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第一章 死霊術師編
初めての仲間
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「そうだったんですか……それで旅を……。羨ましいです。リオンさんは師匠から提案されて旅をしているというのに私なんか追放ですよ。天と地ほどの差がありますね……」
リオンからこれまでの経緯について簡単に説明した後、なぜかアリシアはリオンに羨望の眼差しを送っていた。
「……とは言っても、こっちは別に旅なんかしなくてもよかったんだけどね」
「でも、その師匠がリオンさんに旅を勧めたのって教えることがなくなったからじゃないですか? それだけリオンさんが優秀だっていうことですよ。……私なんか家族や城の人間から無能と蔑まれてきたんですから、リオンさんが羨ましいです……」
(……いくらなんでも悲観的すぎないか、こいつ? どんだけ自分を卑下しているんだよ)
あまりにもネガティブ思考なアリシアの言動の数々にこっちまで気が滅入りそうになっていた。
「それにリオンさん……剣術だけでなく、魔法にも長けているなんて私とはホント大違いです」
「ま、まあ、魔法に関しては師匠に相当鍛えられてきたからな……」
「……あ、魔法で思い出しましたが、先ほどの戦闘でリオンさん、杖なしで魔法を発動させていましたよね?」
「ん? そうだけど……それがどうした?」
「ど、どうしたって、普通魔法の発動には杖などの補助道具が必須なんですよ」
「そ、そうなのか?」
初めて知った事実にリオンは驚かずにはいられなかった。
「私はそう教えられましたよ。魔法のコントロールや術式の展開など魔法を発動する際に補助してくれる役割があるとか……。一応杖などがなくても魔法は発動しますが、威力が弱くなったり制御がうまくいかなかったりするそうです」
「……おかしいな。師匠の頃は杖なしの魔法使いはそう珍しくないって言っていたけど」
「そ、そうなんですか……? あ、でも、大昔はそういう時代があったってなにかの本で読んだことがあります。その師匠っていう人、ずいぶんと古風な考えを持っているお方なんですね」
「ま、まあな……」
古風というよりその時代を生きていたリッチなのだから元々杖を用いて魔法を発動させるという考えを持っていない。
そのことを伝えようか迷ったが、リッチという一種の魔物を連想するような言葉で警戒される恐れを考慮してここは黙っておくことにした。
「それともう一つ質問ですが、死霊術っていったいなんなんですか? 私、初めて見ました」
「……お前も知らないのか……? やっぱり師匠の言う通り死霊術を扱えるものはもういないのかな……?」
死霊術が忘れ去られていたこと嘆きつつ、アリシアに死霊術について教えることにした。
「これも師匠に教わった魔法の一つだよ。死者の魂と密接に関わっている魔法で、できることと言えば、さっきみたいにアンデッドの創造や逆にアンデッド系の魔物に対して有効な魔法がいくつか持っているところかな……」
「少しだけ……ですが、教会の人間と似たようなことができるんですね?」
「……教会?」
リオンはその「教会」という言葉に聞き覚えがあった。
つい先日、旅に出る際に師匠のロゼッタの口から言われた言葉だった。
「教会というのは、この世界の創造神を信仰している巨大組織です。協会ではプリーストと呼ばれる治癒や浄化魔法などに長けた人材を育成していまして、そのプリーストの主な仕事というのが、人々を癒したり、アンデッドを浄化したりしているんです」
「……なるほど。それで似ているって言ったのか」
「その他にもポーションなどの薬の製造し、それを販売したり中には神の力を一時的に行使できる者がいるとも聞いています」
「最後のはなんだかウソっぽい話だな……」
(しかし話を聞いていると、教会の人間は死霊術と同じことができるみたいだな。……もしかして、そのことと関係があるから師匠も気を付けろって言ったのかな?)
アンデッドの退治という点からしてみれば、プリーストと死霊術士は同業者みたいなもの。それが原因で教会から敵視されているのかもしれない。
(……それにしてもアリシアの話を聞く限り、俺は相当な世間知らずのようだな。師匠が大昔に得た知識も今となっては役に立つ場面も少なそうだし……)
度々感じていた自分とアリシアとの間に生じるズレから先行きが不安になり、リオンはある提案を投げかけてみる。
「なあ、アリシア? お前、どこか行くアテはあるのか?」
「えっ!? い、いいえ。そんなのあるわけないですよ。私はずっと城の中で過ごしてきたんですよ。そんな私が外に知り合いがいるはずないでしょう」
「……まあ、そうだろうな。だったら、俺と一緒に来るか?」
「……えっ?」
「どうも俺は一般常識が欠けているみたいだからな。アリシアがいてくれると心強いんだが……ダメか?」
勧誘を試みると、アリシアは少しの時間、意識を失くしたように呆けた後、ハッと意識を取り戻して言った。
「こ、ここんな私でいいんですか!?」
「これもなにかの縁だし、どうせ行くアテがないなら一緒に来るかって話なんだが……」
「で、でも私、攻撃できない欠陥品ですよ……」
「それなら俺は、世間知らずで一般常識が乏しい欠陥品だぞ」
何度か理由をつけて断ろうとするが、その度にリオンは説得していた。
やがて、アリシアは口を噤み、なにかを決心したような顔をしながらリオンに言った。
「こ、こんな私でよければリオンさんの旅に同行させていただけませんか?」
「ああ、これからよろしくなアリシア」
そして二人は、固い握手を交わした。
こうしてリオンに同世代の、それも初めての仲間ができたのだった。
「よろしくお願いします。……ところでリオンさんはこれからどこに行くつもりだったんですか?」
「一応、冒険者になりに王都のルーンディアスに向かっていたところなんだよ。地図によれば、この先にあるはずなんだが……」
「……っ? 大変言いづらいですがリオンさん、この先に王都はありませんよ」
「…………えっ!?」
どうやら、前途多難な旅になりそうだ。
初っ端から失敗してしまったリオンは、そんな予感を覚えていた。
リオンからこれまでの経緯について簡単に説明した後、なぜかアリシアはリオンに羨望の眼差しを送っていた。
「……とは言っても、こっちは別に旅なんかしなくてもよかったんだけどね」
「でも、その師匠がリオンさんに旅を勧めたのって教えることがなくなったからじゃないですか? それだけリオンさんが優秀だっていうことですよ。……私なんか家族や城の人間から無能と蔑まれてきたんですから、リオンさんが羨ましいです……」
(……いくらなんでも悲観的すぎないか、こいつ? どんだけ自分を卑下しているんだよ)
あまりにもネガティブ思考なアリシアの言動の数々にこっちまで気が滅入りそうになっていた。
「それにリオンさん……剣術だけでなく、魔法にも長けているなんて私とはホント大違いです」
「ま、まあ、魔法に関しては師匠に相当鍛えられてきたからな……」
「……あ、魔法で思い出しましたが、先ほどの戦闘でリオンさん、杖なしで魔法を発動させていましたよね?」
「ん? そうだけど……それがどうした?」
「ど、どうしたって、普通魔法の発動には杖などの補助道具が必須なんですよ」
「そ、そうなのか?」
初めて知った事実にリオンは驚かずにはいられなかった。
「私はそう教えられましたよ。魔法のコントロールや術式の展開など魔法を発動する際に補助してくれる役割があるとか……。一応杖などがなくても魔法は発動しますが、威力が弱くなったり制御がうまくいかなかったりするそうです」
「……おかしいな。師匠の頃は杖なしの魔法使いはそう珍しくないって言っていたけど」
「そ、そうなんですか……? あ、でも、大昔はそういう時代があったってなにかの本で読んだことがあります。その師匠っていう人、ずいぶんと古風な考えを持っているお方なんですね」
「ま、まあな……」
古風というよりその時代を生きていたリッチなのだから元々杖を用いて魔法を発動させるという考えを持っていない。
そのことを伝えようか迷ったが、リッチという一種の魔物を連想するような言葉で警戒される恐れを考慮してここは黙っておくことにした。
「それともう一つ質問ですが、死霊術っていったいなんなんですか? 私、初めて見ました」
「……お前も知らないのか……? やっぱり師匠の言う通り死霊術を扱えるものはもういないのかな……?」
死霊術が忘れ去られていたこと嘆きつつ、アリシアに死霊術について教えることにした。
「これも師匠に教わった魔法の一つだよ。死者の魂と密接に関わっている魔法で、できることと言えば、さっきみたいにアンデッドの創造や逆にアンデッド系の魔物に対して有効な魔法がいくつか持っているところかな……」
「少しだけ……ですが、教会の人間と似たようなことができるんですね?」
「……教会?」
リオンはその「教会」という言葉に聞き覚えがあった。
つい先日、旅に出る際に師匠のロゼッタの口から言われた言葉だった。
「教会というのは、この世界の創造神を信仰している巨大組織です。協会ではプリーストと呼ばれる治癒や浄化魔法などに長けた人材を育成していまして、そのプリーストの主な仕事というのが、人々を癒したり、アンデッドを浄化したりしているんです」
「……なるほど。それで似ているって言ったのか」
「その他にもポーションなどの薬の製造し、それを販売したり中には神の力を一時的に行使できる者がいるとも聞いています」
「最後のはなんだかウソっぽい話だな……」
(しかし話を聞いていると、教会の人間は死霊術と同じことができるみたいだな。……もしかして、そのことと関係があるから師匠も気を付けろって言ったのかな?)
アンデッドの退治という点からしてみれば、プリーストと死霊術士は同業者みたいなもの。それが原因で教会から敵視されているのかもしれない。
(……それにしてもアリシアの話を聞く限り、俺は相当な世間知らずのようだな。師匠が大昔に得た知識も今となっては役に立つ場面も少なそうだし……)
度々感じていた自分とアリシアとの間に生じるズレから先行きが不安になり、リオンはある提案を投げかけてみる。
「なあ、アリシア? お前、どこか行くアテはあるのか?」
「えっ!? い、いいえ。そんなのあるわけないですよ。私はずっと城の中で過ごしてきたんですよ。そんな私が外に知り合いがいるはずないでしょう」
「……まあ、そうだろうな。だったら、俺と一緒に来るか?」
「……えっ?」
「どうも俺は一般常識が欠けているみたいだからな。アリシアがいてくれると心強いんだが……ダメか?」
勧誘を試みると、アリシアは少しの時間、意識を失くしたように呆けた後、ハッと意識を取り戻して言った。
「こ、ここんな私でいいんですか!?」
「これもなにかの縁だし、どうせ行くアテがないなら一緒に来るかって話なんだが……」
「で、でも私、攻撃できない欠陥品ですよ……」
「それなら俺は、世間知らずで一般常識が乏しい欠陥品だぞ」
何度か理由をつけて断ろうとするが、その度にリオンは説得していた。
やがて、アリシアは口を噤み、なにかを決心したような顔をしながらリオンに言った。
「こ、こんな私でよければリオンさんの旅に同行させていただけませんか?」
「ああ、これからよろしくなアリシア」
そして二人は、固い握手を交わした。
こうしてリオンに同世代の、それも初めての仲間ができたのだった。
「よろしくお願いします。……ところでリオンさんはこれからどこに行くつもりだったんですか?」
「一応、冒険者になりに王都のルーンディアスに向かっていたところなんだよ。地図によれば、この先にあるはずなんだが……」
「……っ? 大変言いづらいですがリオンさん、この先に王都はありませんよ」
「…………えっ!?」
どうやら、前途多難な旅になりそうだ。
初っ端から失敗してしまったリオンは、そんな予感を覚えていた。
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