれるんですか?」
「は、はい……。事前に申請していただければギルドの一部をお貸しすることはできますが?」
「……なるほどな。ありがとうございます。興味本位で聞いただけなので、俺たちはこれで失礼します」
リオンたちは、受付嬢に礼を言ってからギルドを後にした。
「リオンさん……いったいなにを企んでいるんですか?」
ギルドから離れて今日の泊まるところを探していると、アリシアからそのようなことを言われた。
「……なんでそう思ったんだ?」
「いくら興味本位といっても不自然でしたよ。なにか考えでもあるんですか?」
「まあ、ちょっとな。……でも今は宿屋を探すほうが先だ。早いとこ見つけないと下手したら野宿になるかもしれないしな」
「わかりました……でも……」
そこでアリシアはいったん言葉を止め、一呼吸入れてから次の言葉を続けた。
「それとは別に、リオンさんのことがもっと知りたくなったので宿屋を見つけたら教えてくださいね。……特にリオンさんが使い、死霊術について」
「ああ、約束する……」
いつになく真剣な眼差しをしたアリシアに、リオンは教えられることはすべて教えることにしようと、胸中でそう覚悟していた。
突然の戦闘にも関わらず、一パーティを全滅させたリオン。
大きく息を吐き捨てながら刀を鞘に戻すと、アリシアのほうへ体を向ける。
「終わったぞ、アリシア」
「……さすがですねリオンさん。それに比べて私は最初以外、なにもできませんでした」
ほとんど戦闘に参加できていなかったことにアリシアは落胆している様子だった。
「気にするな。元々、そういう指示を送っていたんだし、自分の身を守っていたおかげでこっちも戦いに集中できたんだから」
「……そうですか。ジャマにならなくて本当によかったです」
「それじゃあ、そろそろ戻ろうか?」
「は、はい。あ、でも……この人たちはどうしましょうか?」
アリシアは、周りに倒れているハリソン一味を見ながら紫音に質問する。
「当然、こいつらも連れていくよ。こんな面倒ごとに二度と巻き込まれないようにギルドに報告しなくちゃいけないからな」
「……ですが、この人数をどうやって?」
十人以上の数に全員気絶しているため歩かせることもできない。もちろん、全員を担ぐなど無理な状況なのだが、リオンにはなにか考えがあるようだ。
「これくらいの数なら問題ないよ。俺に任せておけ」
そうして、リオンたちはある方法を使って、アトラスへの帰路へとつくのだった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
ここはアトラスの玄関口となる門。
夕暮れの中、その門には二人の衛兵が暇そうにしながら立っていた。
「ふあぁあ、ねみぃ……」
「オイ、あくびをするな! 衛兵がそんなのでは、敵が来てもすぐに対処できないだろうが!」
「固いこと言わないでくださいよ先輩。そろそろ交代の時間ですし、終わったら一杯飲みに行きません?」
後輩の衛兵は、酒を飲む仕草をしながら呑気にそう聞いていた。
「まったくお前は……まあ、仕事が終わったら付き合っても……ん?」
「どうしました先輩?」
「……向こうからなにか近づいてきているぞ?」
「こんな時間に入国者ですか?」
「……いや、あれは!? ま、魔物だ! 魔物の襲撃だ!」
二人のはるか前方に巨大な影が見えていた。
明らかに人ではない、その影を見て衛兵はそう判断していた。
「ど、どうしますか? 軍に連絡しますか?」
「そ、そうだな……。軍もそうだが、念のためギルドにも連絡して応援を頼んだほうがよさそうだな。……お前はすぐにこのことを軍とギルドに――」
「あの……すいません……」
慌てて対処しようとしている二人のところにリオンが姿を現した。
「っ!? な、なんだお前!? どこから出てきた!」
「そんなことより君! すぐに門の中に入れ! すぐそこに魔物が来ているんだぞ!」
「それなら大丈夫です。あれ、俺のなんで」
「……はあっ!?」
リオンのとんでもない発言に衛兵は、目を見開きながら驚いていた。
衛兵たちを驚かせていた魔物は、実はリオンが創り出したアンデッドだった。
過去にリオンが討伐したジャイアントオークとゴブリン・ロードの亡骸を素体としており、今回は荷物運びのために呼び出していた。
衛兵に森で起きたことを話していると、その間にアリシアとリオンのアンデッドたちが荷物を連れて到着した。
オークとゴブリンの後ろには骨で作られた檻のようなものがあり、その中にハリソンたちが押し込まれている。
事情を聞いた衛兵たちは、オークたちに驚きながらもリオンたちの話を真剣に聞いていた。
「失礼だが、君のギルドカードを見せてもらってもいいかな?」
「……え? 別にいいですけど……」
突然、衛兵からそのようなことを言われたが、特に断る理由もないので素直に渡すことにした。
しかし、リオンのギルドカードを見ると、なぜか衛兵たちは眉をひそめている。
「君、本当にFランクなのかい?」
「ええ、そうですよ。ちなみに、今日冒険者になったばかりです」
「本当に君が全員、倒したのか? 彼らを調べてみたが、ほとんどがCランクでFランクの君じゃあ歯が立たない相手なんだが……」
どうやらランクを見てリオンたちの仕業だと信じていないようだ。
リオンとしては、その前にハリソンたちがそれほど高いランクだとは思わず、胸中で驚きの声を上げていた。
「本当ですよ」
「しかも、死霊術師なんて戦闘職、聞いたことがないんだが……」
「あれを見ても信用できませんか? あいつらは俺が使役している魔物なんで、俺の声一つであなたたちを襲わせることもできるんですよ」
半ば脅迫的な言い方をしながら後ろに控えているオークたちを指差す。
これには、さすがの衛兵も怯えてしまい、「すいませんでした」と謝りながらギルドカードを返してきた。
「ひ、ひとまず、こいつらのことはギルドに報告しておきますので、もう行っても大丈夫ですよ」
「では、後のことはよろしくお願いしますね」
そう言い残して、リオンは衛兵にハリソンたちのことを任せてその足でギルドへと向かった。
「この度は申し訳ございませんでした」
ギルドに入ると、登録の際に手続きをしてくれた受付嬢がリオンたちの姿を見て突然、謝罪の言葉を述べてきた。
「ど、どうしますか?」
「ハリソンのパーティがリオンさんたちに多大なご迷惑をおかけしたようで……調書を取ったのち、ハリソンらには厳正な処罰が下されますので、これからも当ギルドのご利用をお願いいたします」
(もう、ギルドに伝わっていたのか……)
衛兵の仕事の速さに感嘆しながらリオンはここに来た当初の目的を果たすことにする。
「後のことはそちらにお任せするので頭を上げてください。それよりも、依頼を達成したのでその報告をお願いします」
「さっそく討伐しに行ったんですね。……それで、討伐部位はどちらに?」
「ああ、今出しますね。それからどうも依頼の内容に手違いがあったようで、ホブゴブリンやゴブリンメイジもいたんですよ」
「……おかしいですね。事前に調査ではそのようなことは聞いていませんでしたが?」
「実際に見てもらったほうが早いですね」
「……はい? 実際とは……」
受付嬢の質問に答える前にリオンは影の中から洞窟内で討伐したゴブリンたちを取り出した。
ギルドの床に、ゴブリンの他にホブやメイジなどのゴブリンがドンと置かれていた。
「っ!? こ、これは……」
「……あの、こういう場合の報酬ってどうなるんでしょうか? ただのゴブリンが討伐対象なのにこれでは報酬の上乗せをしてもらわないと割に合いません」
アリシアが、依頼内容の誤りについてそう抗議するが、受付嬢は首を横に振りながら謝罪した。
「申し訳ありませんが、その場合でも報酬はあらかじめ依頼書に書かれている値段になります。何分、規則ですのでこちらではどうすることもできません」
「……そ、そんな……」
「どうしようもないなら、もういいです。アリシアもありがとうな」
「い、いえ……ありがとうございます。今日はもう遅いので明日にでも、討伐部位以外を素材屋に行って買い取ってもらいましょう。いくらかお金になるはずです」
「そうするか。……ん? あれって……」
ふとリオンの視界の端にある光景が映った。
それは最初、ギルドに訪れたときにも見かけた治癒術師の姿だった。
最初のときと同じようにギルドの一画を間借りして出張版の治療院を開いている。今もケガをしたらしい冒険者を相手に治療を行っている。
「リオンさんにアリシアさん、こちら依頼の報酬となります」
リオンがよそ見している間に受付嬢からゴブリン討伐の報酬の銅貨十五枚が提示された。
この金額は、安宿に一泊すれば消える程度のお金だが、初めての報酬にリオンはそのお金を握りしめながら歓喜していた。
少しして、我に返ったリオンはずっと気になっていたことを聞くために受付嬢に話しかけた。
「あの、すいません。あれはいったいなにをやっているのでしょうか?」
そう言いながらリオンは、先ほどの治癒術士を指差しながら尋ねる。
「あれは、フリーのヒーラーによる臨時の治療院ですね。あの方はパーティメンバーがいないため討伐系の依頼が受けられないので、ああして収入を稼いでいるんですよ」
ヒーラーが単独で討伐依頼を受けに行くなど確かに自殺行為だ。
ああいうお金の稼ぎ方もあるのだなと、感心していた。
「あれって、誰にでも貸してくれるんですか?」
「は、はい……。事前に申請していただければギルドの一部をお貸しすることはできますが?」
「……なるほどな。ありがとうございます。興味本位で聞いただけなので、俺たちはこれで失礼します」
リオンたちは、受付嬢に礼を言ってからギルドを後にした。
「リオンさん……いったいなにを企んでいるんですか?」
ギルドから離れて今日の泊まるところを探していると、アリシアからそのようなことを言われた。
「……なんでそう思ったんだ?」
「いくら興味本位といっても不自然でしたよ。なにか考えでもあるんですか?」
「まあ、ちょっとな。……でも今は宿屋を探すほうが先だ。早いとこ見つけないと下手したら野宿になるかもしれないしな」
「わかりました……でも……」
そこでアリシアはいったん言葉を止め、一呼吸入れてから次の言葉を続けた。
「それとは別に、リオンさんのことがもっと知りたくなったので宿屋を見つけたら教えてくださいね。……特にリオンさんが使い、死霊術について」
「ああ、約束する……」
いつになく真剣な眼差しをしたアリシアに、リオンは教えられることはすべて教えることにしようと、胸中でそう覚悟していた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
没落ルートの悪役貴族に転生した俺が【鑑定】と【人心掌握】のWスキルで順風満帆な勝ち組ハーレムルートを歩むまで
六志麻あさ
ファンタジー
才能Sランクの逸材たちよ、俺のもとに集え――。
乙女ゲーム『花乙女の誓約』の悪役令息ディオンに転生した俺。
ゲーム内では必ず没落する運命のディオンだが、俺はゲーム知識に加え二つのスキル【鑑定】と【人心掌握】を駆使して領地改革に乗り出す。
有能な人材を発掘・登用し、ヒロインたちとの絆を深めてハーレムを築きつつ領主としても有能ムーブを連発して、領地をみるみる発展させていく。
前世ではロクな思い出がない俺だけど、これからは全てが報われる勝ち組人生が待っている――。
『スローライフどこ行った?!』追放された最強凡人は望まぬハーレムに困惑する?!
たらふくごん
ファンタジー
最強の凡人――追放され、転生した蘇我頼人。
新たな世界で、彼は『ライト・ガルデス』として再び生を受ける。
※※※※※
1億年の試練。
そして、神をもしのぐ力。
それでも俺の望みは――ただのスローライフだった。
すべての試練を終え、創世神にすら認められた俺。
だが、もはや生きることに飽きていた。
『違う選択肢もあるぞ?』
創世神の言葉に乗り気でなかった俺は、
その“策略”にまんまと引っかかる。
――『神しか飲めぬ最高級のお茶』。
確かに神は嘘をついていない。
けれど、あの流れは勘違いするだろうがっ!!
そして俺は、あまりにも非道な仕打ちの末、
神の娘ティアリーナが治める世界へと“追放転生”させられた。
記憶を失い、『ライト・ガルデス』として迎えた新しい日々。
それは、久しく感じたことのない“安心”と“愛”に満ちていた。
だが――5歳の洗礼の儀式を境に、運命は動き出す。
くどいようだが、俺の望みはスローライフ。
……のはずだったのに。
呪いのような“女難の相”が炸裂し、
気づけば婚約者たちに囲まれる毎日。
どうしてこうなった!?
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
異世界転生特典『絶対安全領域(マイホーム)』~家の中にいれば神すら無効化、一歩も出ずに世界最強になりました~
夏見ナイ
ファンタジー
ブラック企業で過労死した俺が転生時に願ったのは、たった一つ。「誰にも邪魔されず、絶対に安全な家で引きこもりたい!」
その切実な願いを聞き入れた神は、ユニークスキル『絶対安全領域(マイホーム)』を授けてくれた。この家の中にいれば、神の干渉すら無効化する究極の無敵空間だ!
「これで理想の怠惰な生活が送れる!」と喜んだのも束の間、追われる王女様が俺の庭に逃げ込んできて……? 面倒だが仕方なく、庭いじりのついでに追手を撃退したら、なぜかここが「聖域」だと勘違いされ、獣人の娘やエルフの学者まで押しかけてきた!
俺は家から出ずに快適なスローライフを送りたいだけなのに! 知らぬ間に世界を救う、無自覚最強の引きこもりファンタジー、開幕!
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる